5月21日(土) 国際協力事業団(JICA)が昨年までの二十五年間、サンパウロ州観光局森林院に対し協力してきた事業の歴史がこのたび、一冊の本にまとめられた。 「25年の協力 JICA―森林院」と題され、林業研究プロジェクト、森林環境保全、第三国への技術移転の三つの事業を柱にその軌跡を振り返っている。 監修者の一人、山添源二 ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
サンパウロの名所=気取らない視点で=村上さんが写真展
5月21日(土) 来年七十歳の写真家村上カリストさんは、ヴォルピやレボーロら多くの画家と親交を結び、作品のみならず、展覧会に集まる美術関係者もカメラに収めてきた。アルヴァレス・マシャド市生まれ、サンパウロ市に移ってきたのは一九六三年。翌年からヴォルピとの家族ぐるみの付き合いが始まったそうだ。「絵の中に四十年いますね」の言葉には ...
続きを読む »東洋人街を改善しよう=敏腕家のセ地区長が意欲=コーディネータ役に日系ヒロさんを登用=対話集会に200人
5月20日(金) 「ヒロは、リベルダーデにおける私の目であり耳だ」。サンパウロ市セ地区役所のアンドレア・マタラーゾ地区長は十六日夜、ニッケイパラセ・ホテルで開催された「東洋系コミュニティとの対話集会」で高らかに宣言した。コーディネータの任務を任されたのはフェルナンド・ヒロさん(45、二世)。日系人を代表に登用し、治安を良くする ...
続きを読む »中央銀行COPOM=基本金利、19.75%に=9カ月連続の上昇=産業界「減速経済に追い打ち」=見直し問われるインフレ対策
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】中央銀行の通貨政策委員会(COPOM)は十八日、基本金利(SELIC)を九カ月連続で引き上げ一九・七五%とした。産業界は、金利の引き上げ継続と一時休止とする見方で二分した。広範囲消費者物価指数(IPCA)は四月から五月の間に、〇・七〇%から〇・八七%へ上昇した。しかし、消 ...
続きを読む »過去2番目の森林破壊=政府目標大幅に上回る=大豆生産地、麻州で著しく
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ブラジルの森林が一年間で二万六〇〇〇キロ平米にわたり消滅し、自然環境の破壊が進んでいる。宇宙調査院が衛星写真を分析して明らかにしたもので、二〇〇三年八月から〇四年八月までで、前年比六%の増加となった。政府目標が二%だったことから環境省では懸念を示し、政府の対応が迫られてい ...
続きを読む »フェベンで今年28度目の暴動=5年ぶりに拳銃まで使われる=サンパウロ市
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙、アゴーラ紙十九日】州立未成年者支援財団(Febem)のラポーゾ・タヴァーレス更生施設(サンパウロ市西部)で十八日早朝、収容されている少年らが集団逃亡を図ろうとし、その後暴動を起こした。 暴動は午前五時半ごろ、第三十七施設に収容されている少年が三十八口径の拳銃を警備員に向けて発 ...
続きを読む »納税のため140日働く=必要経費支出でさらに112日
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】ブラジル国民は今年、国、州、市への税金を収めるため百四十日間、言い換えると四カ月と十八日間を費やさなければならない。これでいくと、今年一月一日から五月二十日まで、ただ税金を払うためにあくせく働いてきたことになる。 ブラジル税制企画院(IBPT)が、消費、所得、財産にかか ...
続きを読む »東西南北
5月20日(金) サンパウロ州法務長官から司法審議会メンバーに昇格するはずだったアレシャンドレ・モラエス氏が上院本会議で足止めを食った。同氏は上院法制委員会で承認され、上院本会議での拒絶は予期していなかった。上院では与野党が議会調査委員会(CPI)の設置を巡り攻防戦を展開していた。 ◎ サンパウロ州内の刑務所二十七 ...
続きを読む »深刻なトラウマ残す営利誘拐=被害者が全貌公表=交渉不成立のたび死を覚悟=17日目にシャワー浴びる
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十五日】身代金目的の営利誘拐は以前より鳴りをひそめたものの、昨年はサンパウロ州で百十二件発生、今年に入ってすでに二十八人が被害者となっており、犯罪の根強さを示している。犯人らは周到な計画を練っていることから検挙数も少数に限られている。警察では一千件以上の誘拐事件のあらまし、容疑者 ...
続きを読む »国際競争力は世界第51位=高金利と非効率な政策が足引く
5月20日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】国際競争力でブラジルは今年、世界ランキングの五十一位となった。昨年は五十三位だったことから二つランクアップとなった。都市部門ではサンパウロ市が四十三位となり、昨年の四十七位から上昇した。 この分野で世界的な権威のスイスのマネージメント・デベロップメントが毎年六十カ国を調 ...
続きを読む »