6月3日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】ドル安や高金利の向かい風にさらされているにもかかわらず、五月度の輸出は九八億一〇〇〇万ドルに達し、単月での史上最高を記録した。一方、輸入はドル安が追い風となり、六三億六〇〇〇万ドルと、これまた史上最高となった。このため貿易黒字は四月の三八億ドル強を下回る三四億五〇〇〇万ドルに ...
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バッテパッポ
6月3日(金) 保健省は、一九九九年一月以前に医療保険に加入した分につき、今年の値上げ幅は一一・六九%を上限とすることを決定した。これ以降の加入者については後日発表される。昨年の値上げが一一・七五%だったことから差はわずかだった。保険会社はコストアップから二〇%の値上げを期待していた。しかし加入者は年々インフレよりはるかに高い ...
続きを読む »ルーラ大統領訪日の成果は=連載(2)=デカセギ子弟の教育=10月、日伯両政府で意見交換
2005年6月3日(金) デカセギ子弟は日本語で教育するべきなのか、それとも、ポ語なのか――。 今回の日伯首脳会談では、国連改革での協力、二国間関係を新しい段階に進めること、エネルギー分野での協力関係の構築などを中心に話し合われたが、デカセギ子弟の教育問題についても「在日ブラジル人コミュニティに関する共同プログラム」の中で発 ...
続きを読む »大耳小耳
6月3日(金) ルーラ大統領訪日で注目されるデカセギ子弟の教育問題。中川郷子医師は「子どもの教育費を払うのは、親。バイリンガル教育に関する理解を深める、大人への啓蒙こそが子弟教育問題の本質です。親こそが一生懸命になってくれないと」と語る。日語なのかポ語なのかという問題は、いつまで日本にいるかや教育費への考え方できまる。これこそ ...
続きを読む »景気の冷え込み明らかに=第1・四半期=前期比0・3%増=設備投資の減少目立つ=せめてもの慰みは農業
6月2日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】ブラジル地理統計院(IBGE)は三十一日、二〇〇五年第1・四半期の国内総生産(GDP)が前期比でわずか〇・三%増と、景気の冷え込みが顕著であることを明らかにした。これは、〇三年第2・四半期以来の低調振りという。専門家らの試算によれば、〇五年の経済成長率は二・五%から三%に留ま ...
続きを読む »大統領支持率が低下=60%の大台を割り込む=CPI阻止に強い風当たり
6月2日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙一日】二月以降支持率を下げ続けているルーラ大統領だが、五月の調査では五七・四%となり、政権担当以来維持してきた六〇%台の大台を初めて切った。金利を含む経済政策に不満が多いが、今回は郵便局にからむ汚職の議会調査委員会(CPI)設置を阻止しようとしたが国会に押し切られた失態が不人気を呼 ...
続きを読む »ルーラ大統領=訪日の成果は=連載(1)=日本移民とデカセギ=対等に位置付け
2005年6月2日(木) ブラジル大統領としては九年ぶりの日本訪問の成果は何だったのか――。日本国内ではほとんど注目を浴びなかったが、訪日期間の五月二十六日から二十八日をはさんで、わずか五日間に国営ブラジル通信は約五十本もの記事を配信し、全伯の新聞に転載された。その他、BBC(英国放送協会)ブラジル支社も連日日本から配信するな ...
続きを読む »コラム 樹海
日本と中国との関係は「政治は冷たく経済は熱い」状態だという。略して「政冷経熱」といった表現をする。小泉首相の靖国神社参拝を、日本の財界関係者の一部が「やめたほうがいい」と言ったりする。せっかくうまくいっている経済のほうの対中関係を悪化させる恐れがあるから、というのだ。経済のほうが本当にうまくいっているのかどうかは別にして、中国 ...
続きを読む »東西南北
6月1日(水) ルーラ大統領の訪日は、大騒ぎする程の成果がなかったようだ。総額六一億ドルの成約というが、大半は約束程度。大統領の主催した焼肉パーティも、ブラジル産牛肉の輸入許可には効果がなかった。日本政府は、ブラジルが八〇年代のモラトリアム宣言を行った状態にあると思っているらしい。グシケン広報長官の欠席も響いたという。 ...
続きを読む »金で恥を捨てるブラジル人=作家リベイロ氏=汚職の習慣にドップリ=民族の誇りと利己主義の間彷徨=国づくりの概念なかったポルトガル
6月1日(水) 【ヴェージャ誌一九〇五号】作家のジョアン・U・リベイロ氏は、ルーラ批判急先鋒の一人となった。下層階級の期待を担って登場した労働者党(PT)政権であったが、政治が泥棒の巣である点では、金持ちも貧乏人の代表のPTも同じ泥棒であることが証明されたという。ブラジル人は卑屈で節操のない民族で、目先の損得で付和雷同する。民 ...
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