ニッケイ新聞 2008年11月25日付け 政府は二十四日、新たな金融救済法を巡って閣僚会議を開いたと二十四日付けエスタード紙が報じた。緊急対策を要するのは、苦境下にある農業や自動車産業、建設業への金融税(IOF)の削減、PAC(経済活性化計画)の資金調達など。さらに国民に消費を奨励し生産を振興、投資を促進させる。政府の予測では ...
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農地購入=外国人への規制保留=外資流入の妨げ排除へ
ニッケイ新聞 2008年11月25日付け 大統領府は二十二日、国際的流通量不足のため外国人の農地購入規制を保留と総弁護庁(AGU)へ通告したことを二十四日付けフォーリャ紙が報じた。政府は外資の流入に、いかなる規制も行わない方針を決めた。 ブラジルの租界化が国家主権に抵触するとして九月、米金融危機が発生する直前に問題となった。 ...
続きを読む »伯銀がサンパウロ州銀を買収決定=金融再編に拍車かかる=一気にサンパウロ州最大規模に=「セーラに有利」との声も
ニッケイ新聞 2008年11月22日付け 米国発金融危機でブラジル金融再編に火がついた――。ブラジル銀行(伯銀)はサンパウロ州立銀行ノッサ・カイシャ(州銀)を五三億九〇〇〇万レアルで買収すると、二十日に正式発表した。二十一日付け伯字紙各紙によれば、業界第一位回復を目指す伯銀はさらに買収交渉を進めている。サンパウロ州政府は、この ...
続きを読む »G20金融会議=ブラジルはこう見る=G8の柵は削除されたか
ニッケイ新聞 2008年11月18日付け ワシントンで開催されたG20金融会議は十四日、システムの管理強化や取引の透明化、銀行役員賞与の計算法、国際通貨基金(IMF)や世銀の改革などを盛り込んだ、四十七項目にわたる救済案で合意と十六日付けフォーリャ紙が報じた。 会議に出席したルーラ大統領は「世界の政治地図が塗り替えられた。ド ...
続きを読む »ワシントンで日伯首脳会談=金融危機対応で意見かわす=新幹線、デジタルTVでも協力確認
ニッケイ新聞 2008年11月18日付け 米国ワシントンで十四、十五日に開催された金融・世界経済に関する首脳会合に出席した麻生太郎首相は十四日午前十一時から五十分間、ルーラ大統領と会談を行なった。 日伯首脳会談は今年七月、北海道・洞爺湖サミット出席のため訪日したルーラ大統領と福田康夫前首相との間で行なわれて以来。 外務省広 ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2008年11月13日付け ブラジルで二〇〇八年度百歳表彰を受賞したのは、在聖総領事管内の二十七人のほかに、クリチーバ管内に六人、リオ管内に一人の合計三十三人。これは海外に住む全受賞者三十九人の九割弱にもあたる数だ。〇三年には十四人もいたハワイ・ホノルルの受賞者が今年は二人へと減少している。「元年者」と呼ばれる、 ...
続きを読む »伯米電話会談=オバマ大統領が賛辞=長期計画相と師弟関係に
ニッケイ新聞 2008年11月13日付け バラク・オバマ米次期大統領は十一日、伯米関係の親密化とバイオ燃料の協力確立を約す電話をしたと十二日付けエスタード紙が報じた。 エタノールについては、同大統領が特に配慮するとのみ述べ、市場開放には触れなかった。エタノールは、伯米間に保留された問題の一つのようだ。ブラジルの経済政策と社会 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年11月12日付け 新興国と欧州勢は米国発金融危機の機会に、一九四四年のブレトン・ウッズ会議が作ったIMFや世銀という組織をベースにした、米国中心のドル基軸体制が揺るがそうとしているようだ▼来年、戦後初めて日欧米が揃ってゼロ成長に落ち込むとの予測をIMFが発表した。その間、世界経済の成長を支えるのは新興国 ...
続きを読む »G20金融会議=新金融秩序に第1歩=「監督の看視者」提案へ=具体策は15日のサミットで=「同じ船に乗っている」
ニッケイ新聞 2008年11月11日付け 九日付けエスタード紙によれば、金融危機収束に向けてサンパウロ市で開催された主要二十カ国の財務相・中央銀行総裁会議(G20)で、ブラジルは議長国として、IMF(国際通貨基金)や世銀における新興国の発言力を増すように舵を切った。今回討議された内容は、来週十五日に米国ワシントンで行われる緊急 ...
続きを読む »未婚の母、DNA鑑定不要
ニッケイ新聞 2008年11月11日付け ルーラ大統領は六日、女性が妊娠したらDNA(遺伝子)鑑定を行わなくても、裁判所から夫と思われる相手に対し医療費や生活費支給の請求をできる法令を発令した。父親の認定は、出産後に行えば良いことになった。
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