今回の統一市長選の結果、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事は、その影響力が同州内で強化されただけでなく、民主社会党(PSDB)の18年の大統領選候補としても一気に躍進した。10月31日付伯字紙が報じている。 アウキミン知事は10月2日、自身が後ろ盾となって推していたジョアン・ドリア氏がサンパウロ市市長選では初となる一次 ...
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ブラジル=電気代水不足により値上がり=100kW/時で1・5レアル徴収
国家電力庁(Aneel)は10月28日、11月から消費電力100kW/時あたり1・5レアルを追加徴収する、「イエローフラッグ」を採用する事を決めたと、10月29日付現地紙が報じた。 北東部を中心に干ばつが続いているため、飲用水確保の意味も込め、水力発電にまわす水量を減らして、高コストの火力発電量を増やす必要が生じた事が原因だ ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第二部=南パラナ寸描=外山 脩(おさむ)=(9)
筆者は、終戦直後の邦人社会の騒乱を長く取材している。感ずることは多々あるが、特に、その渦中で起きた襲撃事件には、心を捉われる。被害者、加害者のことが屡々、脳裏に浮かぶ。被害者には無論同情しているが、加害者の後半生も、時に気になる。 (どう生きたのだろう か?)と。 何処か、日系人の居ない所でヒッソリ暮して生を終えた、あるい ...
続きを読む »ブラジル岡田茂吉財団創立45周年=創始者の思想、普及一筋に=さまざまな文化事業を展開
ブラジル岡田茂吉財団(FMO=Fundação Mokiti Okada)は、世界救世教(以下、教団)の創始者・岡田茂吉の思想である「真、善、美」による地上天国を実現するために、当地で1971年1月19日に設立され、45周年の節目を迎えた。同教団同様に、日本発祥の団体ながらも現在は非日系人がトップとして率いる珍しいケースだ。ブ ...
続きを読む »ブラジルは戦時下のシリアより危険?=暴行死発生件数で上回る
28日にブラジル公共保安フォーラムで発表されたブラジル公共保安年鑑によると、ブラジルでは2011年から15年の5年間に、シリアよりも多くの暴行死が起こっている事が分かった。 2011年1月から2015年12月にブラジルで起きた暴行死は27万8839件で、これは同時期のシリアでの25万6124件を上回る。 「シリアの悲劇が世 ...
続きを読む »サンパウロ市東部=若者5人が行方不明に=犯人は警察ではと疑う家族
サンパウロ州市警は現在、21日夜、サンパウロ市東部パルケ・サンラファエル区から隣接のリベイロン・ピーレス市に向かった後に行方不明になった若者5人の行方を捜索中と27・28日付現地紙、サイトが報じた。 行方不明となっているのは、ジョナタン・フェレイラ(18)、セーザル・シルヴァ(19)、カイーキ・シルヴァ(18)、ロブソン・デ ...
続きを読む »東西南北
明日30日、統一地方選挙の決選投票が全国55市で行われる。いつもならサンパウロ市も決選投票があるのが普通だが、今年はジョアン・ドリア氏が一次投票で圧勝したため、この投票制度が出来て以来はじめて、決戦投表がない。とはいえ、サンパウロ州全体で見ると、グアルーリョス、オザスコ、サントアンドレ、サンベルナルド・ド・カンポなど、産業規模 ...
続きを読む »「四世以降にも在留資格を」=第57回海外日系人大会=秋篠宮同妃両殿下、両院議長も
海外日系人協会(田中克之理事長)が主催する第57回海外日系人大会が24日から3日間、東京の憲政記念館などで開催された。19カ国から集まった203人が、日本社会とどのように共生していくかを探った。 24日には基調講演会と秋篠宮同妃両殿下をお招きしての歓迎交流会。24日には国際シンポジウム「21世紀の日系人像」として南カリフォル ...
続きを読む »第46回県連故郷巡り=悠久と躍動の北西パラナ=(3)=町誕生で続々とサンパウロ州から
9月30日(金)午後、故郷巡り一行は現地が誇る巨大企業ザエリ(Zaeli Alimentos LTDA)の工場を見学。夜はウマラマ文化体育協会で交流会が行われ、現地からは約30人が参加した。 町の人口は10万7千人、市制開始は1955年で、青年隊第1陣が到着する前年だ。つまり、日本人はほぼ市の歴史と共にある。北パラナ最大の都 ...
続きを読む »大耳小耳
日豪プレスの池口アイク社主と邦字紙の将来について話していると、「日豪にはワーキングホリデーがあるので、日本人はどんどん増えている。司法試験に合格した東大法学部の女子学生が最近、その制度を使って記者に応募してきたので驚いた」とのこと。日本と最初に同制度を始めたのはオーストラリアで、今でも参加者の半数が同国を目指す。2番目はカナダ ...
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