さてブラジルは今、政治面では政権と反政権の力争いが上院で始まった。コロナ感染対策に関するCPI(議会審問委員会)を通じて、それが表面化し、経済金融面では不確実性を抱えながらも、特に金融市場では楽観、少なくとも落ち着いた事態になっている。 コロナウィルス感染は、4月に月計最大の死亡者数、8万2千人を記録した。連邦政府のワクチン ...
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特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=不安定化する政治/経済局面=聖市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(3)
さてブラジルは今、部分的な内閣改造があったばかりの政治面では依然として要注意、経済金融面では政治リスク悪化の波紋と最高更新のコロナウィルス感染によって、経済観測悪化が続いて一段と悲観的そして不安定になっている。 政治面で要注意なのは、部分的な内閣改造が現政権の国会運営の支えであるセントロン(中道連合)との関係強化に沿ったもの ...
続きを読む »≪サンパウロ市≫コロナ禍でバール半分閉店=手が届かない企業向け融資=本格的な企業倒産これからか
パンデミックの直撃を受けた分野の一つは、文句なしに飲食業界だ。ブラジル・バール・レストラン協会(Abrasel)によると、新型コロナウイルスの影響でサンパウロ市にある2万3千軒のバール(軽食店)やレストランのうち、半分以上の1万2千軒が閉店した。ブラジル地理統計院(IBGE)によると、5月末までにブラジルで780万人の雇用が喪 ...
続きを読む »≪ブラジル≫正式な景気後退期に突入へ=2期連続GDPマイナス成長=1・5%減と11%減で
ブラジル中央銀行は14日、中銀独自の経済活動指数(IBC-Br)に基づくブラジル経済成長率が、第2四半期に10・94%縮小する見込みだと発表した。この指数は、国内総生産(GDP)の先行指数と考えられており、ブラジル地理統計院(IBGE)による正式な数値は9月1日に発表される。
続きを読む »《ブラジル》国際投資家の間で増す懸念=低金利で旨み減り政治も混乱
新型コロナウイルスの感染拡大は世界規模の景気後退(リセッション)を招く事が必至だが、国際投資家の間で投資対象としてのブラジルへの懸念が増していると20日付現地紙が報じた。
続きを読む »《ブラジル》フォーカス予想=今年の成長率マイナス6・51%=来年末Selicは3%
中銀が金融機関の関係者を対象に行った景気動向調査「フォーカス」最新版によると、今年の国内総生産(GDP)の予想成長率はマイナス6・51%だったと15日付現地サイトが報じた。
続きを読む »《ブラジル》経済基本金利が年5%に=「まだ切り下げる余地あり」=貯蓄預金などの有利性薄れる
ブラジル中銀の通貨政策委員会(Copom)が10月30日夜、経済基本金利(Selic)を年5・5%から5%に切り下げる事を決めたと10月30、31日付現地紙、サイトが報じた。 7月以降、3会議連続で0・5%ポイントずつというSelic切り下げは、経済活動の回復の遅れやインフレが低レベルで推移するとの見通しに基づくものだ。会議 ...
続きを読む »この不景気の出口はどこに=ブラジルが魁聖なら日本は豪栄道?=駒形 秀雄
「やあ、元気ですね。景気はどうですか?」―しばらく前まではニコニコしながらこんな風に友人との会話が始まりました。ところが今はいけません。周りはどちらを向いても冴えない顔ばかり、「どこどこは金が無い。支払いが滞っているから気をつけろ」「俺の身内が職をなくしてブラブラしてるんだ。何か良い働き口はないか?」こんな類の話題ばかりです。 ...
続きを読む »W杯と夏季五輪に向けて=リオ州日伯文化体育連盟理事長 鹿田明義
ニッケイ新聞 2013年1月1日付け 新年明けましておめでとうございます。昨年を振り返りますと、8年間続いたルーラ大統領から、ジルマ大統領に替わった1年目は閣僚のスキャンダルで不安でしたが、2年目は支持率も高水準を維持しています。 国内の景気は欧州債務危機・中国経済の影響を受け昨年の経済成長予測は下方修正され1・5%となって ...
続きを読む »拡大するクレジット市場=同時に貸し倒れも増える
ニッケイ新聞 2011年9月29日付け 8月末に基本金利(Selic)が12%に下がったことに関連して、クレジット(信用貸付)が増えていると28日付けエスタード紙などが報じている。 上半期のクレジット市場の拡大傾向と、基本金利が今後も下がり続ける傾向にあるとの市場判断が広まっていることを受け、中央銀行(BC)は今年のクレジッ ...
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