2006年5月10日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】今年十月に行われる統一選挙に向けて労働者党(PT)は八日、メルカダンテ上議をサンパウロ州知事党公認候補に指名した。 七日に行われたサンパウロ州党大会ですでに出馬を表明していたマルタ元サンパウロ市長との指名決定の党員による投票で制したもの。これにより三月に知事選出 ...
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ボリビアの兄弟は裏切った=妄想覚めやらぬルーラ=国有化宣言の裏を読み誤る=南米外交は砂上の楼閣
2006年5月10日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】ルーラ大統領の南米外交は、モラレス・ボリビア大統領の国有化政策により砂上の楼閣のように崩壊したと、リオデジャネイロ国立大政治学科のウエフォート客員教授が分析する。ルーラ政権の失政で済むことではなく、政権がインフラ整備に取組まなかったことが問題だとした。ボリビア・ガ ...
続きを読む »大統領再選の暁には…=緊縮財政のタガが緩む?
2006年5月10日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四月十三日】もしもルーラ大統領が再選されると、二期目のブラジル経済は現在の状況から見て次のようになりそうだ。経済評論家のセウソ・ミング氏が見るところは、経済専門家が考えるプログラムであって、度々脱線する労働者党(PT)の党プログラムではない。 第二期PT政権では、どん ...
続きを読む »ブラジル人所有農場を接収へ=ボリビア=国境50キロ以内=不正取得、転売対象の農地も=生産者ら、国籍取得に奔走
2006年5月9日(火) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙八日】ボリビア政府のサウヴァチエラ農相は七日、ブラジル人農業生産者が同国に所有する農場を接収する法令原案をモラレス大統領に提出したことを明らかにした。接収対象は国境から五〇キロメートル以内にブラジル人が所有する二〇〇カ所の農場一四〇〇万ヘクタールとされ、ボリビア領土の一一 ...
続きを読む »ガス供給への懸念広まる=困難な2国間調整=大統領と関係者の発言に齟齬
2006年5月9日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六、七、八日】ボリビア政府が石油やガスの天然資源を国有化宣言したのにともない、ペトロブラス(石油公団)の天然ガス生産施設も接収されたことを受けて、ブラジル国内ではガス供給に対する懸念が広まっている。 ルーラ大統領は五日、一般消費者向けの供給不足および値上げは一切あり得な ...
続きを読む »10億レアルの調達を画策=PT元事務局長が新証言
2006年5月9日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日、八日】労働者党(PT)始め政界全体を揺るがせた裏金疑惑が表面化してほぼ一年、PT元事務局長のペレイラ氏が八時間にわたってグローボ紙とインタビューを行い、疑惑の舞台裏を披露した。 「裏金調達の主役ヴァレーリオ氏とPT幹部らは一〇億レアルを手に入れるつもりだった」と元 ...
続きを読む »東西南北
2006年5月9日(火) ブラジル弁護士会(OAB)は八日、全国大会でフェラス理事によるルーラ大統領弾劾要請を賛成七、反対二十五票で却下した。裏金を調達した組織の最高責任者は大統領であることは明らかと同理事はみなしたが、反対者はCPIが大統領の責任を到底ないこと、弾劾を求める世論が起こっていないことを理由に挙げた。 ...
続きを読む »4首脳会談進展なし=国有化への理解のみ=安定供給と価格は棚上げ=大統領、手ぶらで戻る
2006年5月6日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】ボリビアの天然資源国有化を協議するため、モラレス大統領を囲んで開催された四カ国首脳会談は四日、ブラジルにとって何ら進展もなく、ルーラ大統領はガス安定供給の言質を得ることもできなかった。ベネズエラのチャベス大統領とアルゼンチンのキルチネル大統領も迎えた首脳会談は、報道 ...
続きを読む »東西南北
2006年5月6日(土) 英誌「エコノミスト」は四日、ボリビアの資源国有化はチャベス大統領にとって縄張り拡大のチャンス、ルーラ大統領には貧乏くじと報道した。英誌によれば、いずれベネズエラとブラジルは衝突するという。チャベス大統領の戦略は、南米のエネルギー供給をコントロールしながら反米同盟を結成、南米諸国を道連れにする考えと見て ...
続きを読む »ボリビア追加投資中止へ=ペトロブラス発表=ガス価格調整にも応じない=液化ガスの輸入も検討
2006年5月5日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】ペトロブラス(石油公団)のガブリエリ総裁は三日、いかなる計画といえどもボリビアへの追加投資は中止すると発表した。現在進行中のブラジル・ボリビア間ガス・パイプラインの敷設投資計画も中止した。この計画は現在のガス送出能力を五〇%引き上げ、日産三〇〇〇万立方メートルを配給 ...
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