2003年1月1日(水) リーダーに求められるものは、人々を惹きつける魅力である。その源は、不特定多数の求める価値、即ち公共財の実現にある。そして、実現の手段は、経営資源、ヒト、モノ、カネ及び情報の四つである。 経営資源(手段)は、常に不十分であり、公共財(目的)は無限の広がりを見せ勝ちである。限られた手段で目的を達成する為 ...
続きを読む »2003年新年号
不可欠、身辺の清潔感=会社経営 赤嶺尚由
2003年1月1日(水) 最近、日系社会の中心機関ともいうべきある団体のトップが、一族郎党とまではいかなくても、相当大人数の家族を引き連れて高級日本料理店で食事をし、クレジット・カードを使い、会のカネで支払いを済ませていた、という風評を耳にしました。 数年前、沈滞していたこの会にムダンサ(変革)を遂げさせることを旗印に掲げて ...
続きを読む »構想力など条件3つ=援協事務局長 山下忠男
2003年1月1日(水) ①二世で社会的地位、人格、教養があり、まわりから認められている人、日伯両語堪能 ②事業に対する構想と実行力、熱意と信念を持ちゆずり合える心、包容力のある人 ③経済的余裕と心煩わせない落ち着いた生活、家族の理解、協力のある人 以上の三つの条件をクリアすることが望ましい。三拍子そろわなくても、これに ...
続きを読む »政治に介入できる人=サ・アンドレー日系連会長 竹本泰二
2003年1月1日(水) リーダーは地元に密着していなければいけません。(団体が)大きなスケールになると、仕事ができない。ブラジルには日本と姉妹都市提携している都市が多いですから、日本とのパイプは重要でしょうね。 日本語、ポルトガル語の能力も欠かせない。アメリカンクラブやドイツの人達も英語やドイツ語を使ってますよ。年齢は、若手 ...
続きを読む »〝日系〟不要、経営のプロを=日語普センター理事 中田みちよ
2003年1月1日(水) まず、日系社会、日伯学園にしろ、名称から日本を取るべきではないかー。 日本的なしつけ、道徳観を継承していくのは素晴らしいこと。しかし、今、世界は一つの時代。世代交代が進めば、何世までが日系なのか、定義も困難だと思う。 例えば日伯学園の検討委員会は、一世中心で会議を進めている。ブラジルの感覚は十分に ...
続きを読む »高い志持つ清廉の士=秋田県人会理事 大槻洋志郎
2003年1月1日(水) 出稼ぎも含めて日系社会の未来を思うときは悲観的になりがちですが、新しく発足する新政権の中枢にも日系人がいるし、ブラジル社会のあらゆる分野で我らの子孫が堂々と活躍しています。彼ら、彼女らの能力たるや一世の比ではないと思います。焼け野原に多種多様の若木が育っているような世相です。 そんな中、日系社会のリー ...
続きを読む »会員の気持の理解者=沖縄県人会第一副会長 与儀昭雄
2003年1月1日(水) これからの日系団体は「日本人だから」といって集まる〃日本人会〃という形ではなく、「カラオケ」「社交ダンス」「ゲートボール」などの特定の魅力をもった団体が主流になるだろう。そのような動員力を持った部門を幾つも抱えた団体のみが生き残る時代になるかもしれない。 リーダーにとって「職業的な成功」や「アカデミ ...
続きを読む »自然に生れ出てくる=京都クラブ代表 花山圭一
2003年1月1日(水) 「何をみんながやりたがっているか」ということ。やりたければ、自然と人は集まるし、その中からおのずとリーダーが生まれる。最初にリーダーがいて、その周りに人が集まるわけではない。目的が違えば、当然リーダーに求められるものも違う。人が集まってくるのであれば、その中に素質を持った人はいるはず。 だいたい日系 ...
続きを読む »今年は戦後移住50周年=7つの行事を用意=実現へ向け実行委が大奮闘=100年祭へのステップに
2003年1月1日(水) 今年、二〇〇三年は戦後移住が始まって五十年目に当たる。戦後移住五十周年記念祭実行委員会(中沢宏一委員長)は昨年から会合を開くなど準備を重ね、様々な記念事業をはじめとするイベントを計画している。「五年後に控えた日本移民百周年への大きなステップにしたい」と語る中沢委員長。関係者は五十年祭を成功させるため、 ...
続きを読む »先駆者の努力に敬意を=中沢委員長全伯参加に期待
2003年1月1日(水) 一九五三年一月に戦後移住が再開されてから今年で五十年。「今日ある日系社会の繁栄は、先駆移住者のたゆまぬ努力の賜物だ」とブラジル戦後移住五十周年記念祭実行委員会の中沢宏一委員長は、先人たちへの敬意を表す。 昨年九月に発足した同委員会は、戦後の混乱期に移住した約五万四千人の移住者だけでなく、日系社会全体 ...
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