新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 6人の子供と孫、ひ孫も=「人種偏見がなかった」 一人の笠戸丸移民から114人の大所帯へ—。19歳のとき第1回移民船笠戸丸で渡伯した渡久地政人氏(1889—1968)の直系の子孫は114人(子供12人、孫38人、曾孫50人、玄孫14人)に上る。11月19日、子孫とその配偶者らを含 ...
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新年を迎えるにあたり=ブラジル日本都道府県人会連合会会長 園田昭憲
ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 2011年は、世界を震撼させた東日本大震災と、それに伴う福島原発事故という未曾有の幕開けの年でありました。 青天の霹靂ともいえる大事件を目の当たりにし、ブラジル日系社会も祖国日本への思いを胸に、義援金活動を速やかに展開しましたが、同じく1億9千万レアルのブラジル国民の暖かい手は胸に打つ思 ...
続きを読む »政人さんの生涯をDVDに=非日系の子孫配偶者が制作
新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け ポルトガル系子孫であるマルレーニさんの夫、オズワルドさんは、99年に亡くなった長男ミゲルさんが数人の家族の名前を残していたことから、それをもとに政人氏の人生について調査を開始した。「妻がいつも次世代に政人さんの人生を伝えたいと願っていたから」ときっかけを語る。 政人氏の後にブ ...
続きを読む »〝伯流〟は世界に広まるか=ブラジル大衆文化の輸出
新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 日本ではここ数年『韓流』と呼ばれる大衆文化が高い人気を呼んでいる。それはK—Popと呼ばれる流行歌から、TVドラマや映画にも及び、現在は米国進出を視野に入れるに至っている。まるでサムスンやLGといった家電製品の海外進出の成功に文化が続いていくかのようだ。そこから連想し、では『韓 ...
続きを読む »サントアンドレーに広場も=一度も沖縄に帰らずに逝去
新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 1889年1月13日、沖縄県美里村東恩納(現うるま市)に生まれた政人氏は19歳で、中頭郡出身の宮里盛秀氏の構成家族として笠戸丸で渡伯した。 カナーン耕地に配耕されたが一年経たないうちに逃亡し、サンパウロ市に移った。そこで掃除夫、庭師などとして働きながら2年過ごした。憲兵隊の傭 ...
続きを読む »インディオと秘境生活=青年隊員の山木源吉さん=結んだ友情を育み続ける
新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 南米産業開発青年隊員で、インディオの部落で原住民と生活を共にした人物がいると聞き、サンパウロ州カンピーナス市の自宅を訪ねて話を聞いた。その名は山木源吉さん(69、山形)。青年隊員としてグァタパラ移住地で半年間働いたすぐ後、インディオの部落で4年間を過ごした。部落を離れて40年以 ...
続きを読む »タピラペ族に再び農業を=69歳、初心に戻り夢を追う
新年特集号 ニッケイ新聞 2012年1月1日付け 「もう狩りも農業も、殆どしなくなってしまった」。山木源吉さん(69、山形)は家族のように生活を共にしたタピラペ族の現状を嘆いた。出聖して以来仕事や子育てに追われ、何十年も部落を訪れることが出来なかった。伝統は崩れ彼らの生活は様変わりし、生活にも困窮し始めた現状を憂う。 他部族 ...
続きを読む »【高拓生入植80周年】「親の汚名を晴らした」=州政府の正式謝罪を実現=歴史に刻まれる「絆の日」
ニッケイ新聞 2011年11月25日付け ジュート栽培をアマゾナス州の一大産業に発展させた日本高等拓殖学校卒業生(高拓生)が、今年で入植80周年を迎えた。1942年9月に陸軍により農場や資産を強制接収、あるいは迫害され、苦い思い出と共存してきた高拓生。その子孫らが設立したアマゾン高拓会(佐藤ヴァルジル会長)が10月25日、州都 ...
続きを読む »【高拓生入植80周年】親の名誉は回復された=高拓会 佐藤ヴァルジル会長
ニッケイ新聞 2011年11月25日付け 1期生が1931年ヴィラ・アマゾニアに到着して以来、高拓生たちは艱難辛苦を乗り越え33年に優良ジュート種を発見した。 しかし第2次世界大戦の勃発により、ヴィラ・アマゾニアの基地に留まった人々は捕まり、アマゾンに移住した日本人達はスパイとして迫害された。高拓生たちは幼い子供を抱え、家族 ...
続きを読む »【高拓生入植80周年】アマゾンに産業興す=一石二鳥の有益事業
ニッケイ新聞 2011年11月25日付け ゴム産業が衰退していた当時、アマゾナス州は百万ヘクタールの土地の無償譲渡と引き換えに日本人移住者の受け入れを図った。 1930年、〃アマゾン開拓の父〃故上塚司はパリンチンス市下流をヴィラ・アマゾニアと命名し、アマゾニア産業研究所を建設。続いて、開拓の人材育成のため国士館高等拓殖学校( ...
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