2006年2月15日(水) イスラム教の予言者ムハンマドの風刺漫画の新聞掲載をめぐって、欧州各国とイスラム社会の対立は激化の一途だ。こういう時、いつも「共存ができている」「ふところが深い」と、無風なのがブラジル。実際、住んでいて不思議だ。あまり、無風なので、抗議行動が過激化している国が本当にあるのだろうか、とさえ思ってしまう。 ...
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コラム オーリャ!
滋賀県で昨年起きた、在日ブラジル人七人が死亡した自動車事故。それ以来、ブラジル人の関わる交通事故が気になるようになった。 サンパウロで見る車の運転は、明らかに日本のそれより荒いと思う。意外と多いかもしれない、そう思って調べてみる。 某県の統計を見た。ブラジル人登録者一万人を超える同県では〇四年、四十七人が交通事故で負傷して ...
続きを読む »高橋麟太郎博物館=アラサツーバの新名所=インディオ装飾具など展示=「歴史に残る人です」
2006年2月11日(土) インディオの土器や珍しい岩石を集めた高橋麟太郎博物館が昨年十一月、故人にゆかりの深いサンパウロ州アラサツーバ市に開館し、県連の移民のふるさと巡り一行百二十三人が五日に訪れた。アラサツーバ日伯文化協会会長も務め、現会館を建設した立役者。後にノロエステ連合日伯文化協会の会長も歴任し、一九六八年にサンパウ ...
続きを読む »商議所 業種別部会長懇談会――――最賃引き上げ効果を期待=家電・自動車は好調続く=連載(下)
2006年2月11日(土) 【繊維部会】冷夏と暖冬で衣料品販売の落ち込んだ繊維業界。今井部会長は「くもりのち小雨でした」と〇五年を振り返る。クリスマス商戦も不振。小売業者からは手形の引き伸ばしも出ているという。一方レアル高で輸入素材のコストは下がった。 〇六年はW杯と選挙の年。最低賃金引き上げの効果も期待される。今年の見通しは ...
続きを読む »商議所 業種別部会長懇談会――――「セーラ候補当選」か?! 数年は経済好調の見通し=連載(上)
2006年2月10日(金) ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)が主催する「業種別部会長懇談会」が七日午後、サンパウロ市のクラウンプラザ・ホテルで開かれた。テーマは「二〇〇五年の回顧と二〇〇六年の展望」。今年は選挙とサッカーW杯の年。レアル高や高金利、中国製品台頭などの要因の中で、この一年のブラジル経済はどのように進むのか。選 ...
続きを読む »活況スタートの自動車業界=一月期の記録を更新=フレックスの人気が追い風
2006年2月9日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】自動車業界は今年一月期、生産および輸出で同期における史上最高を記録し、順風なスタートを切った。 国内販売も一九九七年に次ぐ活況を見せた。国内自動車生産協会が明らかにしたところによると、一月期の生産台数は一九万八四〇〇台で、二〇〇五年同期の一六万四七〇〇台に比し二〇 ...
続きを読む »ウ米が頭越し交渉=対亞譲歩、裏目に出たメルコスル
2006年2月8日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】メルコスルは、単なる通商協定ではないとブラジル外務省がいう。しかし、現実には単なる通商協定であり、これからも長期に通商協定であり続けると思われる。 ウルグアイ外務省は、独自に対米交渉の窓口を設けることを、メルコスルの兄貴伯亞両国へ連絡してきた。これはメルコスルに ...
続きを読む »自動車部品、中国製へ=伯下請け企業あぶれる
2006年2月8日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】ブラジルGMのヨング社長は二十六日、これまでの部品納入の国内業者を中国や韓国の業者へ切り替えることを発表した。レアル通貨の高騰による苦肉の策らしい。 製品のコスト・ダウンは、本社の至上命令である。ブラジルGMが〇五年、二億ドルの赤字を出したことでヨング社長はデ ...
続きを読む »東西南北
2006年2月2日(木) サンパウロ市で窃盗件数が最も多いのが、サントアマーロ区の年間四千三百件。続いてセー区の三千七百件、サンタエフィジェニア区の三千四百件、ヴィラ・クレメンチーノ区の二千九百件、ブルックリン区の二千八百件、カンポ・リンポ区の二千五百件、ジャバクアラ区の二千四百件。サンパウロ市で窃盗を稼業とする住所不定の浮浪 ...
続きを読む »風雲急なりメルコスル=飛び入りの異端児チャーヴェス=亞ヴェ同盟に株奪われる
2006年2月1日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】メルコスルの雲行きが、おかしくなってきた。フアン・P・ロレー在伯亞大使が、伯亞通商関係は「アロスとフェイジョン(ゴハンと味噌汁だけで素っ気がない)だ」と発言するなどギクシャクしている。ブラジルは相棒の亞国が立ち直るため数々の譲歩をしたに関らず、恩知らずな言葉だ。 ...
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