サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の5月定例役員会が先月27日昼、本部会議室で開かれた。熊本地震の義援金や、財務状況などについて報告された。 冒頭挨拶で菊地会長は「8月は五輪で忙しくなる。日本から来る選手や応援団に問題が無いよう、我々も協力していく」と述べた。熊本地震にも言及し、「被災地には家に帰れない人も多い。まだの方は ...
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曹洞宗=梅花流 詠讃歌講習会=今日から各地で、21日まで
曹洞宗南米別院佛心寺(采川道昭総監)は、岩舘尚文氏(岩手県龍岩寺)を講師に招いた『梅花流詠讃歌特派師範巡回講習』を7~21日に全伯各地で行う。受講料無料。 詠讃歌はお経で唱えられる内容にメロディーをつけ、分かりやすく親しみやすい形で教えを解説したもの。日程、場所は次のとおり。 モジ・ダス・クルーゼス禅源寺(7、8日)、イタペチ ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(5)
このようなわけで、日本人同士団結して農業組合を立ち上げる試みが行われた。成功したものもしなかったものもあるが、ともかく、今日でも新聞を広げると、当時の移住者が経験したのと同じようなことをいまだに継続されて、昔の「タコ部屋」の奴隷同様の農村労働者がおり、労働省の係員や連邦警官に救い出されたケースなどを目にする。 二〇一一年六月半 ...
続きを読む »自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(15)
さて、千年太郎青年は、岩下ご夫妻の親愛なるご指導ご鞭撻により、岩下家の主生産品のトマテ(トマト)生産出荷に向けて、頑張って行く。五、六ヶ月はアッと言う間に過ぎた。ところがここで予想だにしなかった事態発生。早くも挫折の危機に見舞われる。九月にはいり、季節は春ながら海岸線特有の蒸し暑さが続き、トマテには大敵のべト病が蔓延。毎日、噴 ...
続きを読む »県連=11年越しの訴訟が決着=第8回日本祭り訴訟問題=和解金6万レ支払いへ
第8回日本祭での追加請求を巡る会場設備会社・EXPOSTA社との民事訴訟問題について、裁判所が県連に対し追加請求の支払命令を下したと、ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の5月度『代表者会議』で発表された。会議では30分余りに渡って激しい意見が交わされたが、最終的に支払うことで決着した。 事の発端は、第8回日本祭にお ...
続きを読む »金銭トラブルで日系教授殺害=妻と継娘による計画的犯行
サンパウロ州サン・カルロス市で、日系人でトリアングロ・ミネイロ連邦大学物理学教授のミルトン・タイジ・ソノダさん(36)が先月18日、同市郊外で焼死体となって発見された。弁護士で36歳の妻と17歳の継娘が殺害容疑で、先月31日に逮捕されたとアゴラ・サンパウロ紙は2日付けで報じた。 本件担当責任者のジルベルト・デ・アキニオ署長によ ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(4)
この移民収容所は一八八七年に創設されたもので、一世紀にわたって六〇カ国余から移住者を受け入れてきた。もともと、移住者は奴隷の代わりに労働者として受け入れられていた。ところが、奴隷解放を謳った「アウレア法」が施行されると、奴隷は使用人になり、農場主は給金を支払わなければいけなくなった。その対策として移住受け入れが盛んになるのだが ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(891)=富重久子 選
サンパウロ 田中美智子冬の旅詩情溢るるグラマード【グラマードはブラジルで最も南の町で、冬の旅は少し寒かったであろうと思われるが、それだけしみじみとした情趣に富む恵まれた良い旅ができるものである。私も二、三年前グラマードを旅したが、寒くて手袋やマフラーを買い求めた事が懐かしい。 旅吟として詩情豊かに詠まれて ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(513)=上妻博彦 選
サンパウロ 水野 昌之亡国の汚職と不正にまみれたるジウマの政権崖っぷちに立つ土壇場なお強気の女大統領連立与党の三下り半受く大統領の休職議決の一瞬を国民待てり真夜中過ぎても贈収賄のすさまじかりし政界にとどめ刺すかに検察動く収賄で騒がれ果ては逮捕され道連れ増やす司法取引 「評」時事詠、国とは民、その代辯者達の ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(890)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎沈み行く月に妻恋鹿の鳴く横書きの文親しめず秋灯下生え広がり咲き広がりて秋桜引力に耐えて暮れゆくパイナかな除夜告げて我が家に古りし鳩時計 北海道・旭川市 両瀬 辰江これで終りと思わせて春の雪雲一つ無き空の画布鳥帰る薄ら氷を踏み蹴散らして登校児気がつけば流氷すでに去りしあと ...
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