数日前に母親をコロナ感染症で失った男性が、携帯電話のワッツアップでピッツァを頼んだ際、店員からの言葉に心癒された話を読んだ。 母一人、子一人で暮らしていた男性にとり、母を失った悲しみや寂しさはどれほど大きかった事か。まして、死後4日では、「とにかく何か食べねば」という思いだけでメッセージを送った事が想像できる。 なじみのピ ...
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《ブラジル》コロナ孤児が約7万人発生=政府が支援策検討=緊急支援金は3カ月延長
連邦政府が生活扶助(ボルサ・ファミリア)の見直しに合わせ、コロナ禍で家計の責任者である親を失った子供達への特別支援を考えていると15日付エスタード紙などが報じた。 15日現在で、コロナ感染症による死者は49万人に達し、あと1週間程度で50万人を超えると見られる。その中で家長を失った家庭への支援も見過ごしにできない。特に深刻な ...
続きを読む »《ブラジル》アラゴアス州で10カ月男児が行方不明=がけ崩れで小川に転落
アラゴアス州で15日朝、がけ崩れ(地滑り)が起き、生後10カ月の男児が行方不明になっている。15日付現地サイトが報じている。 がけ崩れが起こったのはアラゴアス州の州都マセイオーのグロタ・サンタエレナ区で、15日午前6時頃、民家の裏手のがけが地滑りを起こして崩れた。 がけをなだれ落ちた土砂は民家を直撃した上、家の中にいたクリ ...
続きを読む »東西南北
サンパウロ州政府が13日に「16日から50代のコロナワクチン接種開始」と発表したが、接種の最終的な責任者である市の対応は、地域毎に若干異なる。サンパウロ市では14日から50代を対象とした接種をはじめたが、「50代ならどの日でも接種できる」というものではなく、年齢別に日が決められている。14日からは58、59歳、16日は56〜5 ...
続きを読む »特別寄稿=日中戦争とブラジル移民=亡き父の移住の夢果たす=聖州アチバイア在住 中沢宏一
北海道稚内の弟から親父敬助が昭和12 (1937)年、二度目の召集を受け、気仙沼駅での出征記念写真が送られてきました。 私が初めて見る写真で、甲種合格と胸を張っていた父の軍服での勇姿は堂々としているが、いつも明るかった母かねよの顔は厳しく悲痛な表情で、その時の立場を物語っている。 それは長女12歳から娘4人、男子1人の子供 ...
続きを読む »こどものその=すき焼き350食販売で大盛況=力合わせてコロナ禍乗り切る
「前回の『パエリア祭り』に続き、今回も多くの人から連絡をいただき販売することができました。こうやって忙しくできるのも皆さんのおかげ」―社会福祉法人『こどものその』の小田セルジオ会長(63歳・三世)はそう汗を拭いながら笑顔で語った。 6月6日に本年二回目の持ち帰りイベント「SUKIYAKI A MODA DO CHEF」が静岡 ...
続きを読む »JICA横浜=世界最大の日系社会の実像=細川人文研理事が連続講演会
JICA横浜海外移住資料館は日本時間の7月17日(土)の10時から11時にかけて、全3回の連続講演「世界最大の日系人コミュニティの実像~440ヵ所のリアルボイス~」の第1回目「実態とその存在感」を行う。講師は細川多美子サンパウロ人文科学研究所理事。 同連続講演は、人文研が今年1月に発表した『多文化社会ブラジルにおける日系社会 ...
続きを読む »漫画家協会=森本元ソニー伯社長が講演=歴史講座「日本経済の奇跡」
ブラジル漫画家協会(Abrademi、佐藤フランシスコ紀行会長)は、森本昌義(もりもと・まさよし)元ソニーブラジル社長を招き、日本の歴史講座「日本経済の奇跡~ある大企業経営者の視点から~」を6月19日(土)午前9時から10時半にかけてオンライン開催する。 第2次世界大戦後、日本は壊滅的な打撃を受けたが、1960年以降に大きな ...
続きを読む »朝陰499(5月)号発刊
朝陰499号が5月1日に発刊された。「雑詠寿和選」ではスザノ市グァイオ区・堀石凡生「ダリア祭三世達に受け継がれ」、カンポグランデ・渡部チエ「四世市長日語達者で爽やかに」、リオ・デ・ジャネイロ・遠藤甲山「日系の四世強し草相撲」などといった、次世代の日系人の頼もしい姿を感じる句がいくつか見られた。 また、サンパウロ・寺田幸恵「看 ...
続きを読む »『楽書倶楽部』58号発刊=多彩な作風36作品を掲載
日毎叢書企画出版から『楽書倶楽部』58号が6月15日に発刊された。36作品を収録。 村上敞子さん作随筆『金色の音色』では、歌舞伎役者坂東玉三郎が共演する太鼓奏者達へ指導する動画で「音楽という芸術は、文学とつながるものがある」と感じた点が綴られる。 また、栗山舎人さんの『表現とパフォーマンス』は、メトロで見かける物乞いのパフ ...
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