「ブラジルで僕らの音楽を聞いてくれてるらしいんですけど…本当ですかねえ―」。2008年にあった「沖縄県人移住100周年」の会場で流されたDVDの映像で苦笑混じりに語っていた沖縄出身のバンドBEGIN。2011年の初コンサートでは、多くのファンを喜ばせている。本人たちにしてみれば、来てみてビックリだったのだろう▼帰国後に移民をテ ...
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ニッケイ俳壇(847)=富重久子 選
サンパウロ 広田 ユキ 相似たる身の上話移住祭【我々日系人は六月十八日、サントス港に着いた日を記念して移住祭を催し、其の日は公式に「移民の日」とされている。 この句にあるように戦前戦後を問わず、共に移住後の暮らしは肉体的、精神的にも共にさまざまな苦労があったもので、「相似たる身の上話」と静かに聞き止めている ...
続きを読む »高額チケットなのに満員=目下「ブーム」のパルメイラス戦を観戦
コリンチャンスのためにサンパウロに移ってきたと公言してはばからないコラム子は、当然ライバルチームのパルメイラスに対抗心を燃やしているが、先日遂に、パルメイラスが100周年を迎えた昨年オープンした新スタジアム、「アリアンツ・パルキ」に行ってきた。サッカーそのものをこよなく愛好するコラム子は、新設スタジアムにも目がないのだった。 ...
続きを読む »6歳のファンキ少年が話題に=動画と歌詞を検察が問題視
現在、ファンキはブラジルの若者に大人気のダンス・ミュージックだが、同時に、「青少年の教育上、良くない」とする声も目立つ音楽でもある。現在、サンパウロの検察局は弱冠6歳のMC(ラッパー)に目を付けはじめている。 ファンキは数年前、ショッピングセンターの駐車場を無断で占領してのゲリラ・ショーの開催でサンパウロ市や郊外で問題となって ...
続きを読む »みんな仲良く上位でゴール=サンパウロ市の3チーム揃って好調
サンパウロ市に本拠を置く三つのサッカーチームが好調だ。コリンチャンス、サンパウロFC、パルメイラスの順に上から3、5、7位と、そろって上位を狙える位置につけている。 ただこの3チーム、ファン同士の仲は最悪で、自分のチームの勝利と同じくらい、ライバルの敗戦に喝采する。 ユニホームを普段着にしている人も多く、地下鉄で3チームのファ ...
続きを読む »螢の光=サンパウロ 相部聖花
『螢の光』は学校の卒業式に歌い、涙を流して学校と学友との別れを惜しんだ歌、または紅白歌合戦のあと歌われ、過ぎし一年を顧みて互いに別れを惜しむ歌として私の頭の中にあった。 最近、ある歌人の文を読んだ。 「NHK紅白歌合戦の最後に歌われる『螢の光』は、もともとアメリカやイギリスなどで大晦日のカウントダウンに歌われるスコットランド民 ...
続きを読む »監督も世代交代の時代へ=期待の若手指導者3人
昨年のW杯でのドイツ戦での大敗以来、「選手育成の重要性」が語られるようになったブラジル・サッカー界。だが、求められているのは、新しい選手だけではなく、その選手を育てる「新しい監督」の存在も待たれている。 13日付アゴラ紙は、「ブラジル・サッカー界期待の若手監督」として3人の監督を紹介している。いずれも年齢は50歳以下で、国内の ...
続きを読む »ピアウイ州=暴行・強姦の4少年に判決=8種の犯罪で最大の24年間
5月27日にピアウイ州カステロ・ド・ピアウイで起きた15~17歳の少女4人への暴行、強姦事件(被害者の1人はその後死亡)で、犯行に関与した15~17歳の少年4人に24年間の少年院入所が命じられた。 少年4人は、強姦4件と殺人未遂3件、殺人1件の計8件の罪状で起訴された。 全国民を震撼とさせた事件は、学校の課題で郊外の丘に写真撮 ...
続きを読む »サンパウロ日本人学校=愛を届けて40回目=寄付金・物品を日系団体に
サンパウロ日本人学校(吉田直人校長)が「愛の募金活動」で父兄から集めた寄付金・物品の贈呈式が、2日援協地下ガレージで行われた。今回で40回目となる。 同活動は同校PTA社会福祉部により行われ、希望の家、こどものその、憩の園、やすらぎホーム、援協の5団体に各510レずつの寄付金と衣類、本、雑貨、食器、靴、タオルなどの物品が贈ら ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(8)
一章 カンバラー カフェーは血であり命であった 往年、カフェーはブラジルを支えていた。国内で流通する貨幣の殆どは直接・間接にカフェーと関連して動いていた。それを見事に表現する名言があった。こうである。 「カフェーは、ブラジルの血であり、命ですらある」 広大なカフェザールを経営するファゼンデイロの懐には、黄金が流れ込んだ。カフ ...
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