ニッケイ新聞 2009年4月15日付け ポルト・アレグレ市開催の第二十二回自由フォーラムに招かれたアトラス経済調査財団のトム・G・パウマー副理事長は十二日、「ロンドンのG20サミットで各国首脳が決定したことは、金融危機の回復に逆行するもの」と言明したことを十三日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。世界が犯しつつある大きな危 ...
続きを読む »ルーラ 関連記事
三権協定2を結ぶ=非能率的な政治に終止符
ニッケイ新聞 2009年4月15日付け ルーラ大統領は十三日、「親しまれ活動し能力ある政治」と銘打って、サルネイ上院議長とテメル下院議長、メンデス最高裁長官を招き、三権の長による新協定2を締結と十四日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。 協定の目的は、議会や最高裁で、現実に沿わず不具合を生じた法令の改正が数カ月の長期にわ ...
続きを読む »IMF改革=債権国入りの付録=国際金融改革に挑戦する
ニッケイ新聞 2009年4月14日付け IMF(国際通貨基金)は九日、ブラジル政府を同基金の債権国として公式に参加するよう招いたと十日付けエスタード紙が報じた。ブラジル政府は直ちに、金融危機でひっ迫する途上国経済を支援するため四十五億ドル以下を融資予定だ。 またIMFが発行する特別債券の引き受けにも、外貨準備高に手をつけるこ ...
続きを読む »財務相=伯銀頭取を突如解任=金利抑制不足を理由に=野党は裏取引疑惑を指摘=業界は政治の道具化懸念
ニッケイ新聞 2009年4月10日付け マンテガ財務相は八日、政策金利を下げてもスプレッド金利(資金調達金利と顧客への貸し出し金利差)が下がらないため、ブラジル銀行のアントニオ・F・リーマ頭取をアウデミル・ベンジーニ副頭取に交代させると発表したことを九日付けエスタード紙が報じた。前頭取は市中金利の引き下げ努力が緩慢だったと政府 ...
続きを読む »本紙編集部がコロニアに贈る=写真集『百年目の肖像』ついに刊行=皇太子さま全訪問地収録=一家に一冊、愛蔵版=23日に出版記念会
ニッケイ新聞 2009年4月10日付け ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 県人会や各地の日系団体、ここに収録されたようなイベントの参加者、企画者はもちろん、懐かしい思いでこの本を手にするでしょう。また、日系社会に関心を持った一般読者や日系子孫が、百周年に何があったかを知るための手引きとしても ...
続きを読む »景気対策第2弾、家電に減税=酒で税収減を補填=冷蔵庫、レンジ、洗濯機など=効果を疑問視する声も
ニッケイ新聞 2009年4月9日付け 政府は七日、冷蔵庫やレンジ、洗濯機などの生活家電(白物家電)に対するIPI(工業税)を減税し、アルコール飲料への増税で補填することを草案中と八日付けエスタード紙が報じた。生活家電は金融危機のため、〇八年十月から〇九年二月の生産が前年同期比で一〇%落ちており、自動車に倣って業界支援第二弾とす ...
続きを読む »雇用課税=企業負担の削減検討=解雇回避の代償原案作成
ニッケイ新聞 2009年4月9日付け ルーラ大統領は七日、労組代表を招き、雇用に伴う企業の税負担軽減で雇用維持を図ることを討議と八日付けフォーリャ紙が報じた。労組代表は近日、同件に関する政府原案を受け取る。 政府原案では、減俸することなく勤務時間を二〇%縮小する。その代償として、従業員の給与に対する企業の税負担の一部を三〇% ...
続きを読む »ルーラ政権の十八番崩壊=所得と生活の質向上止まる=1月のCクラス転落56万人
ニッケイ新聞 2009年4月8日付け 国際金融危機の影響が、一月にはA~Cクラスの中・高所得者減少、D、Eクラスの低所得者増加となって表れ、ルーラ政権の十八番でもあった所得と生活の質向上神話が崩れ始めたと、五日付エスタード紙や六日付フォーリャ紙が報じた。 ジェトゥリオ・ヴァルガス財団(FGV)によれば、金融危機による正規雇用 ...
続きを読む »世銀報告=ブラジルは初志貫徹を=財務相交代で改革忘れた?
ニッケイ新聞 2009年4月8日付け IBRD(世界銀行)は六日、ブラジルは最優先とすべき行政制度の簡略化やインフラ改善などの経済改革に絶好のチャンスを、財務相の交代で失ったとする報告書を発表と七日付けフォーリャ紙が報じた。 世界的に経済機構の改革機運が高まり、各国は制度改革やインフラの整備に尽力したが、ブラジルは財務相交代 ...
続きを読む »伯中ドル抜き決済へ=ルーラ大統領、5月訪中で協議
ニッケイ新聞 2009年4月7日付け ルーラ大統領は三日、五月に中国を訪問し両国間の貿易決済を従来の米ドルを介する方法から転換、ブラジルの通貨レアルと人民元で直接行えるよう協議する考えを明らかにしたと三日付け共同通信が報じた。 主要新興四カ国のBRICsは金融サミットなどの場でドル基軸体制の見直しを主張。中国とブラジルがドル ...
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