ブラジル南東部と南部に工場を持つ製パンメーカー、ヴィックボウド(以下、WB)が10日、同2地域に工場を持つセブン・ボーイズを100%買い取る事で合意した。 買収額は11日に開かれたWB側の記者会見でも明らかにされていないが、WBは「この買収により、WBのシェアは国内2位の20%となる」と発表したという。 現在の同社のシェアは国 ...
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日本語学習に強力な味方=OJAD、南米で初講習=文章から音声を自動生成
サンパウロ大学(USP)や関係学会により、10~13日まで開催されている日本語教育に関する国際シンポジウム『EJHIB2015』の事前行事として日本語教師向けワークショップが9日、ニッケイパレスホテルであった。早稲田大学中川千恵子、東京大学大学院峯松信明両教授が講演を行った。峯松教授は自身の研究チームが開発した世界初のオンライ ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(23)
マツバラ消滅! 一体、何が? ところが、そのマツバラが、いつの間にか消えてしまったのである。しかし、それが、いつのことか、何故そうなったのか、不明であった。1990年代のことらしかったが、当時、そのことに関する報道はなかった。チラホラ噂が流れた程度である。これは次の様な理由によろう。 1980~90年代、ブラジル経済は大破局に ...
続きを読む »福岡大の井上教授が来伯=17年生理学大会に向け
4年に一度行われる「国際生理学会世界大会(IUPS)」が2017年にリオデジャネイロで開催されるにあたり、福岡大学教授の井上隆司氏が準備会議のため来伯し、3日に渡部一誠サンパウロ総合大学バイオメディカ研究所教授とともに来社した。 井上教授の専門は分子病態生理学と呼ばれるもの。コンピューター上で心臓などの器官を再現する研究を進め ...
続きを読む »宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(21)
その当時、太一の父母は亡くなっていた。干恵の弟に太一の妹がいっている関係で、別れ話にならなかったものの、妹はーそれ見たことかーと冷笑しているようであった。太一はなるべく義父に負担のかからないように気をつかったが、事は急なことだったので一時鶏小屋を改造して住んだ。義父はちかくの地主イタリア系のルイザ奥さんの土地を、一域借地してく ...
続きを読む »フード・トラックで郷土食を
5年前、道端の古びたフード・トラックでパステルとさとうきびジュースを買い、2回も腹を下した。フード・トラックとは後部座席を台所に作り変え、道端で食事を販売する移動型屋台のことだ。後からブラジル人の友人に「不衛生だから自分は買わない」と注意され、確かに日本育ちの繊細な胃袋じゃね…と反省したものだ▼ところが最近、サンパウロでこれが ...
続きを読む »ブレーノが出所後復活=ドイツでの放火事件乗り越え
9日のサッカーの全国選手権で、サンパウロのディフェンダー、ブレーノ(25)が、モルンビ・スタジアムでの対コリンチャンス戦に出場。刑務所服役からの出所後、自身4年ぶりとなる公式戦出場を果たした。 1989年生まれのブレーノは、18歳のシーズンとなった2007年にサンパウロでレギュラーとなり、同チームの全国選手権制覇に貢献した。そ ...
続きを読む »議会前の芝生で絵画作成=マリア・ダ・ペーニャ法記念し
女性への暴力行為を防ぐためのマリア・ダ・ペーニャ法発効9年を記念し、リオ州出身の女性画家が連邦議会前の芝生で絵画を作成した。 世界的にも知られる画家のパンメラ・カストロさんの作品は幅7メートルに及ぶもので、10日に描かれ、11日に下院に寄贈された。 パンメラさんは、マリア・ダ・ペーニャ法の発効9周年を祝い、同法について知り、同 ...
続きを読む »熟ク連=高齢者パワー、益々盛ん=創立40周年、にぎやかに=慰霊法要、功労者表彰も
ブラジル日系熟年クラブ連合会(五十嵐司会長)は創立40周年を迎えた。その記念式典が8日午前10時から、同会館で賑やかに行われた。中前隆博在聖総領事、コロニア団体はじめ、ブラジル各地の38の熟年クラブから関係者約100人が参加、節目を共に祝った。 1970年9月にサンパウロ日伯援護協会が中心となり、日系コロニアの老人福祉対策と ...
続きを読む »宿世(すくせ)の縁=松井太郎=(20)
太一は長女が小学校にあがる年令になったので、自分らの環境を考えて、同胞と接触できる地域に住みたいと思った。某植民地で土地を売るという人にあった。地主がすて値だという金額でも、十域となると太一にはまたまた手はだせなかったのである。ところで、世話をしてくれる者があってH村で借地することができた。その村はいわゆる勝ち組の集団地で、借 ...
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