1984年のロサンゼルス五輪でブラジル代表団の監督を務め、南米初の10段を取得した日系二世の篠原正夫さんが5日(土)サンパウロ市内で亡くなった。享年95歳。 篠原さんは1924年12月、サンパウロ州アルバレス・マッシャード市で生まれ、40年にエンブー・ダス・アルテスに移り住み、日本語教師の勧めで柔道を始めた。 7年後に篠原 ...
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中島宏著『クリスト・レイ』第89話
現実に、そのように隠れキリシタンがはっきり蔑視されるとか、差別されるという問題があったわけでもないから、それが移民の動機になったということはないわ。 でも、新しい国を目指すとき、それがブラジルのようにカトリックの国であり、しかも将来に向かって大きく伸びていくような国であれば、私たちにとっては、まあ理想的な世界というふうに映ったこ ...
続きを読む »《ブラジル》コロナ禍=感染者も死者も4週間連続増=10月に減少したが8月並みに逆戻り
【既報関連】新型コロナの感染再拡大が顕著となり、11月29日~12月5日(感染学上の第49週)の新規感染者は4週連続増の28万6905人で8月の水準に、死者も実質4週連続増の4067人で10月4~10日の4211人に次ぐ水準になった。 6日現在の感染者は2万6363人増の累計660万3540人、死者は313人増の累計17万6 ...
続きを読む »《サンパウロ州》1月25日からワクチン接種開始=連邦に対抗して独自計画発表
サンパウロ州政府は7日、中国シノバック社製のコロナバックが正式承認された場合の予防接種計画を発表した。ただし、連邦政府の側は治験中の予防接種ワクチンの緊急使用に関しては、まだ具体的なワクチン名を出ていない。 サンパウロ州政府は1月25日に予防接種を開始する予定だと発表した。第1段階のキャンペーンは1月25日~3月28日の9週 ...
続きを読む »《ブラジル》ボルソナロが投票の手集計復活に固執=トランプが抗議する集計法だが
ボルソナロ大統領とその一派の政治家らが「安全性」を理由に、「次期大統領選挙では手作業の票集計を」と訴え、抗議している。7日付現地紙が報じている。 ボルソナロ大統領一派は、11月に行われた統一地方選の前から、票集計を現在の電子式から手集計に戻すよう訴えており、6日には大統領府前で大統領支持派によるデモが行われた。 このデモで ...
続きを読む »《ベネズエラ》議会選でマドゥーロ派圧勝=7割の国民棄権、国際社会も認めず
6日にベネズエラで国民議会の投票が行われ、国民の7割近くが棄権するという異例の状況の中、ニコラス・マドゥーロ大統領の統一社会党(PSUV)が圧勝し、独裁制が強まることがほぼ決まった。7日付現地紙が報じている。 国民議会の選挙は5年ぶりだが、前回選挙では野党連合(MUD)が109議席、PSUVが55議席で与党が惨敗した。 だ ...
続きを読む »東西南北
11月30日にサンパウロ州政府が、コロナウイルス対策としての外出自粛規制強化を発表した。バーやレストランでの人ごみや、買い物の際の入場者数などの課題はこれまでも浮上していたが、6日付アゴラ紙は、サンパウロ市内のバスターミナルで、「人の混雑」「トイレ前の行列」「清掃されていないトイレ」「洗浄用ジェルの不足」など、初歩的な基本事項 ...
続きを読む »《記者コラム》ブラジル式遺言の書き方
「遺言を残したいが、どうやるのか分からない」――そんな質問が編集部に寄せられた。漠然とそんな不安を抱えている人は多い。そもそもブラジルの場合、どんな場合に遺言が必要なのか。遺言を残さないで亡くなると、どんな遺産配分になるのか。独り身の場合は遺産はどうなるのか。その辺を、知らない人も多いのでは。良く聞く「インベンタリオ(inve ...
続きを読む »SMA市=若き日系二世市議が誕生=市長と共に援協へ挨拶訪問
サンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ(SMA)市の市議に出馬して初当選を果した、渡辺クラウジオ悟さん(二世、38歳、PSD=社会民主党)は、「今日に全力を注げば必ず明日は良くなる。土の下(墓)には何も持って行けないのだから」という座右の銘を持つ。パウロ・リカルド・デ・シルヴァ同市市長と共に11月26日、聖市のサンパウロ日伯援護 ...
続きを読む »JICA横浜=最優秀賞の長村裕佳子さん講演=第1回海外移住懸賞論文で
JICA横浜の海外移住海外移住史料館は、日本時間の12月18日(金)19時~20時に、第1回JICA海外移住懸賞論文の最優秀賞受賞者による講演会「ブラジル日系二世エリートの立候補と投票をめぐる心情と論理-戦後の民主化における1947年選挙を事例に-」をオンライン会議アプリZOOM上で開催する。 最優秀賞を受賞した長村裕佳子( ...
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