ニッケイ新聞 2008年3月29日付け 世界における日本語教育に、ようやく政府が本腰を入れ始めた。今年二月に発表された日本の海外交流審議会(外務大臣の諮問機関)の答申(二十頁)には、「主要国は積極的に海外における自国語普及を図り、文化交流事業を展開しており、また、自国の魅力を発信するための予算を増加させるなどの取り組みを強化し ...
続きを読む »デカセギ 関連記事
移民審議会会長が講演=3日、商議所セミナーで
ニッケイ新聞 2008年3月29日付け 国内移民政策の総元締めにして、外国人へのビザ許認可を司る国家移民審議会のパウロ・セルジオ・デ・アルメイダ会長が、デカセギ問題などに関して日本・日系社会側との、初めての会合を四月三日にサンパウロ市で持つことになった。ブラジル日本商工会議所の企業経営委員会(石川清治委員長)主催で、同午後二時 ...
続きを読む »「百年の知恵」=日系人とバイリンガル=多言語と人格形成の関係を探る=□第1部□日系社会の場合(6)=コロニアが日系社会の核=日本語文化圏の誕生
ニッケイ新聞 2008年3月28日付け ブラジルというポルトガル語の大海のあちこちに、日本人集団地という島が浮かんでいる。パラナ州ロンドリーナ市に住む沼田信一さんの調査によれば、過去には二千カ所もあった。今も全伯にある文化協会などの団体は四百以上も存続している。 このように転々とある植民地をつなぎ、さらにサンパウロ市の情報を ...
続きを読む »日本語センター=速成塾に1000万円の寄付=人材派遣のフジアルテル社から=谷理事長「南米にも広めたい」
ニッケイ新聞 2008年3月28日付け 日本語教育に一千万円の大型寄付――。ブラジル日本語センター(谷広海理事長)主催する、デカセギ希望者向けに短期間で基礎会話や日本文化・習慣をおぼえてもらう速成塾。その主旨に賛同した総合人材サービスのフジアルテル株式会社(大阪市)は、創立四十五周年事業の一環として一千万円(約十七万四千レアル ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年3月27日付け 十四日付け英国ガーディアン紙は堂々二十頁ものブラジル特集を組み、「〃未来の大国〃の〃未来〃はまだ到来していないが、大分その時が近づいた」と経済の堅調ぶりを讃えた。先進国なみ地域とアフリカなみのそれが共存している様を〃コントラストの国〃と位置づけ、偶然に経済好機期に就任したとの観点から「ル ...
続きを読む »弓場農場を再び=NHKハイビジョン=特集で取り上げる=6月1、2日に放送予定
ニッケイ新聞 2008年3月27日付け 昨年四月頃にNHKスペシャルで放送された弓場農場(弓場常雄代表)。前回の放送が好評だったことを受け、今年六月にハイビジョン特集で放送される予定になった。前回、撮影を行った株式会社ドキュメンタリージャパンが、昨年七月から日本と同農場を行き来し、撮影を行っている。同社の久保田直ディレクターは ...
続きを読む »「百年の知恵」=日系人とバイリンガル=多言語と人格形成の関係を探る=□第1部□日系社会の場合(4)=日系学校が果たした役割=戦前は日本人教育だった
ニッケイ新聞 2008年3月25日付け 連載第一回でカナダ日系社会では三世で日本語がなくなるという話を紹介したが、ブラジルでは三世で読み書きするものや、四世でも日本語をしゃべるものがいる。この違いはどこから来るのか。大きく二つ理由があると考えられる。 第一は、ブラジルへの移民が家族単位で移住地や植民地に入った点ではないか。 ...
続きを読む »環境異変で日本から大量移住?!=9・11、TAM機墜落予言=ジュセリーノさんに聞く=日伯関係の将来を大胆予測=「日系大統領はでるか?」
ニッケイ新聞 2008年3月21日付け ジュセリーノ・ノブレガ・ダ・ルス(48、パラナ州マリンガ出身)という名前を聞いたことあるだろうか。二〇〇一年9・11NY同時多発テロなど数々の重大事件を予言したとされるブラジル人男性だ。昨年末には日本でもテレビの特別番組に登場して以来、注目を浴びている。雅子妃殿下のご来伯、日系大統領はい ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年3月21日付け 在日デカセギたちの在留資格(身分、地位、立場)に関わる話である。日本の法務、総務両省は、現行の外国人登録制度を見直し、日本人の(住民登録によって作成される)住民基本台帳と同様の「在留者管理」を導入する方針を固めている。ほぼ一年かけて検討を重ね、来年の通常国会に、法案を提出する見通しだ▼つ ...
続きを読む »《百年の知恵》第2回開始=何気ない生活経験を見直す=移民の日常が〃含み資産〃
ニッケイ新聞 2008年3月19日付け ニッケイ新聞では編集部独自の百周年記念事業として、毎月一つの特別連載《百年の知恵》を掲載している。その主旨は、「ブラジルでは〃移住〃という壮大な民族的な実験が行われている」との認識を、様々な切り口から紹介するものだ。第一回は、笠戸丸のはるか前である一八九〇年に渡航し、帰国後の生涯をポ語辞 ...
続きを読む »