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ニッケイ 関連記事

ニッケイ俳壇 (853)=富重久子 選

通勤・帰宅時間に主要道路は渋滞となり、なかなか車が動かないことも。サンパウロ市の中心部では、月曜日から金曜日には車両ナンバーによる時間帯規制も行われているが、それでも渋滞緩和とはならない。

勝ち負けの戦の炎敗戦忌
【八月十五日はわが国の敗戦の忌日であっ­た。既にブラジルに移民していた人も、日本で敗戦を味わった人々もそれぞれに其の日のことは忘れることが出来ない。
 この句にあるように「戦の炎」は勝利を叫んだ国も、敗戦の汚名をかせられた国もお互いに戦の辛酸を蒙ったのであった。敗戦という難しい季語をもって、よく省略の利いた佳句である。】

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ニッケイ歌壇 (495)=上妻博彦 選

ブラジルのサンパウロで毎年開催される日本人県人会連合会主催の日本祭りでは、各県人会が郷土色を販売し、日系、非日系人を問わず多くの人が行列を作って買い求める。

      サンパウロ      水野 昌之昼寝時に限って電話で起こされる「間違い、ご免」という人からだ誰からか電話きそうな気配する休日つづくひとりの真昼裾分けのケーキのお礼の電話受く声の高さで喜びを知る新しき恋の話も就職も孫ともなればいつも電話なりじっくりと女を口説く要領で商談まとめる友の長電話  「評」こうした作品に接すると ...

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ニッケイ俳壇 (852)=星野瞳 選

『ツクピー』とはマンジョッカ(キャッサバ)の根の絞り汁で、舌先や唇に痺れ感を感じさせる液のこと。この液で鶏肉や鴨を煮込むのがブラジルの先住民インディオの料理。

   アリアンサ         新津 稚鴎冬日負い軍平胸像顔暗し首ふって歩く他なき時雨牛犬の嗅ぐ物より翔ちし冬の蝶どびろくや転耕とどむ術もなく土深く想思樹の実を植えにけり   セーラドスクリスタイス   桶口玄海児妻掘りし里芋どれも肥えて居し移民妻にある大望や芋の秋移民妻長生き希望今年竹ここからは町の入り口イペ万朶キリストの泪 ...

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ニッケイ俳壇 (851)=富重久子選

   サンパウロ         田中美智子 果てしなきゴヤスの大地冬景色【旅吟について、「ブラジリアの建築群を見てゴヤス高原の中の幾つもある滝を巡る旅で、地下には豊かな水源があり、澄んだ水が流れていました。広いブラジルの多様な自然の一部を見る事の出来た旅でした」とあり、お手本の様な立派な旅吟であった】 冬街道広野を渡る風の旅冬 ...

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日本語学習に強力な味方=OJAD、南米で初講習=文章から音声を自動生成

講演会の様子

 サンパウロ大学(USP)や関係学会により、10~13日まで開催されている日本語教育に関する国際シンポジウム『EJHIB2015』の事前行事として日本語教師向けワークショップが9日、ニッケイパレスホテルであった。早稲田大学中川千恵子、東京大学大学院峯松信明両教授が講演を行った。峯松教授は自身の研究チームが開発した世界初のオンライ ...

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日伯外交120年の絆・日本祭り=サンパウロ 平間浩二

日本祭り会場入り口にて

 26日は前日の豪雨と打って変わって雲一つない晴天に恵まれた。最終日の今日は、それにふさわしい最高の日本祭り日和となった。 ジャバクァラ・メトロ駅からサンパウロ・エキスポセンター行きの無料送迎バスがピストン輸送している。そのバスに乗ろうとしている行列を見て驚いた。毎年乗っているが、今年ほどの長蛇の列はなかった。待つのは苦痛であっ ...

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ニッケイ歌壇 (494)=上妻博彦 選

『カリンニョ』はポルトガル語で『カート』のこと。ブラジルでは、朝市やスーパーへこのようなカートを引いていくのが一般的である。

      サンパウロ      相部 聖花 過去は今過去になりたり未来世は未だ来たらず今を生きるのみ夫の沸かすコーヒーの香の二階まで立ちのぼり来て今日が始まるやわらかき冬日を浴びてくれないのつつじ咲きつぎ庭は明かるむ三か月咲き通したるシンビジウム色おとろえず鉢の縁に立つ今期三度開花を仰ぐイッペーも天候異変に迷いいるらし   「 ...

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ニッケイ俳壇(850)=星野瞳 選

ブラジルでは季節が冬である時期に桜が満開となり、『桜まつり』などが開催される所もある。

   アリアンサ         新津 稚鴎 気まぐれな雨が降っては冴へ返る屈託もなき髙笑い夜なべ子等サンジョンの焚火にちらと見しは彼ダムの水深く映りて凍てし星確実に老化は進み秋も逝く【一九十五年生れの、確実に百才を迎えられた作者・稚鴎さんには、老化など露見られぬ。どうか私達を引っぱって居て下さいお願いします。ついて行きます。私 ...

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■今週末の催し

 8日(土曜日) 笛太鼓演奏会、午後6時半、イビウナ文協(Rua Julio Gabriel Vieira, 122)     ◎ 響ファミリーコンサート、午後2時、文協(Rua Sao Joaquim, 381)、日曜日(午前11時と午後3時)も     ◎ さくら祭り、午前9時、カンポスさくらホーム(Av. Tassabur ...

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「激動の昭和の名曲を」=日本人の心の歌、16日

来社した皆さん

 コロニアの歌の祭典『第15回日本人の心の歌チャリティーショー』(重田エルゾ実行委員長)が、16日午前10時から文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で開催される。バンド・グループフレンズ主催、入場料30レ。 外交120周年、終戦70周年を記念し、60人のコロニア歌手が明治から平成までの名曲 ...

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