日本の大手派遣会社アバンセの林隆春社長の話を聞き、「在日日系人の多くは、ブラジルの貧困層を日本に再生産しているだけ」という部分があると痛感した。デカセギブームが始まった90年代前半、「先進国日本に行くんだから、連れて行った子供もブラジルより良い教育が受けられるはず」ぐらいの楽観的な気分だったが、約30年経った現在、それが「単な ...
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『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(11)
森の中の白骨死体(Ⅰ) 2005年の5月のことである。レジストロの北隣りのムニシピオ、セッテ・バーラスの警察署に、異様な届け出があった。町の北方、森の中の日本人の家で、白骨死体が見つかった──と。 そこ ...
続きを読む »《サンパウロ州》小切手詐欺多発中=銀行内に内通者の疑い=署名の偽造もさらに精巧に
サンパウロ州で小切手を使った詐欺が頻発しており、警察や銀行が注意を呼びかけていると7日付現地紙が報じた。 会社員のアンドレオッリさんは、小切手を使った数日後、銀行口座から身に覚えのない2450レアルが引き出されていることに気付いた。「自分では振り出してもいない小切手による払い出しだった」という。
続きを読む »《サンパウロ州》CPTM13号線民営化か=アウキミン知事が意向明らかに
ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事がCPTMの13号線の民営化を検討していると、7日付エスタード紙が報じている。 CPTM13号線は、グアルーリョス空港(クンビッカ)から、12号線のエンジェニェイロ・グラール駅までをつなぐ線で、本来なら14年のサッカーW杯前に完成の予定だったが、3度も工事が延期され、現在は18年3月開 ...
続きを読む »東西南北
選挙高等裁判所(TSE)でのジウマ/テメルのシャッパの裁判がはじまり、ニュースはそれで持ちきりだ。昼営業のレストランでも、それがまるでサッカーの試合でもあるかのような勢いで、軒並み、法廷での映像を流し続けるという、異例の事態が繰り広げられている。裁判では当初から予想されていた通りに激論が交わされ、とても予定されていた通りの3日 ...
続きを読む »USP=アニメから文化全般に関心深め=学術報告会で日本研究発表
サンパウロ州立総合大学の日本文化研究所で4月26日、大学院生による「学術研究報告会」が開催された。同院生には年に1度、研究を発表する機会があり、30人ほどが日本文化や歴史について日ごろの研究の成果や進捗を報告した。 サンパウロ州マイリンケ市出身のヒカルド・ベイラ・ベルトルドさん(30)は、同市で活躍する6人の日系政治家につい ...
続きを読む »名画友の会=6月の上映
サンパウロ名画友の会(五十嵐司代表)は恒例の『映画鑑賞会』を10、24の両日、昼12時半から熟連会館(Ru Dr. Siqueira Campos, 134)の2階小ホールで開催する。 参加費は一般12レ、会員10レ。上映開始15分前に集合すること。 ▼10日=「関の弥太っぺ」(1963年、山下耕作監督)、「或る夜の出来事 ...
続きを読む »『わが移民人生』掲載開始=元沖縄県人会長、山城勇さん
沖縄県人会長や沖縄文化センター理事長を歴任し、移住初期から長年コミュニティーに貢献してきた山城勇さん(89、沖縄県)の自分史『わが移民人生―おしどり米寿を迎えて』を本日から掲載する。 長男から「日本のような安全で優れた文化の国からなぜブラジルへ移住してきたのか」と質問されたのが執筆のきっかけだった。「戦争や地上戦を経験した沖 ...
続きを読む »幼児教育の現場にも人種差別の芽?
ペルナンブコ州の女性公務員が、3歳の息子の教材が人種差別にあたると判断し、7日に同州検察局に訴えた▼その教材は、二つの家族の絵から幸せそうな方を選ぶよう求めている。だが、幸せそうな顔をしている家族は白人系、悲しそうな顔をしている家族は黒人系と、肌の色が違っていた。弟の教材を見た5歳の娘は「どうして黒人の家族は悲しそうなの? 私 ...
続きを読む »マウリシオ・デ・ソウザが自伝出版=国民的漫画「モニカ」の作者
ブラジル国内では知らない人はいない国民的漫画「トゥルマ・ダ・モニカ」の作者、マウリシオ・デ・ソウザ(81)が自伝を出版し、話題となっている。 「トゥルマ・ダ・モニカ」と言えば、ブラジル国内では40~50年にわたり、子供の間では定番の漫画で、2016年の統計でも、彼は最も売れたブラジル人作家の第2位にランクイン。同作はスペイン ...
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