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サンパウロ 関連記事

終戦70周年記念=桜組挺身隊の記憶=カンピーナス 伊藤喜代子=第1回=子供からみた事件の内幕

セー広場を行進する様子(『目で見るブラジル日本移民の百年』百年史編纂委員会、08年、風響社、109頁)

 ちょうど60年前――終戦直後から始まった勝ち組系の動きの中でも最後の大規模なものが起きた。1955年5月16日にサンパウロ市のセー広場周辺で起きた「桜組挺身隊の街頭デモ」だ。53年5月頃からサントアンドレー市郊外の日系養鶏場に集まり、鶏舎で集団生活を始めた3百数十人の代表は、在聖総領事館に「民族総引き揚げ」を求めて談判を繰り返 ...

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聖南西役員会議=各地で日本祭りや運動会=天野氏が300万レ基金提案

議事進行する山村会長

 聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)の役員会議が6月27日、カウカイア・ド・アウト文協で開催され、加盟する25団体から36人が出席した。連盟の会計承認および各団体から行事予定や報告が行なわれた他、コロニア・ピニャール在住のサンパウロ青年図書館の天野鉄人理事から、「300万レアル基金構想」についての提案も行われた。 同連 ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(3)=内山主幹「通説が問題だな」

 「アンシエッタ島の刑務所へ送られたではないか。それが、有罪判決が出た証拠」と反論する人も居るであろう。が、これは、その刑務所を臨時に拘置所代わりに使用したものであり、収監・服役ではない。(襲撃実行者は無論、起訴され、有罪判決を受け、受刑した) 勝ち負け抗争では、無実の数千人が拘引され、その相当数が虐待・拷問を受けた。後遺症に苦 ...

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ドウラードス日本語モデル校=創立25周年を顧みて=校長 城田 志津子=(3)

 連合会創立当時から学務という部署がありましたが、83年、名称を日本語普及部と改め日本語普及に向かっての活動が始まりました。同年、松原移住地にも私塾の日本語学校が開校され、殆どの日本人移住地に日本語学校が開校し、日本語学校生徒の交流の輪が更に広がっていきました。 またこの年、私は第5回JICA日本語教師本邦研修に推薦され、玉川大 ...

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ニッケイ俳壇 (845)=富重久子 選

『ジュニナ祭』は6月祭のこと。ポルトガルのキリスト教の祝日に起源を発し、ブラジルでは収穫祭や冬至などと併せて祝う祭り。男の子はヒゲを描き、破れた麦藁帽子にチェックのシャツ、女の子はそばかすメイクにドレスを着てクアドリーリャという踊りをおどる。この時期、学校の恒例行事にもなっている。

   サンパウロ         間部よし乃 冬帽子買って話が又弾み【どこか友達と旅をした時の事であろうか。賑やかにあれこれ帽子を選んでは被ってみて、皆それぞれの好みの帽子を買い満足して店を後にすると、またまた話が弾み愉しい旅が続いていく、というまことに女性らしい和やかな佳句。】 思ひ出の田舎へ旅を移住祭【六月十八日は移住祭でし ...

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世界の反対側の貴種流離譚=多羅間俊彦=「昭和の天孫降臨」と呼ばれた男

多羅間俊彦さん

 民俗学者の折口信夫は、芸能史や国文学を研究する中で、日本における物語文学の原形として「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」という概念をとなえた。本来なら王族や貴族などの血筋を持つ高い身分にあるものが、何らかの理由で捨てられたりして家を離れざるをえず、不幸な境遇や下界に置かれ、その中で旅や冒険をして正義や何らかの力を発揮するという ...

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「中国のアップル」ブラジルに=スマホが何と499レアル

 創業5年で世界第5位の生産量を誇る会社に成長し、「中国のアップル」と呼ばれる小米科技(Xiaomi、シャオミ)が、6月30日にサンパウロ市で開催されたイベントで、ブラジルでのスマートフォン販売開始を宣言した。 アジア以外の地域では初めてとなるスマホ販売のアナウンスは、2013年9月に同社副社長に就任したブラジル人のウゴ・バーラ ...

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リングの「殺し屋」が大変身=歌手としてゴスペル歌う

 対戦相手に噛み付き、血を見るのが好き、対戦相手を殺した事もある。流血の試合はTVでも中継され、皆に憎まれた男が、大変身を遂げた。 1960年代から1980年代、総合格闘技で「怪物」とか、リングの「殺し屋」と呼ばれたアキレス(本名はヴェスパシアノ・フェリックス・デ・オリヴァイラ、77)がその人だ。 格闘界から去ってふた昔。この間 ...

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サンパウロ州タナビ市=700キロ超の麻薬押収=匿名通報で駆けつけた農園で

 サンパウロ州内陸部タナビ市にある小農園で6月30日、700キロを超える麻薬が押収され、男性2人が逮捕された。 匿名の通報を受けた警察が駆けつけたのはタナビ市内にある小農園で、パラグアイから密輸されたと思われる麻薬は、農園内にあった車の中に隠されていた。 警察によると、この農園は貸し出されており、州北西部を中心に活動する麻薬密売 ...

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東西南北

 1日より、リオデジャネイロ州パラチーで、毎年恒例のラ米最大規模の文学の祭典「パラチー国際文学祭(FLIP)」がはじまった。毎年、国外の著名な作家を招聘することでも有名なFLIPだが、今年はイタリアの作家ロベルト・サヴィアーノが直前に参加をキャンセルし、話題となっている。サヴィアーノはイタリアン・マフィアの実録書「ゴモラ」でマフ ...

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