アメリカを拠点とするメキシコ料理のファスト・フード・チェーン「タコベル」が、16年下半期にブラジルに上陸するという。 アメリカではハンバーガーのマクドナルド同様に「安いファスト・フード店」として以前から有名だったタコベルだが、日本上陸は昨年だ。 メキシコ料理がなかなか根付かず、90年代初頭に一度上陸したが撤退した経緯があったに ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
サンパウロ市寒波=困窮する路上生活者たち=私物も没収の警備隊に批判=施設に入りたがらない人も
記録的寒波に襲われているサンパウロ市では、10日以降、これまでに少なくとも5人の路上生活者の凍死が記録されていると13~15日付伯字各紙、サイトが報じている。 フェルナンド・ハダジサンパウロ市長は14日、市警備隊(GCM)が路上生活者から、暖を取るための段ボール紙やマットレスといったわずかな資材を取り上げている事に関して、路 ...
続きを読む »東西南北
先週末から厳しい寒波に覆われているサンパウロ市。今も外を歩けば、真冬のようにパーカーやセーターなどの「アガザーリョ」を着て歩く人が珍しくないが、寒さは徐々に和らぎつつあり、14日の最低気温は、前日13日のサンパウロ市平均で3・5度から7度まで上がった。13日に0度を記録した南部のカペラ・ド・ソコーロでも、14日の最低気温は3度 ...
続きを読む »日伯友好病院=700万レかけ最新手術室落成=期待される混雑の改善=「リオ五輪観光客の選択肢に」
日伯友好病院(天内ヴァルテル院長)は今月14日、手術室並びに術前控室の落成式をおこなった。総工費700万レアル(約2億1300万円)が投じられた設備工事には18カ月もかかったが、来週から稼動開始となる。最新技術が導入された手術室では影のできない照明器具が採用され、新たに3室完備されたことで計9室となった。これにより予約が停止さ ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(10)
池田アントニオ(本名・龍生)はサンパウロ州の奥地、アシス市に住んでいた。実家は大阪で狩猟用の武器製造工場をもっていたそうだが、ブラジルでは刃物製造に従事していた。たぶん、狩猟の武器との連想からか、射撃手としての名声が広まったものであろう。 彼は武器には強い関心を抱いていて、家の地下室には多くの銃が、まるで戦争博物館のようにあっ ...
続きを読む »自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(20)
矢野養鶏部長が「千年君どうかね、良いところだろう」と訊いた。「ハイ驚きました。随分広いですね。しかし、これだけ広けりゃ、気持ちが良いですね。でも、ちと気になりましたが、あのマモンは(果物)は切ってもよろしいですか。あれは鶏には外敵だと思いますが」「ほう―、良く気がついたな。さすが千年君だ。今から予防を始めるとは。我々も見込んだ ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(893)=富重久子 選
コチア 森川玲子
身を縮め朝の着替へや冬の入り
【ブラジルの歳時記では五、六、七月が冬季になっているので、六月はまさに冬季の真っ只中である。
私もこの句の様に、朝は床から出て着替える時身を縮めて大急ぎで重たい衣服を身につけるが、それだけ年老いたのであろうかと思ったりする。季語の「冬の入り」が柔らかく一句を包むように詠まれている】
ニッケイ歌壇(514)=上妻博彦 選
サンパウロ 梅崎嘉明
九州の地震たえぬを憂う吾に孫は「日本沈没するよ」
日本の地下は空洞なのだよとまことしやかな孫の言説
よそ国のこととて風説ほしいまま広がりて孫の言説自在
小説に「日本沈没」なりしこと思い出しつつうべないて聞く
いますぐに沈没はなし将来のことは気にせず今日を生きよう
イグアスーの滝、2人旅(2)=サンパウロ 平間浩二
暫く走ってから比較的大きなカーブに差し掛かった時、船長は突然、急カーブを切った。あわや転覆するのでは・・・と驚愕した瞬間、今度は全員が波しぶきを全身に浴び悲鳴を上げた。 船長は2、3度この恐怖のサービスを繰り返した。いよいよ滝の下に近づくにつれ、徐々に滝しぶきが強くなってきた。そして、滝の下に来ると同時に猛烈な息もつけぬほどの ...
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