2006年11月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一月三日】ブラジル空軍省は十一月二日、ブラジリア空港を始めとする国内主要空港で発生した航空管制トラブルに介入するため、空軍の管制要員一四九人に非常召集を発令した。主要空港の過密運行と離着陸の遅れが一向に改善されず空港の接客業務は二日午前三時、事実上の停止状態となり、堪忍 ...
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中銀批判にものいい=大統領、インフレ抑制策は正解
2006年11月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一月二日】ルーラ大統領は一日、パロッシ時代最後の砦とされるメイレーレス中銀総裁への辛辣批判に対し、通貨政策は妥当であったと弁護に努めた。インフレを抑制し健全財政の柱となった通貨政策は、正解であったと経済諮問会議で強調した。 大統領は一期の財政政策を変更することなく、経 ...
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2006年11月4日付け 歌手サンディとジュニオルの父親ショロロさんは、TVダンサーのマリア・サレッテさんから息子の認知訴訟を起された。裁判所は、三度目のDNA(遺伝子)鑑定を要求。マリア・サレッテさんは、サンパウロ州アウチノポリスの地方巡業で関係を持ったという。 ◎ ボリビアのモラレス大統領は、ペトロブラスのガス ...
続きを読む »◇コラム 樹海
先の小欄でギャラップについて触れたが、大統領選結果は世論調査とほぼ同じ数字であり、いささかならず驚いた。ル―ラ支持60%、アウキミンは40%。20ポイントの差までピタリなのである。労働者党の腐敗や謀略は想像を超えルーラ陣営にとっては悪条件が重なったけれども、やはり貧者救済が有権者の心を掴み一票に繋がったと見たい▼政治には高邁な ...
続きを読む »中銀総裁、批判の矢面に=通貨政策で釈明=ルーラ再選は経済安定の賜物=セーラ知事、酷評の急先鋒
2006年11月2日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一月一日】通貨政策で批判の矢面にあるメイレーレス中央銀行総裁は十月三十一日、中銀のインフレ抑制政策がルーラ政権の財政を支え、大統領再選への道を開いたと釈明した。適切な中銀の通貨政策が国民の生活水準向上につながり、大統領選挙では与党を有利に導いたのであり、これはインフレ抑 ...
続きを読む »大統領の政治改革始動=二期政権は対話の時代=連立党と野党を招く=「再選で調子にのるな」
2006年11月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】ルーラ大統領は十月三十日、生まれ変る第二期新政権に向けて政治改革運動を開始した。先ずこれからの議会運営に伴いPMDB(民主運動党)やPP(進歩党)、PDT(民主労働党)、PTB(ブラジル労働党)、PSB(ブラジル社会党)へ役職を引き換えに政局の運営協力を求めた。 ...
続きを読む »「脱パロッシ」宣言に反応=金融界に不安広がる=中銀総裁更迭で産業界も一致
2006年11月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】大統領選挙から一夜明けた十月三十日の金融市場は、ルーラ大統領の新政権発表にもかかわらず、経済政策の不透明さからくる不信感が広がり取引は低調に終り、灰色の月曜日となった。サンパウロ市証券取引所(BOVESPA)は一・〇九%下げて株価平均指数は三万八九〇〇となった。 ...
続きを読む »政治改革は第二の禊=成否は大統領の双肩に
2006年11月1日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】カリェイロ上院議長は十月三十日、ルーラ大統領が第二期政権にかける政治改革の夢は、大統領自身の努力にかかっていると述べた。政治改革法案が上下両院で可決されるためには、大統領が与党と社会の後押しをバックに重要な改革を議題の中心に据えることだという。 何が政治改革の ...
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2006年11月1日付け スザノ福博村が治安の悪化に悩んでいる。人口流出による過疎化、高齢化につけこむような強盗事件。長年住み慣れた村を離れる決断をした人たちの心情を思い、やりきれなさと同時に、憤りを感じた。状況改善に向けた有効な手立ては、今のところ見つかっていない。「恐くて出る、その気持ちは分かる」、ある村人は記者に語った。 ...
続きを読む »再選に厳しい外紙の目=汚職の陰が祟る政局の行方
2006年10月31日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】ルーラ大統領が再選を決めたことで、外紙はどう見ているのか。ニューヨークのブルームバーグ市長は、PT政権の生活扶助制度は学ぶものが多いという。ルーラ大統領は低所得層一一〇〇万世帯に四〇ドルを配布し、児童は就学させ予防接種を施した。この貧困対策は、多くの国へモデル・ ...
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