私は高卒後1年半を八幡製鉄所事務員として働いた後、1958年兄の家族と共に農業移住者として船で来ました。来た当初は、「昔の『移民』とは違う。自分は戦後教育を受けた新しい『移住者』なのだ」という自負がありました。しかし、当地では『新移民』と区分されました。 農場で2年働いた後、運命に流されるまま、マリンガ、イパチンガ、日本移住事 ...
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野菜スープ
このスープのレシピは友人から教えて頂いたものです。心臓病のかたの為のダイエット食だったのですが、我が家では欠かせない一品となっています。夏の暑い日に、冷蔵庫で冷やしておいたものをいただくと、冷たくて本当に美味しくいただけます。お好みでジャガイモを入れたり、スープの中にご飯を入れたりするかたもいます。
続きを読む »「日本人なくして北パラナの開拓なし」=州入植百周を盛大に祝う=前線基地だったカンバラ
パラナ日伯文化連合会(折笠リカルド力己知会長)が主催してパラナ州日本人入植百周年記念式典が13日にカンバラ市に約150人の日系団体代表が集まり、続いて翌週20日には慰霊祭がローランジャ市日本移民センターで盛大に挙行された。カンバラは北パラナの玄関口として、また〃足場〃として重要な役割を果たし、上野米蔵と息子アントニオ、松原武雄 ...
続きを読む »ごあいさつ
移民の日にあたって=ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美 1908年に日本移民がブラジルに移りきて、今年で107周年を迎えます。今日の日系社会が存在するのは私共の先輩方のご苦労の賜物であります。開拓先亡者の御霊に対して心より哀悼と感謝の意を表する次第であります。 日系社会の先輩方は長いブラジル移民史の厳しい道のりを、唯ひた ...
続きを読む »東西南北
3日付アゴラ紙によると、サンパウロ市セントロのアルメニアのバス・ターミナルでは、サンパウロ市と近郊の町を結ぶEMTUのバス路線で、利用者カード「BOM」の不正使用が行われているという。闇売人は利用者に「料金は5・80レアルだが5・00レアルでいい」といってカードを渡し、乗客が読み取り機にBOMを通したら、バスの窓からカードを返 ...
続きを読む »国税庁=海外で「日本酒」使用禁止令!=東山農産加工 小林社長に訊く
「〃日本酒〃という言葉を日本産以外で使用禁止!」――との国税庁の方針が先月9日に報道された。つまり、ブラジルで作っている酒は「日本酒」と表示してはいけない―ということだ。当地への影響について1934年の創業以来、サンパウロ州カンピーナス市で「東麒麟」を製造し続ける東山農産加工有限会社の小林信弥社長に尋ねてみた。 国税庁が「日 ...
続きを読む »終戦70周年記念=桜組挺身隊の記憶=カンピーナス 伊藤喜代子=第2回=若い女性には苦痛な事も
ブラジル各地から集まった桜組挺身隊の同志は、サントアンドレー市の町はずれで養鶏場を営んでいた人のところに落ち着いた。 共同生活を三カ月くらいやった後、軍によって強制解散させられるのだが、その後の同志の動向はしばらくの間伝わっていたが、今は、ほとんど私には分からない。 私とあまり年の差のないある女性で、料亭に働きながら苦学して、 ...
続きを読む »吉岡黎明さんに旭日双光章=教育や福祉面での貢献に
日本政府「平成27年度春の叙勲」で、救済会「憩の園」前会長の吉岡黎明さん(78、二世)が旭日双光章を受章した。6月24日午後3時より在聖総領事公邸で叙勲・伝達祝賀式が執り行われ、日本ブラジル文化福祉協会の呉屋春美会長はじめ日系4団体の会長、親族や友人等、20人以上が出席し、受章を祝った。 サンパウロ総合大学等で社会福祉士として ...
続きを読む »第34回 サバイバルに重要な「変化」を服装に見る
ブラジルから日本に戻り、東京の街を歩いていると、最近は本当にネクタイをしているビジネスパーソンをほとんど見なくなった。私がネクタイをしてお客様のところへ行くと、かえって珍しそうな目で見られる。 もちろんノーネクタイは、震災後の日本全体の緊急事態から、国として推進した省エネを経た動きであるが、元来礼や格式を重んじるお国柄としては ...
続きを読む »東西南北
1日、サンパウロ市で幼い子供の学校への送迎を行うスクールバスの運転手約3500人が、子供用のシート義務化に反対する抗議行動を行った。7歳半までの子供は「チャイルド・シートに着席させる」との法律が、スクールバスにも2016年2月1日以降適用されることになったためで、運転手側はこれを「1歳未満の子供のみにしてほしい」と訴えている。 ...
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