サンパウロ州内陸部のセルタンジーニョ市出身で4年前から米国メリーランド州に住み、昨年3月に新型コロナウイルス感染症に罹ったドウグラス・フェリザルド氏(27)が、1月1日に第1回目のワクチン接種を受けた。フェリザルド氏は眼科技師で、医療従事者としての優先接種の対象となった。
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《サンパウロ州》カンタレイラで取水量制限=水系全体では多少の余裕も
サンパウロ大都市圏最大の水がめであるカンタレイラ水系の貯水率が警戒基準の40%を割り、36・7%になった。そのため、サンパウロ州水道公社(Sabesp)が4日、同水系からの取水量を3万3千リットル/秒から2万7千リットル/秒に減らしたと同日付現地サイトが報じた。 同公社は、サンパウロ大都市圏の水系は連結しており、給水区域を柔 ...
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サンパウロ市では昨年12月29日も大雨が降ったが、その日以来、行方不明になったままの人がいる。ロザーナ・アウヴェス・ダ・シウヴァ・コレイラさんはこの日、夫のルシオさん(59)の車に同乗し、夫の職場がある南部カンポ・ベロから自宅に向かっていた。だがカルロス・カデイラ・フィーリョ大通り付近から始まる水路のそばで車ごと濁流に巻き込ま ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第100話
ブラジルの主要な輸出製品であるコーヒーの輸出が、それまでには見られなかったほどの減少ぶりを示し、一度に売れなくなってしまった。さらには、砂糖、とうもろこし、綿、牛肉といった輸出の牽引役ともなっていた農産物のすべてが、同じように総崩れになっていった。 一九二0年代の後半には、ブラジルもそれなりの経済成長を遂げて、国内市場もかな ...
続きを読む »《ブラジル》ワクチン1月接種めざす動き活発に=オックスフォード製に輸入許可申請=インド製品購入案も浮上だが同政府が禁止?
1月中の新型コロナウイルスのワクチン接種を開始すべく、それぞれのワクチンに関する動きが活発化しはじめている。2〜4日付現地紙、サイトが報じている。 コロナウイルスのワクチンは、保健省も1月からの接種開始を視野に置いているにもかかわらず、2020年の内に国家衛生監督庁(ANVISA)への緊急使用申請や正式登録の申請を完了したも ...
続きを読む »《ブラジル》大統領がコロナ対策費等に拒否権行使=連邦予算裁可で波紋呼ぶ判断=軍関連経費の節減禁止は維持
ボルソナロ大統領が連邦予算法(LDO)に盛り込まれた、新型コロナ対策や予防接種ワクチンの購入・生産のための経費凍結を避けるための項目に拒否権を行使し、12月31日付連邦官報に掲載したと1~2日付現地紙、サイトが報じた。
続きを読む »《ブラジル》サンパウロ州初のコロナ変異種感染を確認=30代男性と20代女性
サンパウロ州保健局は4日、コロナウイルス変異種の感染者2人を確認したと発表した。この変異種は昨年12月にイギリスで確認されたものと同じ遺伝子情報を持っており、同州初(国内初でもありうる)の感染例確認だ。4日付現地紙サイトが報じている。 英国と同じ型の変異種への感染を確認したのはサンパウロ市のアドルフォ・ルッツ研究所だ。同研究 ...
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クリスマスから正月にかけて、多くの市や州が海岸の封鎖や期間限定の外出自粛規制強化を行ったため、人混みができた話は少なかった。だが、そうしたムードを破っていたのがネイマール。彼が年越しにリオ州マンガラチーバのコンドミニアム(塀で囲まれ、門番もいる集合住宅)で行ったパーティには100人を超える招待客が参加。サッカー選手や芸能人も多 ...
続きを読む »≪記者コラム≫コロナ世界大恐慌の日系社会を回顧、新年を展望
「コロナ世界大恐慌」的様相を呈した2020年 「自分が生きている間に、こんなひどいことが起きるなんて想像もできなかった」―パンデミックの間、編集部に電話をくれたたくさんの読者と話をしていて異口同音にこの台詞を聞いた。読者の大半は80代、90代だから、昨年我々はどれだけ特殊な体験をしたかが浮き彫りになる。 「息子たちが外に出し ...
続きを読む »【2021年新年号】丑年に回顧と抱負聞く=我慢の旧年、発展の新年=牛歩でも確実に次の一歩
新年は丑年――。「丑年生まれ」といえばバラク・オバマアメリカ元大統領を筆頭に、日本の芸能人なら矢沢永吉(ミュージシャン)、武田鉄矢(俳優)、イチロー(元プロ野球選手)、宮沢りえ(女優)、上戸彩(女優)、白鵬(力士)など錚々たる有名人がいる。「牛」は古くから酪農や農業で人々を助けてくれる重要な生き物で、大変な農業を地道に最後まで ...
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