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大耳小耳

 頭の中が日本式の〃常識〃でいっぱいの駐在員が、ブラジルの考え方や習慣に慣れることは、ビジネス成功には欠かせない。日本にも「郷に入っては郷に従え」という諺があるが、先進国たる日本の〃常識〃が優先されるのは、よくあること。お客様がブラジル人である以上に、社内の日系人やブラジル人社員とのコミュニケーションは重要だ。でも文化的なズレや ...

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沖縄戦の惨苦――戦争孤児 親富祖政吉=第3回

重い足を引きずって南部方面へと落ち延びる老人や子供たち

▼しまんちゅの志情  そんな時に僕の部落の近所に住んでいた伯母さんが衰え切って寝たままにされていた僕を見て、「あんた、政吉か」と気付いてくれ、立つことも出来ない僕を引き取って自分の家に連れて行ってくれました。  この伯母さんがギギチャーという木の葉を沸騰させたお湯に浸し、僕の身体を拭いてくれました。すると不思議なことに疥癬は急速 ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(63)

 こんなやり方は初年兵の一人が、在郷軍人から教えられたものらしい。初めての入浴日、私は悠々と湯につかり、あがって石鹸で体中の垢を落とした。再び湯につかろうと浴槽に入った。古年兵らしい二人が浴槽にいるだけで辺りを見回すと、同年兵は誰もいない。  あっと、気が付いた。  浴場に入る時だれかが、××二等兵入浴します、というや否や手桶に ...

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《ブラジルサッカー》いよいよ大詰めの国内リーグ=全日程の4分の3を終え、優勝争いは3チームに絞られる。

この日2得点の大活躍を見せた、ダミアン(Ricardo Duarte/Internacional)

 10月13日~15日に、サッカーのブラジル全国選手権1部リーグ第29節が行われた。  上位5チーム中4チームが直接対決した第29節では、首位のパルメイラスが5位グレミオに、2位インテルナシオナル(インテル)が4位サンパウロFCに勝った。  唯一、上位勢との直接対決がなかったフラメンゴも勝利し、残り9試合を残した時点で、優勝争い ...

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「だからボルソナロを支持するのか」=かつてのフランスの名選手がブラジル・サッカー界をからかう

アルゼンチンとの親善試合前日の練習風景(アンマンのング・アブドゥッラー・スタジアムにて、Lucas Figueiredo/CBF)

 90年代のサッカーのフランスの名選手で、マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したエリック・カントナが、ブラジル代表(セレソン)が親善試合をサウジアラビアで行ったことを、ブラジルの時事問題も絡めてからかった。  セレソンは12日にサウジアラビアで同国との親善試合を行い、16日も同地でアルゼンチン代表との試合を行うが、そのことに ...

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《ブラジル》小頭症児の死亡率は3倍=北東部の対応施設増加なし

レシフェ市にある障がい児支援協会で小頭症児向けの運動のさせ方を指導する理学療法士(Sumaia Villela/Agência Brasil)

 妊娠中にジカ熱に感染した妊婦から生まれた子供に小頭症が多発している事が指摘され、保健省が両者の関係を正式に認定してから3年足らず。その小頭症児の死亡率は、健常児の3倍に及ぶと15日付現地紙が報じた。  15年11月から今年7月までに確認された、ジカ熱感染が理由で発症した小頭症児の死は218件に上り、その多くは気管支や肺の炎症が ...

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東西南北

 民主社会党(PSDB)の重鎮、カルドーゾ元大統領は、14日付のフォーリャ紙の取材で、ジャイール・ボルソナロ氏に関して、「私の嫌いな要素が全部詰まっているような男だ」として、大統領選決選投票での支持を全面否定した。カルドーゾ氏は軍政時代に国外逃亡を経験するなど、「民主政治のために戦った」という印象が強い。さらに、ボルソナロ氏から ...

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先没者慰霊碑に正式な管理権=野村市議が仲介、市が県連に=民営化で撤去の危険も

(左から)コバス市長と山田県連会長

 サンパウロ市のイビラプエラ公園民営化計画の検討が進められるなか、権利の所在を明記する書類がないことが懸案事項となってきた「ブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑」。その管理権を明記する書類が今月4日、ブルーノ・コバス市長からブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)に正式に渡された。市長自ら文協貴賓室を訪れ、譲渡式を行った。   ...

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沖縄県人移民塾=『群星』第4号刊行、合評会27日=壮絶な戦争孤児体験も掲載

高安さん、宮城さん、峰井さん

 ブラジル沖縄県人移民研究塾(宮城あきら塾長)が発行する同人誌『群星』第4巻が8月に発行された。日ポ両語。本紙編集部やブラジル沖縄県人会本部にて無料配布中。  今号では、ブラジル沖縄県人移民110周年を迎えて「県人移民85周年記念祭典」を特集。  一世の郷愁を癒すため屋内で親しまれていた琉球芸能が初めて屋外で披露されたのが、85 ...

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JICA横浜=ハワイ日本人移住150周年企画=ハワイ初期移民の歴史と邦字紙

八世代まで広がる明治元年に移住した佐藤徳次郎の子孫(撮影:鈴木啓)2018年(提供写真)

 JICA横浜2階の海外移住資料館で6日から12月24日まで、ハワイ日本人移住150周年記念企画展示『元年者に始まるハワイ移民と邦字紙が果たした役割』を行なう。  1868年に横浜から出航した約150人の日本人がハワイに到着し、日本からの集団移住の始まりとされた。この後、明治維新により江戸時代が終わり、彼らは「元年者」と呼ばれた ...

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