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サンパウロ 関連記事

サンパウロの地名を紐解く=ヴィラ、ジャルジン、そしてボスケ=別荘、庭園、叢林の使い分け=サンパウロ市ヴィラ・カロン在住 毛利律子

ヴェルサイユ宮殿(1789)の図面(William Robert Shepherd [Public domain], via Wikimedia Commons)

▼ヴィラ  サンパウロ市内の地図を広げると、「ヴィラ」「ジャルジン」が付いた地名がなんと多いことか――。非常に興味深いことである。  なぜかと言うと、遡れば、貴族社会のあった時代に、いわゆる、そういう階層がちょっと町の本宅を離れて、田舎で過ごすために建てられた別荘などの集まる場所を指すからである。  サンパウロにいた貴族が、ヨー ...

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9年目迎えた『カエル・プロジェクト』=帰伯デカセギ子弟を支えて=(上)=「日伯両側から問題解決を」

事務所にて中川さん(中央)とプロジェクトスタッフ

 2008年に始まった『カエル・プロジェクト』は今年で9年目を迎えた。サンパウロ州教育局と「ブラジル三井物産基金」の支援を受け、日本から帰国したブラジル人デカセギ子弟の社会適応を助けることを目的に、カウンセリングやポルトガル語の授業などを行なう。代表の中川郷子さん(60、東京都)に教育問題の現状や活動の経緯を取材した。  「日本 ...

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第8回文協主催「全伯俳句大会」=特選、秀作を一気に発表=移民の日常詠う秀作ぞろい

大会の様子

 【兼題部門】冬季一切、五句投句、投句総数は620句、投句者数は124人。特選(◎)は12句、他は秀作108句。選者は12人(アイウエオ順)。    ▼青木駿浪選 ◎冬の月苦難分ちたる妻はなく    カンポ グランデ   鈴川 麦秋  卒寿なお耕す人生まだつづく       サンパウロ  水野 昌之  牧中の移民の廃家蔓サンジョ ...

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《ブラジル》教師への暴行ランク1位=恥ずべき教育現場の実態は?

 22、23日のブラジル国内紙やサイトに、顔面から血を流している女性の写真が掲載された。この写真はブラジル南部のサンタカタリーナ州で教鞭を取る女性教師のマルシア・フリッジが、15歳の生徒から暴行を受けた直後の写真だ。  だが、この事件は教師への暴力行為のほんの一例で、国内メディアが報ずる出来事も氷山の一角に過ぎない事を示すデータ ...

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《ブラジル》連邦政府が57施設の民営化を発表=空港や造幣局に国道、港湾も=400億レの収益目指す

モレイラ・フランコ大統領府秘書室長官(Valter Campanato/Agência Brasil)

 連邦政府は23日、57の公共施設の民営化を発表し、18年までに最低でも400億レアルを確保したいとの見通しを発表した。目玉はコンゴーニャス空港と造幣局と見られている。24日付現地紙が報じている。  57施設の民営化は、これまでに進められてきた公私共同投資計画(PPI)の中でも最大規模だ。民営化の対象は、航空部門、港湾、高速道、 ...

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《ブラジル》2時間半で1件の集団強姦=暴行被害の女性は500人/時

 保健省によると、2016年は複数犯による強姦事件が3526件発生し、2時間半に1件の集団強姦発生と、20日付現地紙や23日付現地紙サイトが報じた。  全国の医療機関が届け出たデータによると、2015年の集団強姦は3132件だから、12・5%増となる。2011年と比べると、その数は124%増となる。  人口数上位3州での集団強姦 ...

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東西南北

 パラー州とバイア州で立て続けて起きてしまった船の沈没事故は現在、全国に大きな衝撃と悲しみを与えている。物理的、科学的には事故が立て続けておこる必然的な理由は何もないのだが、偶然かつ一気に起こってしまうところが、人知の及ばない不思議な運命とでも言おうか。起こってしまったことは取り返しがつかないし、それぞれの船のタイプも沈んだ状況 ...

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《ブラジル》長崎から原爆瓦を寄贈=井上祐見さん慈善公演

フレイ・ロジェリオ市市長に長崎市市長からの文書を手渡す井上祐見さん

 15回目のブラジル訪問を果たした歌手の井上祐見さん(41、愛知県)、息子の笠戸丸ともやす君(9、神奈川県)、ブラジル・日本「平和の絆」交流会の代表、中嶋年張さんが16日に来社した。6日から11日間でサンタカタリーナ州フレイ・ロジェリオ市のラーモス移住地、サンパウロ州グァタパラ移住地、ピラール・ド・スルなどを訪問し、公演を行なっ ...

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掘り出し物がたくさん=ルーテルバザー10日

来社した皆さん

 サンパウロ日系福音ルーテル教会(徳弘浩隆牧師)が10日午前10時から、同教会(Rua Pandia Calogeras, 54, Liberdade)でバザーを開く。午後3時まで。  日本から寄せられた新古衣料、古本、雑貨、アクセサリー等の掘り出し物がたくさん。中古でも質が良いため、日系・非日系問わず毎回人気で、仲買人も来場す ...

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何気ない言葉に見る教育の歪み

 間もなく3歳になる男児が、犬を連れて散歩中の人とすれ違った後に、「あの犬、馬鹿だね」と言った。その瞬間、「飼い主が気を悪くしたのでは」と案じた。だがその後、幼稚園の教師など、身近な人が「あの○は馬鹿だね」といった表現を頻繁に使っているに違いないと気づき、気が重くなった▼その言葉は本人へのものである必要はない。否、むしろ、他の子 ...

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