20日より、サンパウロ市で、第11回目となるラテン・アメリカ映画祭が開催される。今年の同祭の特徴は女性監督による作品が格段に増えたことで、ラ米全体から集められた秀作が観客の目を楽しませてくれる。 まず、今回の大きな目玉となるのは、ブラジルの女性監督、アナ・ムイラエルテの特集だ。彼女が昨年製作した「キ・オラス・エラ・ヴォウタ」は ...
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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(30)
兵譽(へいたか)の新しい住家となったドゥッケ・デ・カシアスの家を、エレオマルは退職金で買ったのだ。兵譽はこの友人の家に温かく迎え入れられた。それは何故このように温かく自分の世話するのかと不思議に思えるほどであった。 三十八歳になっていた移民の兵譽は、早く食い扶持を探さなければという義務感を感じるようになった。物書きになる夢を捨 ...
続きを読む »福祉5団体に60箱と浄財=41年目の寄付、日本人学校が
サンパウロ市カンポ・リンポ区のサンパウロ日本人学校(吉田直人校長)が、「愛の募金活動」により父兄から寄せられた寄付金や物品を、5つの日系福祉団体に手渡した。サンパウロ日伯援護協会で6月28日、贈呈式が行われ、各団体の代表者が出席。同校のPTA社会奉仕部(渋川亜紀江部長)が毎年実施しており、今年で41回目となる。 集められた寄付 ...
続きを読む »香山栄一さんを偲んで=吉田 恭子
7月3日午前11時にイビウーナの香山栄一さんがご逝去されたと、翌早朝、前園さんがメールで知らせてくださった。4月に香山さんとメールのやり取りをした際は、まだまだお元気だったのに・・・と、その後、ご連絡していなかったことが悔やまれた。 私が香山さんと知り合ったのは、ブラジルに来てまだ4ヶ月ほどで、パーディーニョに引っ越してきた ...
続きを読む »ダッタフォーリャ=国民の半数がテメル続投支持=経済観測の好転が後押し=ジウマ復帰希望は32%=次期大統領選はルーラ首位も
16日に発表されたダッタフォーリャの最新データによると、国民の半数がミシェル・テメル大統領代行の継続を望んでいるとの結果が出た。経済観測の好転が主な原因となっている。17日付伯字紙が報じている。 14~15日に行われたダッタフォーリャの最新調査によると、テメル大統領代行の続投を望んでいる人はちょうど半数の50%で、罷免不成立に ...
続きを読む »『ブラジル日系美術史』刊行=田中慎二さんの労作、21日
人文研研究叢書第10号として『ブラジル日系美術史』(田中慎二著、宮尾進監修)が発刊されるのにあたり、21日午後6時からサンパウロ市文協ビル5階の県連会議室で出版記念会が行われる。入場無料。当日50レアルで頒布。 サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)が移民百周年を記念して2002年から『人文研研究叢書』を始め、様々なジャン ...
続きを読む »大耳小耳
先月末行われたあけぼのホームの運動会では、15年間に渡って同施設のボランティアとして散髪サービスをしてきた秋田邦昭さん(高知、71)が、サンパウロ援護協会からその功績が認められ表彰された。受賞を受け、「大変光栄に思う。これまで支えてくれたモジ市の皆さんに感謝したい」と語り、入居者らとともに喜びを分かち合った。秋田さんは、モジ市 ...
続きを読む »「ブラジル日系美術史」発刊に寄せて=中島 宏
今回、サンパウロ人文科学研究所から出版された、田中慎二氏執筆、宮尾進氏監修の『ブラジル日系美術史』は、内容的にも完成度の高い非常に優れた本で、その出来栄えに強い感銘を受けました。このような本はブラジル日系社会でも珍しく、かつ貴重なものであると思われます。日系社会での美術をテーマとした、広範で本格的な内容を持つ書籍は今まで存在し ...
続きを読む »電光パネルの国旗めぐって対立=サンパウロ市と工業連盟の政治的争い
サンパウロ市最大の繁華街の有名ビルの一つには、市内でも有名な電光掲示板があるが、サンパウロ市がその電光掲示板に政治的な理由でブラジル国旗を掲げることを禁止した。これには政治的な深い理由がある。 パウリスタ大通りにあるサンパウロ工業連盟(Fiesp)の社屋は、同市最大の通りの中でもひときわ有名だ。それはこのビルがとりわけ大きいこ ...
続きを読む »東西南北
14日夜、フランスのニースで起き、多くの死傷者を出したトラック事故はテロが疑われ、世界中を悲しみに包んだ。規模や背景こそ全く違え、サンパウロ市でも13日夜、トラックが民家に激突し、死傷者を出す事故が起きた。現場は北部ジャルジン・ペリのサンタイネス道沿いの広場で、制御を失ったトラックが広場に突入し、仮設食堂を破壊。駐車中の車に衝 ...
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