ホーム | サンパウロ 関連記事 (ページ 827)

サンパウロ 関連記事

大サンパウロ市圏=連続殺人は軍警の仕業?=殺された同僚の報復か=軍警査問会議開かれる

ジェラルド・アルキミン聖州知事(Tamires Santos/A2img)

 【既報関連】サンパウロ州の軍警監察局は18日、大サンパウロ市圏のオザスコ市、バルエリ市で18人が殺害された連続殺人事件で、事件当日の13日夜、両市で勤務していた軍警32人への聞き取り調査を開始したと18、19日付伯字各紙が報じた。  当局は、犯人は三つのグループに属し、少なくとも10人が今回の犯行に関わっていると見ている。また ...

続きを読む »

USP日本語国際シンポ=在日子弟の継承語テーマに

100人を超える来場者のうち半数が非日系だった

 【既報関連】サンパウロ総合大学(USP)や関係学会が『国際語としての日本語に関する国際シンポジウム(EJHIB2015)』を10日より4日間、同大日本研究所で行い、連日多様な角度から日本語に関する講演・発表が行なわれた。 3日目はパネルディスカッション「移動する子どもたちの継承語問題」が行なわれ、在日外国人子弟たちの教育問題に ...

続きを読む »

『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(26)

北パラナの地図

二章 バンデイランテス 農場を守り、守り続けて90年 サンパウロ―パラナ線は、1930年、カンバラーから西へ52キロ地点まで延びた。駅はバンデイランテスと名付けられた。これは地名にもなった。 駅の開設時の賑いについてはカンバラーの章で記したので略すが、周辺の土地が区画化され、道が造られ、商店や住宅、ホテル……が次々と建てられた。 ...

続きを読む »

宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(24)

 彼女はそれでもこっそりと日記はつけているようであった。太一に見られるのをとても嫌っていたので、サンパウロ市に転居のさい、すべて焼いたか捨てたかにちがいなかったのに、その一冊が残っていた。太一は興味をもってページをめくっていった。字はたしかに下手であったが、そこにはほかの誰でもでない亡妻の仕種のようなものがあった。 日記のなかに ...

続きを読む »

ニッケイ歌壇 (495)=上妻博彦 選

ブラジルのサンパウロで毎年開催される日本人県人会連合会主催の日本祭りでは、各県人会が郷土色を販売し、日系、非日系人を問わず多くの人が行列を作って買い求める。

      サンパウロ      水野 昌之昼寝時に限って電話で起こされる「間違い、ご免」という人からだ誰からか電話きそうな気配する休日つづくひとりの真昼裾分けのケーキのお礼の電話受く声の高さで喜びを知る新しき恋の話も就職も孫ともなればいつも電話なりじっくりと女を口説く要領で商談まとめる友の長電話  「評」こうした作品に接すると ...

続きを読む »

ニッケイ俳壇 (852)=星野瞳 選

『ツクピー』とはマンジョッカ(キャッサバ)の根の絞り汁で、舌先や唇に痺れ感を感じさせる液のこと。この液で鶏肉や鴨を煮込むのがブラジルの先住民インディオの料理。

   アリアンサ         新津 稚鴎冬日負い軍平胸像顔暗し首ふって歩く他なき時雨牛犬の嗅ぐ物より翔ちし冬の蝶どびろくや転耕とどむ術もなく土深く想思樹の実を植えにけり   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児妻掘りし里芋どれも肥えて居し移民妻にある大望や芋の秋移民妻長生き希望今年竹ここからは町の入り口イペ万朶キリストの泪 ...

続きを読む »

英霊と平和に祈りを=靖国慰霊祭、23日

(左から)来社した下本、浜口、寺田、上妻さん

 靖国・ド・ブラジル(浜口イネス晴海会長)が『第58回慰霊祭』を23日午前9時半から、三重県人会館(Av. Lins de Vasconcelos, 3352)で開催する。 神道式で、上妻博彦神主が執り行う。靖国神社に祀られた246万6532柱に祈りを捧げると共に、ブラジルの開拓先亡者の慰霊も行う。 浜口会長、下本八郎副会長、上 ...

続きを読む »

大耳小耳

 ブラジルに暮らして1カ月半、強く実感したのは時間感覚の違い。大都会サンパウロでも街中に時計がほとんどないし、地下鉄の駆け込み乗車も少ない。ある程度満席になると、皆目の前で発車する電車を悠々と見送り、次を待つ。一方日本では、例え地方の駅でも電車を目がけて走る、走る。まるで時間という目に見えない猛獣に追われているかのようだ。日本の ...

続きを読む »

淑徳大学研修団が来伯=「国の違いを体感したい」

淑徳大学研修団の皆さん

 「淑徳大学第30回ブラジル研修」が8月6日から始まった。同大学から研修学生7人が来伯し、約1カ月滞在する。引率の柴田征浩さん(キャリア支援室長)とともに10日、本紙を訪れ、それぞれ抱負を述べた。 ブラジルに縁の深い初代学長・長谷川良信氏の足跡を辿るべく、1986年に始まった制度。これまでの研修生は166人に上る。長谷川氏は60 ...

続きを読む »

『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(25)

松原綿花農工商バーラ・ド・ジャカレ支店に入荷するカミニョンの列(1977年4月、『綿花王 松原武雄』より)

その数奇な運命 マツバラの後、ファゼンダ・ブーグレは、セラフィン・メネゲールという、やはりこの地方の事業家が買い取った。2015年4月現在、ブーグレでカナを栽培、それを原料に、バンデイランテスでエタノール工場を操業している。が、業界は危機下にあり、業者は何処も、経営は最悪事態にある。 思えば、ブーグレは数奇な運命のファゼンダであ ...

続きを読む »