ニッケイ新聞 2008年8月8日付け 「あなたたち二世はブラジレイロなのかジャポネースなのか」。大阪大学とUSPが共催した国際セミナーの「映画とアイデンティティ」というセクションで日系短編映画の上映会に続いて、日系監督らによる討論会があり、そんな質問が非日系学生から出された▼ブラジル人が使う「ジャポネース」というポ語は実にくせ ...
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日本語センター=デカセギの苦労減らしたい=第7回速成塾研修が修了
ニッケイ新聞 2008年8月6日付け ブラジル日本語センター(谷広海理事長)が主催する第七回速成塾研修の修了式が七月三十一日、同センターで行なわれた。 同研修は、訪日就労ブラジル人向けの日本語教育を最短三カ月で行う「速成塾」の日本語教師を育成するのが目的。 同センターにより昨年四月にスタートし七回目を迎えた今期は、ブラジル ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年8月6日付け 「初耳です」「目からウロコが落ちました」。そんな言葉が先日、ある県人会で行われたデカセギ子弟の教育問題に関する説明会で、日本から参加した現場教師たちの口から次々にもれたとの話を聞いた▼文化教育連帯協会(ISEC)の専門家らが説明したのは、デカセギ子弟の抱える精神的なストレス、バイリンガル教 ...
続きを読む »百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第12回 エスニックメディアNHK=通信の発達が創り出す「郷愁」
ニッケイ新聞 2008年8月5日付け 前節で触れたように、移民船から旅客機に移住手段が変わったことは、単に移動時間が短くなっただけでなく、移民心理にも影響を与えている。 その交通手段の発達の先には八〇年代に始まったデカセギ現象があった。これに加え、グローバリゼーションの別の側面である通信の発達により、九〇年代末からNHKがブ ...
続きを読む »百年の知恵=移民と「日本精神」=遠隔地ナショナリズム=第11回 移民船という通過儀礼=NHKテレビ放送の衝撃
ニッケイ新聞 2008年8月2日付け 「サントスでヨーイドン!」という言葉は、移民独自の心情のひだを良く表現している。 第一回移民船笠戸丸以来、かつて日本移民はブラジルまで船で四十日、五十日かけて渡るという一種の通過儀礼を体験することにより、地球の反対側にある「新天地」に到着したと実感した。 赤道通過時に行われる「赤道祭」 ...
続きを読む »東洋街日系商店=〃黄金期〃は去った=80年代から下降、ドル安が拍車=高価な買い物した駐在員らいずこ=日系店員不足=「みつぼし」閉店へ
ニッケイ新聞 2008年8月1日付け サンパウロ市東洋人街リベルダーデ区で、三十八年にわたり営業を続けてきた老舗日系宝石店「みつぼし」が来る八月三十日、閉店する。かつて日本人街と呼ばれたリベルダーデは昨今、中国系、台湾系商店の進出が著しい。同店の閉店は、昔ながらの日系商店の苦しい経営状況を象徴しているといえそうだ。 同店の創 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年7月31日付け ゴイアス州生まれ、デカセギにいった両親に連れられ、八歳から日本で育った日系三世の陸上競技選手、杉町マハウさん(23)が、北京五輪の男子陸上四百メートル障害競走に、ブラジル代表として参加することになったと両国の新聞で報じられている。毎日新聞二十八日付けで、高校の陸上部の伊藤純一監督は「誰よ ...
続きを読む »コラム オーリャ!
ニッケイ新聞 2008年7月30日付け 日本の文部科学省がこのほど、日本で暮らす外国人子弟について、小学校を卒業していなくても中学校への入学を認める方針を固めたという。産経新聞や教育関連サイトなどで報じられている。 外国人学校からの編入希望者や、経済的な理由で小学校に通えなかった子に義務教育の機会を保証するのが狙いという。 ...
続きを読む »外国人生徒の日語学習支援=愛知県=7億の基金民間から募り=教室助成、指導者派遣も=県レベルでは初の試み
ニッケイ新聞 2008年7月25日付け 愛知県は二十二日、県内外国人児童生徒の日本語学習を支援する事業を開始すると発表した。民間による約七億円の基金を創設し、外国人学校への指導者派遣、民間日本語教室への運営費助成などを行なうもの。外国人児童の日本語理解を支援することで、不就学や不登校などの問題を解決し、日本社会への適応を促すこ ...
続きを読む »■記者の眼■日本社会への統合の時代=愛知の基金は貴重な先鞭
ニッケイ新聞 2008年7月25日付け 「これからは日本へのインテグラソン(統合)の時代が始まる」。十九日にセブラエが主催したデカセギ・セミナーで、在日ブラジル人向け大手ポ語新聞・TV局を経営する村永レオナルドIPC社長は、そう興味深い講演をした。 デカセギ開始から二十年以上が過ぎ、在日ブラジル人コミュニティは新しい時代に突 ...
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