「また帰ってきます」―歌手五木ひろしの34年ぶりの慈善コンサートが、21日の昼夜2回、サンパウロ市のアニェンビー国際会議場大ホールで行われ、当地ファン5千人(合計)は熱狂の渦に包まれた。五木ひろしは35曲を歌い終えると、感動のあまり再会を誓う言葉が自然に口をつき、涙をこぼしながらの終幕となった。日伯外交120周年記念事業に相応 ...
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県連代表者会議=県費留学の今後を真剣討議=「復活望むか」多様な意見
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は5日、11月の代表者会議を同会議室で執り行った。議題の中心は県費留学・研修制度の今後について。本橋会長は「本当に復活を希望しているかを確かめたい」と問いかけ、さまざまな意見が飛び交った。 県連は昨年の安倍晋三首相来伯時、県費留学制度復活を求め「長期研修提案」を提出した。今年8月に ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(60)
臣道聯盟理事・谷田才次郎 馬の背……つまりアサイの市街地のことは、先に触れた。 その背筋に当たる大通りを下り切った処に、谷田才次郎という人物が長く住んでいた。戦前から戦後にかけてのことである。製材所を営んでいたが、その一方で、臣道聯盟の本部(在サンパウロ市)理事でもあった。 極めて個性的な男で、幾つか話の種を残している。例えば、 ...
続きを読む »コロニア今昔物語=翻訳業の難しさ語る=後藤田怜子さん講演
サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)の『コロニア今昔物語』が4日午後、翻訳家の後藤田怜子さんを招き文協ビル内の会議室で行なわれた。同氏は「宮本武蔵」(吉川英治)、「潮騒」(三島由紀夫)などの翻訳を手がけたことでも有名。テーマを「翻訳から見た日本語の特質」とし、約40人が集まった。 翻訳について冒頭、「言語との絶え間なき狂 ...
続きを読む »コリンチャンス独走優勝=名監督チッチを中心に組織の勝利
11月19日、リオ市北部のサンジャヌアリオ競技場、勝てば文句無し、4年ぶり6度目の優勝の決まるコリンチャンスと、残留のためには引き分けも許されないヴァスコ・ダ・ガマ(ヴァスコ)の一戦が行われた。 試合は1―1の引き分けに終わるも、同時刻に行われていた試合で2位のアトレチコが敗れたため、コリンチャンスの優勝が決まった。 それ ...
続きを読む »母に暴行の息子を射殺=自殺失敗後に軍警が自首
サンパウロ州海岸部のプライア・グランデで23日未明、母親と妹に暴行していた息子と口論になった48歳の軍警が、武器を奪おうとした20歳の息子を射殺してしまい、自殺を図ったが失敗し、警察に自首するという事件が起きた。 亡くなった息子はそれまでも暴力沙汰を起こしており、同日も外から帰ってくると、母親や兄弟達に暴行し始めた。それを見た ...
続きを読む »全国選手権=コリンチャンスが優勝=4年ぶり6度目の戴冠
リオ市北部サンジャヌアリオ競技場で19日に行われたサッカーブラジル全国選手権第36節で、サンパウロ市に本拠を置くコリンチャンス(SCCP)と、リオ市に本拠を置くバスコ・ダ・ガマが対戦した。SCCPは勝てば優勝のこの試合を1―1の引き分けで終えたが、同時刻開催の試合で2位のアトレチコ・ミネイロがサンパウロに敗れたため、3節を残し ...
続きを読む »六段と聖歌の同時演奏会=700人が歴史的瞬間の証言者に
【既報関連】『グレゴリオ聖歌と筝曲演奏会』が5日夜、サンパウロ市サンベント修道院で行われた。箏曲「六段」が同宗教歌「クレド」から生まれたものだという説を元に、実際に同時演奏するという試みで、ブラジル筝曲宮城道雄の会(長瀬令子会長)とサンパウロ・サンベント修道院が共催した。 約700人の観客は荘厳な雰囲気の中見守り、12人の聖 ...
続きを読む »■訃報■ブラジル球界の名審判 高柳清さん
戦前戦後を通してコロニア野球界で活躍した高柳清さんが、19日午前5時ごろサンパウロ市内の自宅で急死した。脳溢血と見られる。享年93。 1932年、10歳の時に呼び寄せでサンパウロ州バストス移住地に家族移住し、翌年から少年野球選手として活躍。41年にサンパウロ市へ移転し、戦後のサンパウロ野球連盟発足に参画。技術部長として長らく後 ...
続きを読む »人文研=日系社会実態調査の下準備=全伯16代表が議論交わす=来年4月から本格調査開始
サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長)が創立50周年を記念して行なう『日系社会実態調査』の本格実施に先立ち10月16日、文協でワークショップ「日系コミュニティの現状と展望」を開催した。全伯各地から16の日系団体代表が出席し、順に現状を報告した。 汎アマゾニア日伯協会元会長の小野重善会計理事は、「一世の理事が減り二、三世とな ...
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