1日にサンパウロ市を襲った豪雨は各所で倒木や洪水を引き起こし、東部では負傷者も41人出たと2日付現地紙が報じた。 「凄い音がしたから外に出てみたら、現実離れした光景だった。道はまるで川のよう、人の頭だけが表に出ていた」―。ロドリゴ・セヴェリーノさんは、市東部の川の氾濫で、医大生が新入生歓迎のパーティーを開いていた農園の壁が倒 ...
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東西南北
ルーラ元大統領夫人のマリーザ氏が亡くなったが、これで予想されるのは「PT(労働者党)の逆襲」だろう。彼らからしたら「マリーザ氏が亡くなったのは、自分自身も被告になったラヴァ・ジャットのせいだ」で、同作戦に対する敵意と対抗姿勢を強めていくだろう。とりわけ、ルーラ氏は「マリーザの弔い合戦だ」とばかりに、自身が出馬する予定の来年の大 ...
続きを読む »パラナ日伯連合会=「もう一度、大祭典を開く」=110周年実行委員会が発足=総会で西森祭典委員長選出
移民110周年をいよいよ来年に控える中、パラナ日伯文化連合会(折笠力己知会長)は先月29日、ロンドリーナ市の同会講堂で定期総会を開催し、新体制を発足させた。5年間会長職を務めた折笠氏は勇退し、マウア・ダ・セーラ文協で日語書記(元会長)を務める上口寛氏(66、鹿児島県)を新連合会長とする単一シャッパが、出席した28支部約120人 ...
続きを読む »記念式典、10月に州議会で=移住百周年の和歌山が総会
今年10月に県人のブラジル移住百周年式典を行なう和歌山県人会が先月29日、聖(サンパウロ)市の同会会館で定期総会を行なった。記念事業の詳細や、谷口ジョゼー会長の続投が決まった。 1期2年を終えた谷口会長は、年中行事のピクニックや屋台祭り、日本祭り参加に加え、会報発刊といった試みを紹介し、将来を見据えて「次期会長を育成すること ...
続きを読む »《ブラジル》第10回キャンパスパーティー=先端技術の祭典、サンパウロ市で開幕
今年で第10回目を数える、ブラジル最大のIT、ロボットテクノロジー、ゲームの祭典であるキャンパスパーティーが1月31日、サンパウロ市北部アニェンビーの展示場で開幕したと1日付現地紙、サイトが報じた。 会場はエアコンが無くて暑く、無線で電子機器をインターネットに接続するWi‐Fi設備もない。初日は光ファイバーケーブル盗難による ...
続きを読む »東西南北
ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長の医療対策である、診療時間外の時間帯を利用して手術や検査を行う「コルジャン」がはじまって3週間が経過したが、1月31日までの時点で、既に10万件の検査を実施したという。その内訳は、妊婦の超音波検査が5万5千件で最も多く、マンモグラフィーが1万2千件、心電図とトモグラフィーが各5千件などとなって ...
続きを読む »水野龍を巡る二つの講演=知られざる功績と航海日誌秘話=(上)=カフェーパウリスタ1号店は大阪府箕面
水野龍がコーヒーを日本に広めたという隠れた功績を象徴する「カフェーパウリスタ」と、長年日の目を見ることがなかった彼の「笠戸丸航海日記」という重要なテーマに関して、サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)とブラジル日本移民史料館(森口イグナシオ運営委員長)が共催して19日午後、第19回『コロニア今昔物語』講演会を行い、約50人 ...
続きを読む »サウデ日語校から多数入選=日本の絵手紙コンクールで
日本文化に親しむ場として、絵手紙を取り入れているサンパウロ市のサウデ日本語学校から、多くの生徒が日本のコンクールで入賞を果たした。賞状を手にした生徒らが24日に来社し、喜びの声を届けた。 応募したのは『第20回筆の里ありがとうのちょっと大きな絵てがみ大賞』。熊野筆で有名な広島県熊野町での行事で、例年当地からも、サンパウロ絵手 ...
続きを読む »二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(下)
森林農法 黎明期のアカラ移住地は、野菜の生産で命脈をつないでいた。 期待のカカオ樹は、病害で全滅し、全力投入の米の市場も無い。 大河流域の乾季には、無尽蔵と想われる魚類が市場に溢れ、人間の経済活動を嘲笑う原始河川の躍動は、日本神話の「海幸山幸」の豊穣の世界そのままなのだ。 河を下ってベレンの街で野菜を売り歩く日本人移民の ...
続きを読む »サンパウロ市=ドリア市長が予算凍結=教育と保健衛生で26億レアル
サンパウロ市のジョアン・ドリア市長が1月30日、教育と保健衛生だけで26億レアル超という大幅な予算凍結案を官報に掲載したと1月31日付エスタード紙が報じた。 ドリア市政が凍結した額は、教育が予算額の28・5%にあたる12億8千万レ、保健衛生が20・7%相当の13億8千万レなどで、ハダジ市政最終年の凍結率(教育11%、保健衛生 ...
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