ニッケイ新聞が主催する「第60回パウリスタ・スポーツ賞」が16日にサンパウロ市議会の貴賓室で行われる。コロニアおよびブラジル社会において、現役で活躍の選手や引退後の指導者、審判として、競技の振興や普及に尽力した功労者に対し、「特別賞」4人を含む22人を表彰するもの。今年60年の節目を迎えるブラジル有数の伝統を誇るスポーツ奨励賞 ...
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日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(7)
そんなわけで父親と「兄さん」の仲はますます険悪なものとなっていった。いつも言い争いが絶えなかった。兵譽は町に出て、現状に不満をもつ人々の仲間入りをするようになっていた。 「笠戸丸」から二〇年以上も過ぎ、サンパウロ奥地の農村地帯では、日本からの移住者は力を合わせて会館を建設し、体育館も建て、スポーツを楽しみ、祭りや宗教行事、政治 ...
続きを読む »名画友の会、6月の上映
サンパウロ名画友の会(五十嵐司代表)が恒例の『映画鑑賞会』を11、25の両日昼12時半から熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)の2階小ホールで開催する。参加費は一般12レ、会員10レ。上映開始15分前に集合すること。▼11日=「男はつらいよ 噂の寅次郎」(1978年、山田洋次監督)、「禁じられた ...
続きを読む »岡田茂吉財団=「健康と幸福をもたらす食生活を」=ビオフェアで講演、相談ブース
自然農法や有機栽培の支援や啓蒙活動を行っているブラジル岡田茂吉財団(ミゲル・ボンフィン理事長)は10日と11日、サンパウロ市イビラプエラ公園内ビエナーレ館で開催されている『ビオ・ブラジル・フェア』『ラテン・アメリカBIOFACH』で、有機栽培や健康食についての講演を行う。 このイベントは環境に配慮したものや、有機・自然栽培され ...
続きを読む »自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(18)
どうやら朝のコーヒー(軽食)なのだ。何とテーブルの上には、大きなスイカとかマモン(マンゴ)とか、色ずいたバナナに、自家製らしいパンが山と出してある。果物、パンはさすがブラジル、上手に出来ていた。しかし牛乳とバターは匂いが強くて、手を付けられなかった。 さて長々と日本の家族の話をして、又井出利葉さんの移民人生「喜怒哀楽談義」を夢 ...
続きを読む »ブラジルは海賊商品天国=サンパウロで一斉摘発作戦決行
5月30日から6月3日に、サンパウロ市中央部ブラス区のショッピングセンターで海賊商品摘発作戦が行われた。 国税庁は今回、総計210トンの偽造商品を押収した。押収されたのは運動靴やハーフパンツ、コート類やジャケット、ジーンズで、見積もり総額は7千万レに上る。 これらの製品は皆、約400のボックス型の小店舗が入るショッピングセンタ ...
続きを読む »自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(17)
太郎は「おじさんたち、井出利葉さんですか」と尋ねた。「そうじゃが何か」「ああ、良かった。僕はおじさんを探して、サンパウロから来ました。井出利葉さんは「ふうーん、こんな所に用のあるようなもんにゃ見えんが。家はそこじゃけん、一寸来なんせ」。そう言って、馬の手綱を緩めた。馬車は自分のうちへと歩き出した。 太郎は小走りで後ろをついて行 ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(6)
農園主が雇用者に対して行っている搾取はあきらかだった。彼らは自分たちの不正を隠そうとして、一九二九年にニューヨークの株市場で起きた世界大恐慌をたてにとって、安い賃金を支払いつづけていた。この世界大恐慌は主要銀行を倒産に追いこみ、アメリアの住宅システムの借財は膨れ上がる一方となり、富める国ほど生産に大きな支障をきたし、紙幣はたん ...
続きを読む »2世第1号の人=ジアデマ 松村滋樹
珍しく早起きして、ソファで血圧を計っていると電話がなった。早朝に電話がなるのはお葬式の話と決まっているので、恐る恐る受話器を取る。「オレオレ。未だ寝てた?」アチバイアのMさんだった。 「聞いて驚くなー」人をビックリさせるあの独特の抑揚。同船者で病気の人って誰だっけ?それとも元気な人が事故か何かで? 早く教えて!向こうもじれった ...
続きを読む »イグァスーの滝、2人旅(1)=サンパウロ 平間浩二
カルナバルが終り、その週の日曜日(2月14日)に2人でイグァスの滝を見に行くことにした。私は一度会社の旅行で行っているが、家内と一緒に行くのは今回が初めてである。旅行社は『CVC』で、全国的なネットワークを持つ格安の有名大手旅行社である。「カルナバル済て2人の旅路かな」 集合場所はフォス・ド・イグァス空港で、ガイドが待機してい ...
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