10月9日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ市八日】ロシアでブラジル国産のゴール車が初めて走り回る。フォクスワーゲンがロシア向けに初めて輸出に成功したもので、先程その第一陣が同国に到着した。これに続き年内に一千五百台の船積が予定されており、フォクスワーゲン社は新市場分野として期待している。 フォクスワーゲン社は今年に入り輸 ...
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いまどきの日本の若者には珍しい=勤労精神発揮する19歳=コチア農校で自費研修=浪速っ子の大野君=南米諸国の同僚たちも注目
10月9日(土) サンパウロ市から北東に約八十キロ、コチア農業学校で今年の六月から自費研修に励んでいる日本の若者がいる。同校で研修中の南米諸国の同輩たちから〃勤労の鑑〃として注目を集める。生まれも育ちも大阪という純浪速っ子の大野亮君、高校卒業の十九歳だ。父親が亮君と同じ年代の時に、フィリピンで一年間、初めての海外生活を体験して ...
続きを読む »バイオ関連法案が上院通過=大豆生産者に朗報=遺伝子組み換え大豆を植え付け=下院承認まで暫定令
10月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】上院は六日、バイオ関連法代案を賛成五十三票、反対二票で可決した。これで遺伝子組み換え(GMs)大豆の生産販売が解禁された。幹細胞の研究は、三年間凍結したものに培養を公認した。上院が承認した代案は、下院でGMsの販売と研究を禁じた法案を却下するものとなった。同代案は下院へ回さ ...
続きを読む »工業界、生産能力をフル稼動=史上初の高水準=需要回復さらに年末に照準
10月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】七月に需要が落ち込んだことで、経済成長にかげりが出たかに見えたが、八月に入り回復し再びサイクルが回り始めた。販売の増加に伴い八月の工業界の平均稼動率は八三・三%となり、設備能力の限界といえるフル稼動となり、史上初の高水準を記録した。昨年同月は七九%だった。業界筋は輸出が好調 ...
続きを読む »人身売買の撲滅を=国連主導の国際協定に加盟
10月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】トマス法相はゴイアニア州ゴイアス市で六日、人身売買を撲滅するため取り締まりを徹底するとの決意を明らかにした。このため国連主導で設立される麻薬および犯罪防止国際協定に加盟する意向を示した。この協定は世界五十ヵ国が加盟を表明している。とくに人身売買については麻薬と同様に国際組織 ...
続きを読む »獄中で再選果たす=殺人委託容疑の前市長を釈放
10月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】ミナス州北西部ウナイー市ブラジリアから百八○キロの現市長が獄中で再選を果した。再選されたのはマニカ現市長で、八月に四人の殺人を委託したかどで逮捕されていた。選挙法により、当選が決った時点で釈放の身となった。同市長の支持は圧倒的で、町中あけての釈放パレードとなった。刑務所から ...
続きを読む »決選で大統領が檄=党総動員でサンパウロ市支援を指示
10月8日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙六日】ルーラ大統領は五日、プラナルト宮に全閣僚とPT党幹部および六市で一次当選した市長を召集し、決選投票に向けての対策を協議した。席上、大統領は全員に必要とあらば現地入りすることを指示した。とくにサンパウロ市を最優先として、すでに一次で当選を決めたレシフェ市のジョン・パウロ氏とア ...
続きを読む »今度は風邪ワクチン=英国メーカーが回収開始
10月8日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】化膿止め薬品VIOXXの販売禁止に続き、英国のChiron製薬は風邪用ワクチン「FLUVIRIN」の製造を禁止した。同ワクチンは、ブラジル国内でも大量に輸入している。 同薬品は服用後、アレルギー症状を引き起こす可能性があるという。英国では すでに五千万アンプルを回収した。 ...
続きを読む »MRP式旅券は注意=米国入国の場合ビザ必要=10月26日から
10月8日(金) 十月二十六日から、機械読み取り(MRP)式パスポート以外の人は、アメリカを訪問・通過する場合にビザが必要となる。ブラジル内でMRP式旅券を発行しているのはサンパウロ総領事館だけなので、それ以外の公館で取得した人は、米国経由で日本に行く場合などにビザが必要となる可能性がある。非MRP式旅券でビザなしの場合、米国 ...
続きを読む »コラム 樹海
これは文芸評ではない。さきごろ本紙連載が完結した故人小野正さんの自分史『アマゾン移民少年の追憶』が、わたしたち編集部員の予想をはるかに超えて好評だったことを伝えたいのである。小説のような自叙伝だった。「よかった」と感想をもらした人たちはさまざまだった▼小野さんと同じような体験をした子供移民(準二世)、こどもに読ませたいという戦 ...
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