サンパウロ市内の買い物のメッカ、ブラス区に住むタラル・アル―ティワニさんは、買い物客がひしめく朝10時、懸命にパン生地をこね、シリア名物のエスフィハを作ってはオーブンに入れるを繰り返している。 シリアからの難民のタラルさんは、2013年からブラジルに住み、昼食時までに注文された数のエスフィハを作り、届ける生活を始めた。 祖国で ...
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幹線道路で大渋滞発生=軍警ヘリが離陸不能となり
18日朝、サンパウロ市南部の幹線道路、マルジナル・ピニェイロスのカステロ・ブランコ方面の車線に着陸した軍警のヘリが動けなくなり、同幹線道路の車の流れが一時、完全に遮断された。 午後3時半には、一般車線で3・8キロ、アウトバーン(高速車線)で2・2キロの渋滞が発生した。同時間帯の同市の渋滞は67キロで、そのうちの33キロは南部で ...
続きを読む »東西南北
昨日付本紙でも少し触れた、選挙時の企業献金に関する最高裁の判事投票は8対3で、政党と政治家への企業献金を認めないことになった。最高裁は今回の判断は16年の全国市長選から有効と判断している。最高裁の判断は、議会が先週承認した「2千万レアルまでなら企業からの選挙献金を認める」という憲法改正案に対して、30日以内に同法案を否決するか ...
続きを読む »古着や本を格安で=福音バザー、20日
サンパウロ福音教会(日野忍牧師)が『第50回慈善バザー』を20日午前11時から、同教会(Rua Tomas Carvalhal, 471, Paraiso)で開催する。午後3時まで。 日本の教会や当地のボランティアから寄付された衣類、日用雑貨を格安で販売する。特に書籍は1~5レアル程のものを数多く揃える。手作りのカレーライス、 ...
続きを読む »池坊ブラジル支部が特別花展=外交120周年記念し25日から
華道家元池坊ブラジル支部(河村徳子支部長)が25~27日、ニッケイパラセホテル(Rua Galvao Bueno, 425, Liberdade)で外交樹立120周年を記念した特別花展を開催する。日本国総領事館、文協、アリアンサ、サンパウロ大学日本文化研究所後援。入場無料。 25日午後7時半からは開会セレモニーがある。26、2 ...
続きを読む »第45回 日本人が信じられないブラジルの不都合な真実 ⑤
会社設立後、業種・業態によって、ブラジルでは次にやらなければならないことが全く違ってくる。商品によっては、ブラジルで販売するための認証を政府機関から取得しなければならない。そこでまた、前回記した会社設立時と同じ役所の真実に再会する。 認証取得後の販売段階では、本当に高い税金と格闘しなければならない。このように、ブラジルには悪 ...
続きを読む »ニッケイ歌壇 (497)=上妻博彦 選
サンパウロ 武地 志津
郷里より届きたる本「伊勢神宮」開けば爽快の気われを包みぬ
参道の砂利踏む音のさくさくと正に聞こゆるごとき写真に
幼時より思い出深い五十鈴川朝もやけぶる静寂の中
シンビジウムの鉢携えて来し友が娘(こ)の佛前に香薫き呉るる
同じ頃娘(こ)を失ないし友とわれ折々にして遺影に語る
ニッケイ俳壇 (856)=星野瞳 選
【この九月四日世を去った西谷南風遺句集より】
仔馬追ふ母馬の眼の人に似る
時雨るるやキリストの本売ル人に
百雷の轟く滝の夕燕
吹き荒れて谷に落ちたる野分かな
火焔樹の下に人待つ恋乙女
鍬百姓四十年や豆の花 ...
日伯つなぐ我らの歴史=夢と希望抱いて海越え=コチア青年連絡協議会 会長 前田 進
コチア青年移住第一陣109名が、大きな夢と希望に燃えて養国ブラジルの大地に一歩を記して60年の歳月が流れた。ここで我々、コチア青年の生い立ちを振り返って見たい。 コチア産業組合は戦後の労働力不足による組合員農家の生産力減退を防ぐことと、既にサンパウロ市周辺の農業は、略奪原始農業から集約的農法に転換を余儀なくされており、技術的に ...
続きを読む »子弟から連邦議員まで誕生=首都式典参加者に歴史聞く=20日は日本から来賓も
コチア青年移住60周年記念式典(広瀬哲洋記念祭大会委員長)が20日午前10時から、国士舘スポーツセンターで盛大に行われる。慰霊碑移転除幕、先亡者追悼法要から始まり、式典には梅田邦夫大使を始め、はるばる日本からは日本国農林水産大臣代理の仙台光仁大臣官房国際部参事官、全国農業協同組合中央会会長代理の一箭拓朗役員室室長、オイスカ・イ ...
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