コリンチアーノ恐るべし――。初めて目の当たりにしたカルナヴァルで、改めてそのパワーのすごさを思い知らされた。 初日、ガヴィオンエス・ダ・フィエルが登場を控えると突然、サンボードロモ内にはコリンチアンスの紋章を象った小旗が打ち振られ始めた。 幼いころからサンパウロFC贔屓の私は、居心地の悪さを感じざるを得なかったが、ディスフ ...
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越境する日本文化 野球(2)=ブラジルの起源は米国=日系人の娯楽として普及
3月6日(木) ブラジルにサッカーをもたらしたのが、「母国」イングランドであったのと同様に、野球もその発祥の地アメリカによって持ち込まれていた。 〈日本人が始める以前に、当時在聖の米国人たちによって、すでに行われていた〉。一九八五年に刊行されたブラジル野球史は、この国における野球の起源をこう記す。 初期の移民の証言やブラジ ...
続きを読む »猛暑の中 狂熱のカーニバル=サンパウロ市 感動ガヴィオンエス=サウゲイロが圧倒 リオ
3月4日(火) 【各紙一、二、三日】サンパウロ市アニェンビー区のサンボードロモで二十八日と一日の二日間にかけて、エスコーラ・デ・サンバのデスフィーレが開かれた。観客総数は六万六千人に達した。 初日はバロッカ・ゾナ・スルが十二分遅れてサンボードロモ入りした。サッカー王ペレーがテーマだったが、本人は韓国へ旅行中で欠席した。 初 ...
続きを読む »越境する日本文化 野球(1)=日本で花咲く「ヤキュウ」=日系人トリオが甲子園に
日系社会 ニュース 3月4日(火) 二〇〇×年八月×日、阪神甲子園球場。 全国の高校球児にとって「聖地」ともいえる大舞台の頂点に、異色のチームが登り詰めた。 九つのポジション全てをブラジル人留学生だけで構成する○×高校が、決勝で甲子園常連校の名門、PL学園に八対〇の圧勝。ブラジル国旗を手に、三塁側の観客席を埋め尽くしたデカ ...
続きを読む »カルナヴァル 今年も〝日本人〟活躍
3月4日(火) 灼熱の季節に盛り上がるカルナヴァル――。十四のエスコーラが参加したサンパウロのカルナヴァルが二月二十八日夜から、三月二日早朝までサンパウロ市アニェンビーのサンボードロモで行われた。 ローザス・デ・オウロやヴァイヴァイなどのパレードでは例年通り、日系人や日本人らが日ごろの練習の成果を披露。また二日目のトリを務め ...
続きを読む »カルナヴァルと日系人(終)=ヴァイ・ヴァイ=移民90年忍者と芸者とラジオ体操=日本民族文化からブラジル民俗へ
3月4日(火) ★天皇とビキニ★ ヴァイ・ヴァイは一九三〇年に創立された、サンパウロで最も伝統のあるエスコーラの一つだ。しかもグルッポ・エスペシャルにその地位を保ち続け、優勝回数は最多を誇る。そのエスコーラが移民九十周年(一九九八年)に「日伯文化統合」をテーマに選んだ。タイトルはずばり「万歳!ヴァイ・ヴァイ」――。 このパレ ...
続きを読む »カルナヴァルと日系人(6)=フロール・ダ・ペーニャ=囃子響かせ笠戸丸行進=「リオで大江山の鬼行列」と構想
3月1日(土) ★リオに神楽を!★ 移民七十五周年、一九八三年は日系人とカルナヴァルの関係において画期的な年だった――。日本移民をテーマにしたバロッカがパレードしたのと同じチラデンテス大通りに、なんと「笠戸丸(第一回移民船)に乗った神楽」も登場していた。 「いずれは本場リオのカーニバルに神楽を出したいと思っていたので、まずは ...
続きを読む »小野寺郁夫さん逝く=柔道、スポーツに広く貢献
3月1日(土) 小野寺郁夫(おのでら・いくお=柔道家、企業家、宮城県人会副会長)二月二十八日午前九時、シリオ・リバネンセ病院で舌がんのため死去。六十三歳。 一九三九年八月二十一日、宮城県若柳町川北欠に生まれる。六四年八月に渡伯。柔道家で、一九七六年のモントリオール・オリンピックの柔道ブラジルチームの監督を務めた。二〇〇〇年の ...
続きを読む »リオ カーニバル中 陸軍出動=治安維持で後詰め=軍警は組織の拠点警戒=PT、犯罪組織に挑戦か
3月1日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】マテウス・リオ州知事から陸軍の出動要請を受けたルーラ大統領は二十七日、カーニバル開催中のリオの治安と秩序維持のため出動を受理した。拘禁中の受刑者が商店の略奪や路線バスの放火などを犯罪組織へ指令したことで、大統領は不安と不穏、恐怖感が漂う市中の秩序回復のため陸軍の出動を決断 ...
続きを読む »灼熱のカーニバル 本番!
3月1日(土) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】きょう一日から、リオデジャネイロ市とサンパウロ市のエスコーラ・デ・サンバのデスフィーレが始まる。 サンパウロ市の公式のカーニバルは先週、ブロッコ・ド・カルナヴァルによって開幕されたが、メストレ・サーラやポルタ・バンデイラ、コミッソン・ダ・フレンテ、そして数多くのきらびや ...
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