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サンパウロ 関連記事

『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(13)

 何としてでも植民地を建設すべく、苦心を重ねながらも、結果として、時勢から外れてしまった水野龍は、何をして居たろうか。  クリチーバの小農場で、カスカベルを焼いて粉にし、毎日呑み、70歳を越していたのに、子供を二人つくった。  天照大神を信奉、毎朝、未明に起床、神前に灯をともして、故人となった縁者数百人の過去帳を読み上げていた。 ...

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開発に心血注いだ青年隊が60周年=開発前線の思い出に花咲かせ=還暦の節目164人で祝う

盛会となった60周年記念大会

 戦後、新天地に夢を追い、国家建設に燃えた青年たちが渡伯して60年―。南米産業開発青年隊協会(渡邉進会長)は先月29、30両日、サンパウロ州郊外アヴァレー郡内ホテルで、『60周年記念大会』を開催した。全伯各地、遠くは日本やポルトガルから延べ57人の元隊員が結集。その家族ら合わせ164人が熱く抱擁を交わし、再会を悦んだ。  青年隊 ...

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東洋紡ブラジルが繊維業から撤退=400人解雇、自動車用樹脂の製造は続ける

 東洋紡のブラジル子会社、東洋紡ブラジル有限会社(TBL)が3日、アメリカーナ市の繊維工場を停止し、直接雇用、間接雇用を含む400人の従業員を解雇すると発表した。  繊維業労働者組合によると、同社の従業員は3日の朝に操業停止と解雇を知らされた。事実上の業務は11月3日から停止しているが、正規の解雇通達は11月10日付で始まるため ...

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大統領選にカルドーゾ再登板待望論=選挙時87歳の本人は否定

大統領復帰待望論が沸きあがっているカルドーゾ元大統領(Wilson Dias/Agência Brasil)

 10月の統一市長選で圧勝し、18年の大統領選では16年ぶりの政権奪回に期待のかかる民主社会党(PSDB)で、大統領選にフェルナンド・エンリケ・カルドーゾ元大統領の再出馬を望む声があがっている。  これはPSDB内での表向きの大統領選第一候補というわけではない。同党でも大半の党員は、14年の大統領選に出馬し、この8月に罷免された ...

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強姦被害は1時間に5人=車の盗難は1分間に1台

 公共保安フォーラムが3日、15年の強姦事件は4万5460件で1時間に5人が被害に遭った事や、盗難車は50万9978台で1分に1台が盗まれた事を発表したと3日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。  強姦事件は14年より9・9%減ったが、強姦の被害者は報復やスキャンダル扱いされる事を恐れ、届け出ない事が多いため、本当に減ったとは ...

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東西南北

 本日報じた、3日に行われた最高裁での大統領の代行権所有者の処遇に関する判事投票の際、最高裁の外では、レナン・カリェイロス上院議長に対する抗議運動が行われた。中でも注目されたのは、囚人服を着たレナン議長の巨大なインフレータブル(空気)人形で、最高裁の屋上がへその部分にあたるという、かなりの大きさだ。ジウマ前大統領の罷免運動時には ...

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サンパウロ州野球連盟=しめやかに70周年祝う=指導者育成など課題に直面=JICA派遣隊員に期待込め

最優秀選手に輝いたルイスさん(左)

 今年で創立から70周年を迎えるパウリスタ野球連盟が先月22日、サンパウロ市内のホテルで記念式典を行なった。団体の資金難と経済不況が重なる時期だけに式典の見送りも検討されたが、日本カントリークラブ、サンパウロ、ジガンテ、コーペル・コチア、インダイアツーバ、アニャンゲーラといった各チームの役員や、現役選手も祝福に駆けつけた。  パ ...

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第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(6)=何気ない朝食でアントニオ猪木

笹島トヨコさん、弘美さん

 翌朝10月1日(土)にホテルで、朝食中に参加者の笹島弘美さん(78、プレジデンテ・プルデンテ生まれ、二世)、妻のローザ・トコヨさん(72、アサイ生まれ、二世)に、ウマラマ日伯文化体育協会との交流会の感想を聞いた。  夫の弘美さんは「立派な会館で驚いたし、婦人部の食事も美味しかった。ヤキソバの入ったすき焼きが面白かった」と満足の ...

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移民差別法令集を刊行=発刊記念会10日

 移民政策のなかで差別を受けてきた日本人移民。ブラジル帝国開始以来、大量の法律の中から差別、区別にあたる16法令を集めたポ語の労作『コジーゴ・アマレーロ(日本人移民関連法令集)』の発刊記念会が、10日午後7時から、文協内移民史料館(Rua São Joaquim, 381, 9º andar)で行われる。  サンパウロ市在住の弁 ...

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国内最大級の日本公園を訪ねて=健全運営に向け奮闘、マリンガ=(中)=月7万レの維持費捻出がカギ

お茶を振舞う若い女性ら。このように施設の活用場面を増やしたい

 月7万レアルという公園維持費の内、電気代だけで1万レを消費するという。主な固定収入は週末に開催するレストランなど。土日に一人28レアルでブッフェを提供する。「安くて美味しい」という評判の一方、サンパウロの経済感覚からか「収入を考えればもっと値上げしても良い」という声もあった。  最も経営を支えているのは市からの補助金だ。元市長 ...

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