なかなか予定が立たないブラジルという話を何度か書いてきたが、大いに予定を狂わされるものの一つで、今の日本では信じられない、われわれにはどうしようもできないのが、ブラジルのストライキ(以下スト)である。今週もなんと銀行職員のスト。ATMは動いているものの窓口は閉まっている。企業活動にかなり影響が出るだろう。 少し前には、サンパ ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
ラーザロ・ラモスとタイース・アラウージョ=ブラジル名物黒人夫婦が2本で共演=イギリスのメディアまで注目
ブラジルが誇る黒人の人気俳優夫婦ラーザロ・ラモスとタイース・アラウージョが話題の夫婦共演作を2本立て続けて演じ、話題を呼んでいる。 ラーザロもタイースも、この10年ほど、ブラジルのテレビ、映画の主演級の俳優、女優として非常におなじみの顔だ。2人の夫婦としての知名度は、グローボ局の夫婦ニュースキャスターのウィリアン・ボーネルとフ ...
続きを読む »元露天商が早暁市の権利買う=35年間分で5300万レ
サンパウロ市の名物の一つ、ブラス区の早暁市を取り仕切る権利を得るための入札が行われ、下露天商のエリアス・テルジレネさん(43)が、今後35年間の権利を買い取ることになった。 約4千軒の店が集まる早暁市は国内外からバスで乗りつける顧客らが引きもきらず、テルジレネさんも、35年間で15億レアルが動くと見込んでいる。落札者には、営業 ...
続きを読む »東西南北
4日にサンパウロ市中央部イジエノーポリスの路上に赤ちゃんを置き去りにした女性(37)が、7日に逮捕された。この女性は近くに住む家庭内労働者で、雇用先で3歳になる娘と生活している。女性によると、捨てたのは短い恋愛関係にあった若い男性との子供で、男性は妊娠のことを知らず、雇用先にも妊娠の事実は伏せていた。女性は雇い主らが不在の3日 ...
続きを読む »終戦70年記念=『南米の戦野に孤立して』=表現の自由と戦中のトラウマ=第9回=二世公証翻訳人Yとは誰か
53年10月の国外追放裁判の第2審で無罪判決が下された後、《これで事件は完了していたものと思っていたところ、「貴下の帰化権が剥奪されることになつたから、至急異議申し立ての手続きをしなければならない」との知らせが弁護士からあった。これこそ全くの晴天の霹靂である。(中略)一片の予告、一言の抗弁の余地もなく、本人の全然知らない間に『 ...
続きを読む »念腹忌全伯大会=熟連会館で18日
サンパウロ木蔭句会が『第37回念腹忌全伯大会』(杉本絃一大会委員長)を18日午前10時(当日は夏時間第一日目。旧時間なら午前9時)より熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)で開催する。参加費40レ。朝蔭発行所後援。 当日の席題は「念腹忌」「潔子忌」「牛童子忌」、および会場嘱目 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(49)
西村は、仁王に似た体格の持ち主で、破(われ)鐘の様な声で人を使った。一方で可愛がった。それについては、彼の下で働いていた勝田卯太郎の話が、文字になって残っている。それによると──。 最初、西村が勝田たちを連れ、現地入りした折のことである。この時は鉄道がジャタイまで通じていたので、汽車でそこまで行き、迎えに来ていた斉藤と落ち合っ ...
続きを読む »9州13人の精鋭集う=全伯スピコン、リオで18日
国際交流基金サンパウロ日本文化センター(深沢陽所長)の『第21回全伯日本語スピーチコンテスト』が、18日午前9時からリオデジャネイロの聡伯院(Av. Nossa Senhora da Copacabana 928, 3o. andar)で行なわれる。 全伯各地で行われた地区大会で、優秀な成績をおさめた日本語学習者が出場する。今 ...
続きを読む »■今週末の催し
土曜日(10日) ブラジル三州パラグアイ交流お話大会、午前9時、パラナ州ロンドリーナ市のパルケ・ネイブラガ(Av. Tiradentes, 6235-6329) ◎ 名画友の会映画鑑賞会、午前11時半、熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134) ◎ 春野恵子浪曲公演、午後2時、広島文化 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(48)
次いで、もう一カ所、候補となったのがトゥレス・バーラスであった。当時、北パラナは豊饒な大地が無限に広がる開発前線として、世の関心を惹き付けていた。梅谷は興味を抱いたが、日本へ帰国の日時が迫っていた。ために後を武石に任せた……と、そういう経緯で、前記の現地入りとなったわけである。 武石の調査の後、連合会はこの土地を購入した。面積 ...
続きを読む »