ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 「何度来ても話すことはない。もう全て終わったことだ」――。デカセギ帰伯逃亡事件で国際指名手配されている日系ブラジル人女性、フジモト・パトリシア容疑者の本籍地であるサンパウロ市南部の自宅を訪れると、容疑者の父親は手を横に振ってこう何度も口にした。父親のロベルト氏がA4用紙四枚にわたり、日本 ...
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全伯日系団体の連携めざして=文協統合フォーラムを振り返る=連載《上》
ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 一、二両日に開催された「文協統合フォーラム」。二十五カ所の地方理事のうち、全伯十州、二十二団体の代表者が一堂に会して意見を交わした。文協では過去、十回にわたって日系団体代表者会議を開催、後の日系団体連合会(UNEN)設立へとつながった経緯があるが、今回のフォーラムはそれ以来の試みと言える ...
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ニッケイ新聞 2007年12月7日付け 今回の文協フォーラムには、北伯ベレン、マナウスからも代表が訪れていた。文協の抱える問題は北と南を問わないが、少々違った事情もあるよう。来年五十周年を迎えるベレンの汎アマゾニア日伯協会の代表によれば、傘下文協の中には数百キロ離れたところもあり、距離の問題も大きいようだ。場所によってはインタ ...
続きを読む »日語校、コチアと歩んで75年=ヴァルゼン・グランデ=聖南西最古の日系団体=2百人集い節目を祝う
ニッケイ新聞 2007年11月28日付け ヴァルゼン・グランデ文化体育協会(田村忠男会長)の創立七十五周年式典が二十五日、ヴァルゼン・グランデ・パウリスタ市の同会館で開かれた。子弟教育への情熱の下、聖南西地区で最も早く発足した同文協。旧コチア産業組合中央会とも深い関わりを持ちながら、同会解散後の困難を乗り越え、今日まで絶えるこ ...
続きを読む »2世による百年史1月刊行=原田弁護士ら11人が執筆=批判的視点や分析盛り込み
ニッケイ新聞 2007年11月28日付け 原田清弁護士がコーディネートし、十一人の二世陣らが中心となって執筆した独自の日系史解釈と、日系人の活躍ぶりをまとめた六百三十頁の大著『O Nikkey no Brasil』(ポ語、ブラジルの日系人)が出版され、来年一月十五日にその刊行記念パーティが行われることになった。 写真も五十枚 ...
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ニッケイ新聞 2007年11月20日付け 顔写真と指紋押捺が義務化へ―。テロリストの入国や強制退去処分を受けた者の再入国を防ぐことを目的に改正出入国管理・難民認定法が二十日から施行される。デカセギブラジル人はもちろん、帰化人も対象に。このような措置はアメリカに次いで二番目だそう。ブラジルに入る米国人には、対抗措置として同様の処 ...
続きを読む »焼津母子殺害事件=日本政府が国外犯処罰要請=伯当局=3件目の手続きに入る
ニッケイ新聞 2007年11月09日付け 静岡県焼津市で昨年十二月、ブラジル人母子三人が殺害された事件で、殺人容疑で国際手配されているブラジル人、エジルソン・ドニゼッチ・ネベス(Edilson Donizeti Neves)容疑者について、日本政府の要請によるブラジル政府の捜査当局が三件目の代理処罰(国外犯処罰)の手続きに入っ ...
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ニッケイ新聞 2007年11月08日付け 日本の文部科学省は、全国の公立小中高校で外国人生徒が増加傾向にあることから、日本語教育の支援に乗り出すことになったと読売新聞が五日付けで報じた。今までは地方自治体が独自に日本語と外国語双方が堪能な非常勤職員を雇用してきたが、今後は文科省が財政的に支援し、授業の通訳や指導教室の拡充を実現 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2007年11月08日付け 今年後半になって、来伯する日本の新聞記者が急に増えた。これほど立て続けにくるのは異例だ。七月から毎月、静岡新聞の記者が三人短期来伯したのを先駆けに、九月には愛媛新聞記者が一カ月、十月からは河北新報記者が一カ月滞在し現在も取材中だ▼さらに共同通信記者もカメラマンと共に来聖、十日間程度取材 ...
続きを読む »リオ=カーニバルで百周年祝おう=ポルト・ダ・ペドラ=2百人以上の日本人参加を=「笠戸丸」の前後で踊る?!
ニッケイ新聞 2007年11月07日付け リオのカーニバルで百周年を祝おう―――! 二〇〇八年の日本移民百周年を記念し、「日本移民百周年―移民船でもパゴッジ(サンバ系軽音楽)」をテーマに準備を進めているサンバチーム「ウニードス・ド・ポルト・ダ・ペドラ(Unidos do Porto da Pedra、ウベラン・デ・オリベイラ会 ...
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