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特集

サンパウロ市制450年の表情=外資系の進出顕著=チエテ川沿い再開発進む

新年号 04年1月1日(木)  サンパウロ市南西部、ピニェイロス川にかかる橋の上にいる。  右手に天を衝くガラス張りのビル群が、左手には河岸に生い茂る雑草が見える。その景観の対比に、かつてサンパウロを評して「野育ちの都市」と言った人類学者レヴィ・ストロースを思い出す。  サンパウロ大学の教授としてフランスから赴任してきた彼は日々 ...

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世知辛い世はサルよう

新年号 04年1月1日(木)  「見ザル、言わザル、聞かザル」。今年の干支、申(サル)から連想するものを街で聞いたところ、そういう答えが多かった。見て見ぬふりをする、世知辛い世の中の反映かと考えた。  外宇宙の探査船が二千年かけて降り立った惑星。そこは猿の支配する星だった。〃害獣〃である人間は狩られた上、剥製が展示される。「神は ...

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ブラジルの新年展望=「新大航海時代」の到来=海外市場目指し出航を

新年号 04年1月1日(木)  【産業開発省広報誌】フルラン産業開発相は〃二〇〇四年の展望〃と題する講演で、ブラジルのアグリビジネスは、二〇〇四年度の〃希望の星〃だと述べた。同相は農産物輸出の台頭で、二〇〇六年にはブラジルの輸出が一千億ドルの大台に達するというのだ。  同相が二〇〇三年度の輸出目標を前年の一〇%増としたとき、全員 ...

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投資ブームが再来=強気の多くの企業が強気の構え

新年号 04年1月1日(木)  【イストエー・オンライン】多くの企業の重役室で〇四年の計画が立てられた。  「のるかそるかだ」。ブラジルエールリキッドのストゥッチ社長は言う。同社は産業・医療用ガスの生産では世界有数のフランス企業の子会社で、ブラジルでは業界第二位の規模を誇る。同社のように「のる」と決断する企業は少なくない。同社は ...

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ブラジルを占う 運勢はポジティブ=政府と国民の関係改善

新年号 04年1月1日(木)  今年のブラジルはどうなるか?―ブラジルの独立記念日を誕生日にみたて、まるで人間のようにホロスコープをつくって運勢を占う、占星術師たちの「今年のブラジルの運勢」を紹介する。  ブラジルの正式名称は「ブラジル連邦共和国」。〃誕生日〃は一八二二年九月七日午後四時ごろ、サンパウロに生まれた。よって星座(太 ...

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素晴らしい2004年を=〝日系人〟ジャイール・ロドリゲスさん=新年の挨拶を日系社会に=驚嘆すべき愛妻は日系三世

新年号 04年1月1日(木)  日系社会の皆さん、明けましおめでとう――。「トゥリステーザ」(哀しみ)などの世界的なヒットで知られるMPB(ブラジル大衆音楽)界の巨匠、ジャイール・ロドリゲスさん(六四)は、娘のルシアーナ・メーロさん、息子のジャイール・オリヴェイラさんの音楽家としての活動でも最近はつとに有名だ。知る人ぞ知る事実だ ...

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移民史料館=「国内百年探検隊」百周年記念事業案=秘められた移民史収集=全伯調査後、巡回展を

新年号 04年1月1日(木)  「いまだ公に語られていない移民の物語を拾い集めて、今のうちに保存しなくては」と語るのは、ブラジル日本移民史料館の大井セーリア館長だ。同館から百周年祭典協会に提出された「ブラジル国内百年探検隊」案は、国内津々浦々に取材班を派遣し、映像、写真、文章などで記録する壮大な計画だ。それを整理して、全伯の主要 ...

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大耳小耳

新年号 04年1月1日(木)  最近の文芸春秋十一月号には、最強剣士といわれる栄花直輝さんの興味深い話があった。剣道には「守破離」の教えがあるという。つまり最初に師匠の教えを守り、次にそれを破って(乗り越えて)自分なりの工夫をする、最後は教えを離れて独自の一派を作る、と言うことだそう。コロニアにおける〃教え〃とは一世の考え方か。 ...

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改革元年の成果を問う=上原文協会長らに聞く=不透明な新体制の行方=始動したが本番はこれから=財政黒字化が最重要課題

新年号 04年1月1日(木)  地盤沈下の著しかったブラジル日本文化協会に、改革の大鉈が振るわれ出してほぼ一年―。上原幸啓新リーダーのもと、理事会主要ポストは二世識者で占め、新たな運営理念を掲げて組織固めに精出している。が、訪日就労者の支援活動や大豆普及以外、事業取り組みの青写真がどうもまだよく見えてこない。新生文協はどこへ向か ...

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日本人移住百周年 戦後移民どう関わる=現状はかやの外=「移民が催してこそ移民祭」

新年号 04年1月1日(木)  ブラジル日本移民百周年記念祭典協会(上原幸啓理事長)が昨年、正式に発足し二〇〇八年の日本移民百周年に向けて、動き出した。しかし、戦後移民の動きはやや鈍い。「参加しない戦後移民」の烙印を押されながらも、昨年七月には戦後移住五十周年記念式典を成功裏に終えただけに、その勢いを百年祭につなげたいところだ。 ...

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