悲喜こもごものワールドカップも終わり、ブラジルでは数カ月後に大統領選を控えている。 「W杯、ひいてはブラジルの歴史上、こんなにW杯と政治が絡んだことはない」。こう明言するのはサンパウロ大学(USP)の歴史学者フラヴィオ・デ・カンポス氏だ。同氏によれば、そもそも大会の開催そのものが選挙戦の日程などに影響を及ぼしている上、ブラジル ...
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世界4位は最悪の結果か
ブラジル代表が準決勝で大敗を喫した晩、サンパウロ市南部では何の罪もないバスが、なんと20台以上も焼かれた。 次の晩、訪日予定の戦後移民と飲んでいたら、「日本代表が本領発揮できなかった原因をもっと追究すべきだと、故郷の友人に言おうと思っていたのに、ブラジル代表があのザマじゃ何にも言えないよ」とボヤいた。 例の試合を当地新聞は「百 ...
続きを読む »いよいよ大統領選が本格化=天下分け目の10月決戦へ=舞台裏や裏取引きあれこれ=駒形 秀雄
サッカー世界大会は強豪ドイツの勝利となり、ブラジルの「地元で優勝」の夢は〃コッパ微塵〃に砕かれて、終わりとなりました。一方、この1カ月間、地元の大統領選挙のほうはその布陣展開に大きな進展が見られ、有力候補陣の顔ぶれ、政党間の合従連衡などが確定しました。これで10月に行われる天下分け目の合戦の準備が整い、いよいよ戦闘開始です。各 ...
続きを読む »東西南北
13日夜、大サンパウロ市圏カラピクイーバで殺戮が繰り広げられ、5人が死亡する惨事が起きた。20時40分頃、サンタテレジーナ地区の路上で大麻を吸いながら会話していた一団に2台の車が近づき、そこから降りた4人が全員に床に横たわるよう命じた後、銃撃をはじめた。これにより、17歳を筆頭とする10代の少年3人が即死、病院に運ばれた34歳 ...
続きを読む »サンパウロ日本人学校=39年目の寄付活動=福祉団体、日語センターへ
サンパウロ市カンポリンポ区のサンパウロ日本人学校(村石好男校長)が、「愛の募金活動」により父兄から寄せられた寄付金・物品を、日系福祉施設の5団体に寄付した。1日昼、援協の駐車場で贈呈式が行われた。 PTA社会奉仕部(矢澤正子部長)が毎年実施しており、今年で39回目。衣類、本、雑貨、食器、靴、タオルなど生活用品と寄付金計2240 ...
続きを読む »サッカーとスポンサー契約=ブラジルでの効果は他国より高い
13日に行われたW杯の決勝戦はドイツ対アルゼンチンで、どちらもドイツのアディダス社のユニフォームを使っていたが、決勝点を入れたゲッツェが履いていたのは米国のナイキ社のシューズだった。また、今大会で2点を決め、4大会の通算得点を16に伸ばしたクローゼが16点目を決めた時のシューズもナイキ製だった。 これらはスポーツ用品の会社が各 ...
続きを読む »「玉手箱のような国」
日本から持ち込んだカップラーメンは帰国までに食べきれそうにない。肉の塊を炭火で焼いた「シュラスコ」や、芋の粉を焼いたチーズパン「ポン・デ・ケージョ」、サトウキビの絞り汁で作る伝統のカクテル「カイピリーニャ」…。ブラジリアンフードはどれも安くておいしい。 日本食が恋しくなっても、サンパウロなら日系人の経営する店も多く、困らない。 ...
続きを読む »W杯最終日にリオでデモ=400人参加、警察が鎮圧=ジャーナリスト11人負傷
リオでW杯の決勝試合が華々しく行われた13日午後、市北部チジュカ地区のサエンス・ペナ広場で、400人が参加するデモが起きた。同広場はマラカナン・スタジアムから約2キロの場所にあり、少なくとも5人が身柄拘束、マスコミ関係者11人が軍警に攻撃されたと14日付地元紙が報じた。 報道によれば、広場付近のオコンデ・デ・ボンフィン大通りで ...
続きを読む »大耳小耳
サンパウロ日本人学校から各日系団体への寄付が行なわれた際、PTA9人に邦字紙読者がいるか尋ねてみた。結果、購読者はわずか1人、ネットで愛読しているという人も2人だけだった。日系社会と何かしらの関わりを持っているのは、親子で陸上クラブに通っているという1人のみ。駐在員家族の関心は、あまり日系社会へ向いていないようだ。帰国後、ブラ ...
続きを読む »日本祭り=「中田カフェ」も出展=日本酒の奥深さを堪能
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が主催する「第17回日本祭り」に、元サッカー日本代表の中田英寿氏(37、山梨)がプロデュースする「nakata.net Cafe2014@サンパウロ」の日本酒バー「N―Bar」が出展した。 同事業は日本酒など本場の日本文化を発信するため同氏が立案したもので、先月12日から約2週間、 ...
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