7月6日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六月十九日】大衆迎合主義が大手を振っていたブラジルの政治に異変が起きている。厳格な経済政策が、次回大統領選挙のテーマになりそうだ。ベルナルド予算管理相はデルフィン元予算管理相の進言に従い、基本収支の赤字をゼロにすると宣言した。 政府は財政黒字を国内総生産(GDP)の四・二五%に設 ...
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アグリビジネス
7月6日(水) 特選コーヒーの需要増に便乗し、ミナス・ジェライス州モンテ・シオン市のサンタルッシア社がコーヒーチェーンへの進出を決めた。同社は五〇万レアルを投じて、特選コーヒー専用の焙煎工場を建設する。コーヒー豆は、海抜千メートル以上の農場で栽培されたものを使う。同社はこれまで、ドイツ向けインスタント・コーヒーを製造していた。 ...
続きを読む »PT幹部2人、辞任へ=財務担当と事務局長=党と広告業者癒着の衝撃かわす=大統領の要請で党首は留任
7月5日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】労働者党(PT)執行部は三日、広告業者とPTの癒着関係を新たに証明する衝撃告発がルーラ大統領に及ぶのを避けるため、ソアレス財務担当とペレイラ事務局長を辞任させる意向を明らかにした。同じ処分が予測されたジェノイーノ党首は、大統領の要請で留任の見込みとなった。また広告業者ヴァレー ...
続きを読む »東西南北
7月2日(土) カルドーゾ前大統領は、ルーラ大統領に再選断念を勧めると発言した。現大統領が断念発言を行えば、政治危機は緩和されるという。次回を断念しても二〇一〇年に賭ければ、大統領自身のためにも状況が好転すると進言した。現在の状況の中で経済だけが好調であっても、市場の資金ショートは免れないと前大統領はみている。 ◎ ...
続きを読む »コラム 樹海
汚職はギリシャやローマ時代にもあったし中国は古巣のようなもので共産国家の今も続く。日本も同じようなもので汚職の歴史を記した本までが出版されている。恐らく―国家があり人間が存在すれば必ずや発生するものらしい。これが「悪」であるのは承知しているのだけれども、その見返りが大きい。途方もない金品が舞い込むのでついつい嵌まってしまう▼失 ...
続きを読む »3年後に公共部門の赤字ゼロ=元財務相が新たな政策提言
7月1日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】ルーラ大統領は、デルフィン・ネット下議(元財務相、進歩党=PPサンパウロ州)が進言している公共部門の赤字ゼロの経済政策を取り入れることに賛同、同下議に具体案を政財界の主要メンバーに提示することを命じた。同下議の説明会はパロッシ財務相やメイレレス中銀総裁をはじめとする経済政策 ...
続きを読む »電力公団でも裏金調達=PT本部へ横流し=10億R$空振り、300万を=ミナスで画策された陰謀
7月1日(金) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】議会調査委員会(CPI)への出頭に先立ちジェフェルソン・ブラジル労働党(PTB)党首は二十九日、FURNAS(中央電力公団)が裏帳簿を設け、毎月三〇〇万レアルをPT本部始め関係者へ横流ししたことを、同公団技術部長、トレード氏の告発として取り上げた。三〇〇万レアルのうち一〇〇 ...
続きを読む »PMDBから4人入閣か=社会保障相、通信相は辞任へ
6月30日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】ブラジル民主運動党(PMDB)の幹部らは二十七日未明、カリェイロス上院議長公邸で会合を開き、ジュカー社会保障相とオリヴェイラ通信相が辞任する代わりに、同党から新たに四人を入閣させることを決定した。 同党の新政権派は、ルーラ大統領が提案した「政権基盤強化計画」を受け入れ ...
続きを読む »PMDBが内部分裂=党員大半がPTとの連立拒否
6月29日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十八日】政府との連立政権をめぐり、ブラジル民主運動党(PMDB)が内部分裂している。ルーラ大統領が同党との連立を強化し、国会での全面的支持を得る代わりに、同党の閣僚の数を増やすことを提案したのに対し、同党首脳部は承諾の動きを見せた。これに対し下院の八十四議員ならびに州知事ら各州 ...
続きを読む »「労働者党は死んだ」=カベイラ下議、語る=大統領選から〃脱線〃始まる=政治でなく営業に活動転換
6月29日(水) 【ヴェージャ誌一九〇九号】緑の党(PV)の下議で作家のフェルナンド・ガベイラ氏は「労働者党(PT)は死んだ」という。同氏は往年のMR8ゲリラのメンバーで、米国のエルブリック大使拉致にも関与した。ルーラ大統領は、同志を裏切った偽善者だと同氏が断罪した。下院へ自転車で登院する人気者だったが、最近バイクに交換した。 ...
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