パラナ日伯文化連合会(折笠リカルド力己知会長)が主催してパラナ州日本人入植百周年記念式典が13日にカンバラ市に約150人の日系団体代表が集まり、続いて翌週20日には慰霊祭がローランジャ市日本移民センターで盛大に挙行された。カンバラは北パラナの玄関口として、また〃足場〃として重要な役割を果たし、上野米蔵と息子アントニオ、松原武雄 ...
続きを読む »移民の日
ごあいさつ
移民の日にあたって=ブラジル日本文化福祉協会会長 呉屋 春美 1908年に日本移民がブラジルに移りきて、今年で107周年を迎えます。今日の日系社会が存在するのは私共の先輩方のご苦労の賜物であります。開拓先亡者の御霊に対して心より哀悼と感謝の意を表する次第であります。 日系社会の先輩方は長いブラジル移民史の厳しい道のりを、唯ひた ...
続きを読む »ブラジルバブルは崩壊したか=経済立て直しの鍵は=再興に20余年かかる?
ルーラ政権時代(2003~10年)までの年平均5%の経済成長から一転、今やマイナス成長も目前で、年間インフレ率も8%を超え、さらにペトロブラスの大型汚職(ペトロロン)で政界腐敗も伝えられるなど、一時期の世界からの華々しい注目度から転げ落ちた感も否めないブラジル。「バブルがはじけた」という言い方がふさわしい状態だが、この後、この ...
続きを読む »85/95と年金受給=一般国民には有利か不利か=主婦にも受ける資格あり?
連邦政府が財政調整のために出した遺族年金の受給資格などを厳しくする暫定令(MP)664は、議会によって修正された後、17日に大統領裁可を受けたが、「年金を積み立ててきた期間」と「年齢」の和が女性で85、男性も95になれば満額受給を可能とするという修正部分、いわゆる「85/95案」には拒否権が行使された。 ジウマ大統領は「85/ ...
続きを読む »世界の反対側の貴種流離譚=多羅間俊彦=「昭和の天孫降臨」と呼ばれた男
民俗学者の折口信夫は、芸能史や国文学を研究する中で、日本における物語文学の原形として「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)」という概念をとなえた。本来なら王族や貴族などの血筋を持つ高い身分にあるものが、何らかの理由で捨てられたりして家を離れざるをえず、不幸な境遇や下界に置かれ、その中で旅や冒険をして正義や何らかの力を発揮するという ...
続きを読む »「セナは日本人が好きだった」=英雄の没後21周年を偲ぶ=親交深かった徳吉義男さん
ブラジルの国民的英雄F1パイロット、アイルトン・セナ(Ayrton Senna da Silva、1960―1994)は今も人気が高い。昨年3月に没後20周年を迎え、各メディアが大きく報道したが、日本移民にもセナと関係した人がいた。コチア青年の徳吉義男さん(79、鹿児島)=タツイ市在住=は、同市にあるセナ家農場の一部を借地して ...
続きを読む »ブラジルは汚職で動いている?=ペトロロン摘発で経済悪化=LJ被告の言葉は確かか=生き残りをかける労働者党
14年以降、景気の減速感が強まり、15年に入ってからは、雇用喪失や景気後退(リセッション)の言葉がより頻繁に聞かれ始めたブラジル。5月12日にパラナ州で開かれた下院のペトロブラス(PB)議会調査委員会(CPI)で、連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)で逮捕された闇ブローカーのネウマ・コダマ被告が「ブラジルは汚職で動いている」 ...
続きを読む »1964年東京五輪=「開会式の感動今でも」=東京五輪を観た重白さん=「超満員の会場で熱狂はすごかった」
1964年10月10日、国立競技場で行なわれた東京オリンピックの開会式。超満員7万2千人の観客の中に、後にブラジルへ移住することになる重白征夫さん(71、大阪)がいた。 67年4月着伯の技術移民。高校卒業後、トヨタ自動車入社を経て、当地のフォルクスワーゲンで長年働いた。義理の父親は長崎県人会創立者の一人である浦川義人さんで、 ...
続きを読む »「日本移民の日」を記念して=在サンパウロ日本国総領事 中前隆博
「日本移民の日」を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。 日本人のブラジル移住は今年107周年を迎えました。第一回笠戸丸移民の方々がサントスに上陸されて以来、戦前戦後に日本からブラジルに移住した約26万人の方々、またその子孫の方々は、今日の日伯両国の発展に多大な貢献をされてこられました。 在サンパウロ日本国総領事館は、1915 ...
続きを読む »リオ五輪まで残り404日=高まるは期待か、懸念か=東京へ届けスポーツの絆
来年8月5日のリオ五輪開幕まであと404日。今から119年前、ギリシャのアテネで近代オリンピックが始まって以来31回目、南米大陸初開催となる今回のリオ五輪はどのような大会になるのだろうか? チケット1次抽選も終わり、当選の喜びの声、惜しくも落選し2次抽選に賭ける声が聞こえる中、昨年のW杯と同様に大会設備の工事の遅れを指摘する声 ...
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