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特集

「日本移民の日」に寄せて=在サンパウロ日本国総領事 野口 泰

野口総領事

 「日本移民の日」を迎えるに際し、日本人のブラジル移住が110周年を迎えたことを、皆様方と共に喜び、心より祝意を表します。  そして、祖国日本を離れてブラジルに移住され、幾多の苦難を乗り越えた末に今日190万人とも言われる日系社会の繁栄へと繋がる道を切り開いてこられた先人の方々に対し、心からの敬意と追悼の意を捧げます。  昨年1 ...

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《W杯開幕特集/座談会》セレソン6度目の優勝なるか?=ネイマール復帰戦の調子も上々=チッチ監督の采配にも注目

6月がつ3日かのクロアチア戦せんで、復ふっ帰き直ちょく後ごのゴールを決きめたネイマール(Lucas Figueiredo/CBF)

 4年に一度のサッカーの祭典FIFAワールドカップが、いよいよ14日に始まった。世界各地域の予選を勝ち抜いた31カ国に開催国のロシアが加わり、7月15日までの一カ月をかけてサッカー世界一を決める。ロシア大会は21回目で、ブラジルは世界で唯一、全ての大会に出場し、世界最多5度の優勝を誇る。  4年前の2014年は地元開催で、ブラジ ...

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眞子さまって、どんな方?=しっかりと歓迎するために=今上陛下の初孫、将来の天皇の姉

眞子さま。2016年(平成28年)天皇誕生日にて(By Monadaisuki, from Wikimedia Commons)

 ブラジル日本移民110周年式典に臨席されるため、秋篠宮ご夫妻のご長女・眞子さま(まこ、内親王、26歳)が、7月中旬にブラジルを公式訪問される方向で検討されている。実現すれば、外国公務は昨年のブータン王国に続く4回目となる。今上陛下の初孫であり、成年皇族として立派に公務を果たされている眞子さまは、どのような方なのか。ご来伯を目前 ...

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ルポ=ジョアン・デ・デウスの館に集まる人々=心療治療の知られざる現実=記者の前でハサミ刺して治療

カーザの入り口

邦字紙初! カーザ内を取材=治され、癒された人たちの声  「麻酔も使わずに患者の体にメスを入れて、手術するんだ。でも誰も痛がったりしないんだよ。皆白い服を着ててね。あそこは本当に不思議なことが起こる場所だ」――カーザ・ドン・イナシオ・デ・ロヨラの存在を知ったのは2015年、ミナス州のサンロレンソ市だった。そこで出会った不法滞在の ...

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第62回パウリスタ・スポーツ賞=過去最高の500人が来場=19競技から25人が受賞=「今後も誇り高い活動を」

挨拶を述べる高木社長

 ニッケイ新聞が主催する「第62回パウリスタ・スポーツ賞」が4日午後7時、サンパウロ市議会貴賓室で行われた。戦後の勝負抗争で二分化された日系社会をスポーツ振興を通じて融和させる目的で創設された同賞。今年の受賞者は将棋含む特別賞8人、18競技で17人が受賞し、会場には受賞者の親族、友人ら約500人が駆けつけ受賞者の晴れ姿を祝った。 ...

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第62回パウリスタ・スポーツ賞=特別賞8人含め25氏に栄冠=110周年記念して将棋にも=サンパウロ市議会で4日に授賞式

尾迫幸平さん

 伝統あるニッケイ新聞主催の『第62回パウリスタ・スポーツ賞』授賞式が来月4日夜、サンパウロ市議会の貴賓室で行われ、25人に栄えある記念プレートが授与される。戦後の日系スポーツ振興を目的に創設され、今年で62回目を迎えた。今回は日本移民110周年を記念して特別賞に将棋部門を設けた。それを含めた特別賞5種8人に加え、17の競技から ...

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ブラジリア=第8回世界水フォーラム=皇太子殿下が基調講演=「21世紀は水による繁栄の世紀に」=新時代のご公務を模索され

英語で基調講演をされた

 皇太子殿下は19、20の両日、首都ブラジリアで開催された「第8回世界水フォーラム」にご臨席された。9年ぶり、4回目のご出席となった。来年5月1日に新天皇に即位される殿下にとって、今回が即位前の最後の同フォーラム出席となった。殿下は開会式でご挨拶されたほか、「水と災害」のハイレベルパネルにおいて基調講演に臨まれた。象徴天皇として ...

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日系代表に励ましのお言葉=皇太子殿下が首都の大使館で=110周年にご関心示され

在ブラジル日本国大使館に姿を表わされた皇太子殿下

 「どういう式典をするのですか?」――皇太子殿下は18日午後、在ブラジル日本国大使公邸で開催されたブラジル日系社会代表レセプションに臨席され、日本移民110周年祭典に興味を示された。全伯の日系団体代表者ら53人が出席し、拍手で迎えられた殿下は、出席者一人一人の話に深く耳を傾けられ、慈愛に満ちた朗らかな表情で、励ましのお言葉をかけ ...

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日本移民110周年=移民の故郷 プロミッソンが熱い!=皇室ご訪問で2団体統合へ=市挙げて歓迎パレード準備

祭典用にデザインされた法被。表面には、移民110周年と上塚植民地開拓100周年の記念ロゴと初期移民の象徴である珈琲の花と豆が模られた。裏面には、日出ずる国をイメージし、それを背景に「温故知新」と描かれた。

 ブラジル日本移民110周年の記念すべき年が、ついに幕開けとなった。全伯でも大々的に関連事業が予定され、その数はおよそ300以上に上る。祭典が最高潮に達するのが、なんといっても皇族ご訪問が期待される7月下旬。その候補地として挙がっているのが、ノロエステ地方のプロミッソンだ。移民の父・上塚周平によって建設された上塚第一植民地は、今 ...

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ブラジルに広まるSAKE=日本酒に新時代到来!?=ここ10年で輸入量2倍=本格派、それともカクテル

店内には70種類の日本酒が並ぶ

 2000年以降「サケピリーニャ」の人気を追い風に、ブラジルでも広く飲まれるようになった日本酒。1934年に販売を開始しコロニアを中心に愛された国産酒「東麒麟」は、いまや一般社会向けに全伯で販売されている。他方、日本から輸入される日本酒の需要の高まりも見逃せない。輸入品目「発酵酒」の大半を日本酒が占め、この品目の輸入量は06年か ...

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