日本人の口に一番合うブラジル料理は何か―といえば、エビや魚をトマトで煮込んだムケッカでは。しかもカピシャーバ風(エスピリットサント州)のそれが、一番合う。バイーア風ムケッカも有名だが、くせの強いデンデ油と、好き嫌いのあるココナッツミルクが必ず入っている。 この二つが入っていないカピシャーバ風ムケッカは、くせがなく実にマイルド ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
やまと心の森林農法=アマゾン移住90周年に想う=神奈川県在住 松田パウロ=(中)
熱帯の知性 ブラジル国の日本人移民の初期の指導者として、南伯に東山農場の山本喜誉司。北伯に平賀練吉。敬称略は、歴史に名を刻む偉大な名前の証。 共に東京帝国大学で林学を専攻されているのは偶然ではない。 ブラジル国は日本人農業移住者を受け入れる111年前から、大農園の耕作放棄地は拡大していた。 豊かな土壌を使い捨てるサトウキ ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(152)
4月9日、ヨシオは助け合うという精神をもって、帰途につくマサユキを連れ、アララクァーラ向けの汽車にのった。 ヨシオは房子に大歓迎を受けた。 「あなたがきてくれて、よかった。本当に助かるわ!」 夫の従兄弟を大喜びで迎えいれた。 ヨシオが従兄弟の農園でやる仕事は、自分の家の仕事とあまり変わらなかった。畑を耕し、除草をし、水を ...
続きを読む »世界一の洋上書店がリオに=80万冊の本を載せて6日まで
全長132・5メートル、9階建ての大型船舶を使った、世界一の洋上書店ロゴス・ホープ号がリオのプラッサ・マウア埠頭に停泊している。 ロゴス・ホープ号のブラジル寄港は初めてで、アルゼンチンからブラジルを経てカリブ海に向かう。8月中はサンパウロ州のサントス港に停泊していたが、9月18日にリオ市に着いた。リオ市の後は、エスピリトサン ...
続きを読む »東西南北
昨日付本欄でも報じたサンパウロ市北西部で9月29日に起きた9歳の少女、ライッサ・エロア・カパレリ・ダドーナさん殺害事件は、12歳の少年が殺害したことを正式に認めた。少年によると、学校のフェスタから3・5キロ先のアニャンゲーラ公園まで手をつないで連れて行き、しばらく一緒に遊んだが、手や木材で殴打した後、木の幹に縛り付け、首を絞め ...
続きを読む »北山たけし、アサイ公演大盛況=歌唱、演奏、殺陣に会場熱狂
日本のNHK紅白歌合戦にも出場した大人気演歌歌手・北山たけしのブラジル初公演「北山たけしブラジル移民111周年記念スペシャルコンサート」(池田マリオプロダクション主催)が9月29日午後、パラナ州アサイ市のアサイ文化協会会館で行われた。人口約1万5千人の小さな町に、約350人が詰めかけ、会場は大いに盛り上がった。 北山たけしは ...
続きを読む »多文化体験イベント6日=難民W杯に合わせて開催
アフリカ、中南米、シリアなどから難民として近年ブラジルで生活を始めた人々やインディオの文化を紹介する多文化体験イベント『フェイラ・クルトゥラル』が、6日(日)午前10時から午後7時までサンパウロ市スポーツセンター(Alameda Iraé, 35 – Moema)で開催される。入場無料。 7月からブラジルの6都市 ...
続きを読む »元サ紙の吉永記者が来社=ブラックロードの嵐さんも
サンパウロ新聞社で福岡支局長を勤めていた吉永拓哉さん(42、福岡県)が来伯し、友人の嵐よういちさん(50、東京都)と赤山貴文さん(42、北海道)と共に本紙を訪れた。 吉永さんは、昔地元福岡で暴走族副総長を務め、19歳で少年院送致となった特異な経歴を持つ。20歳で南米のエクアドルに渡り、ペルー、ブラジルなどを転々としながら、現 ...
続きを読む »《ブラジルサッカー》フラメンゴの連勝8でストップ=2位パルメイラスもドローでお付き合い
サッカーのブラジル全国選手権1部リーグ第22節の10試合が9月28~30日に行われ、首位フラメンゴと2位のパルメイラスが共に、引き分けた。 第22節の口火を切る形で9月28日に行われたフラメンゴ対サンパウロの一戦は、リオ市のマラカナンスタジアムに6万5千を超える観客を集める熱戦となったが、試合は0対0の引き分けに終わり、フラ ...
続きを読む »《ブラジル》工業生産高が世界トップ10から転落の危機=「原因は複合的」と専門家=過去の失政のツケがまわる?
2014年初めから2018年末までの5年間で、世界の工業生産は約10%増えたが、ブラジルは逆に15%減少した。そのため、ブラジルは世界の工業生産ランキングトップ10から転落する可能性があると、1日付現地紙が報じた。 専門家たちは、ブラジル工業の低迷の理由として、2015~16年の景気後退や、「隣国アルゼンチンの経済危機に伴う ...
続きを読む »